紅い華

第13章:残酷な条件


作:千菊丸さん
 藤原コーポレーショングループは、危機に瀕していた。
 例の、商店街リゾート化計画が頓挫したため、8000万という巨額の負債を抱えてしまった。
 諸兄は会社の危機を救うため、業平の会社に援助を求めた。
「頼む、会社が潰れたら、400万人の従業員が路頭に迷うことになる。必ず返すから、お願いだ!」
 業平は親友の一大事と思い、5000万を諸兄に貸した。
 諸兄は金策のために日夜走り回った。食事もほとんどとらず、睡眠時間は30分しかとらない生活を送っていた。
 金融業者の対応も徹夜でこなした。
 無理がたたったのか、諸兄は職場で倒れてしまった。
 過労だった。諸兄は病院に搬送され、安静を余儀なくされた。
 諸兄の金策の結果、会社は潰れずに済んだが、諸兄には8000万の借金が残ってしまった。
 その8000万は、拓尊から借りていたものだった。
 拓尊は葉巻をくゆらせながら、諸兄に詰め寄った。
「そろそろ返済の期日が迫っているんですがね・・なんとか都合をつけてくださいね?」
「今は無理ですがいつか必ず・・」
「儂は今払えと言ってるんだ!!」
 そう言うと拓尊は葉巻を諸兄に押しつけた。
 諸兄は歯を食いしばって葉巻の熱さにこらえた。
「あなたには未来がある。金策のために一生を終えるのは可哀想だ。この際、あなたの借金を帳消しにしてもいいんですよ?」
「本当ですか?」
 諸兄はベッドから勢いよく上半身を起こした。
 拓尊の目がキラリと光った。
「ただし、条件があります。」
 運命の歯車が、回り始めた。








前回と違ってシリアスな内容になってしまった・・しかも変な文章になってしまった(汗)。
金策に走り回って過労で倒れる諸兄さん。そんな彼に魔の手が。
千寿丸今回全然出てないですが次回は出そうかなと思ってます。
主役だし。
学校生活も書いてみたいので。

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