“満天の星の如く地には草木が在る”

2011.11.3〜13 木津川アート 木津川市庁舎エントランス 京都


木津川市の上狛、加茂、木津という3つのエリアで開催されたアート展示は
24ポイントで37人の作家の展示が行われ、全てを見て回るにはたっぷり1日が必要で
そのうえ数々のワークショップやイベントが組み込まれた盛りだくさんの企画でした。
5月の会場下見から作家の製作は始まり、受け入れ側は、会場の清掃お掃除隊に始まり
見守り隊、豚汁隊などさまざまなボランティアが支えるという地域上げての取り組みでした。
木津川市庁舎エントランスに展示するという重責を与えられた私は、木津川市の特色ある産物を
作品の内部にオーナメントとして紹介する事で、この地域への賛歌の心を表そうと考えた。

  

生成り綿布 プラスティック 壁紙他  

12個組み 250cm H ×170cmφ〜105cm H ×82cmφ  





お茶の花 

壁紙 

柿渋染めの柿の花 

相楽木綿 



10月28日市役所の業務終了後、展示作業は 

市の観光課の方々の協力で行われました。感謝! 

相楽(さがなか)木綿--戦前までは綿花の栽培から染色、機織りまで手作業で行われていたそうですが、 現在はすっかり失われてしまったその技術を復元して残そうと活動されている事を知り、 そのまぼろしの相楽(さがなか)木綿の布片をお借りしました。
柿しぶ--青柿を搾り、発酵させて作られる柿渋は加茂町の山の中に工場がありました。 従来の使い方以外に人に優しい素材として様々な活用が試みられています。柿渋で木綿の布を染めました。 1度染めから5度、6度と、繰り返す度、日に干す度に濃い柿渋色に変化していきました。その布で柿の花を表現しました。
壁紙--加茂町にある壁紙工場は布引きの和風壁紙が特徴で、そこで頂いた紙にフォルムを与えもう一度命を吹き込みました。
お茶の花--上狛は昔も今も茶の製造が盛んです。そのお茶の木への感謝の心で白いかわいい花を咲かました。
相楽(さがなか)木綿伝承館 福岡様 柿しぶトミヤマ様 壁紙エリモ工業様 ご協力有難うございました。
!!暑い夏の一日、取材に力を貸していただいた佐藤啓子様 林直様に感謝です。

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横浜アートシャワー

2011/11/23