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眠れるキミに愛の囁きを。 〜僕からキミへ〜
安らかな眠りの中にいるキミの隣で、僕は何を想う?
キミは知らないだろうけれども。
僕はキミに恋をしている。
一方通行の恋を。
僕のことを親友と言ってくれるキミは、
僕がキミに恋をしているとは、思いもしないだろう。
この想いをキミに伝える日は永遠にこない。
だから僕は、僕の想いを胸の内で抱きしめる。
決して表に溢れてしまわないように。
決してキミに悟られてしまわないように。
大切に大切に抱きしめる。
たとえ、この恋が叶わなくとも。
僕はキミの傍に在りつづけたい。
キミの声を聞きつづけたい。
キミの存在を感じつづけたい。
たとえ、恋人にはなれなくても。
キミの親友でありつづけることができれば、それでいい。
キミと同じ時を生きていくことができれば、それでいい。
少しの痛みを伴っても有り余る幸せを、僕は抱えて生きていく。
安らかな眠りの中にいるキミの隣で―――――僕はキミを想う。
End
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