空気口から室内に取り込まれた気は形を変えて床面へと導かれ
訪れる人と戯れ、やがて又天空へと帰還するというドラマ。
目に見えない存在を形に変え高さ6m 底辺径2.4mのドームをメインに
5個のドームで表現。
CASO A室の高い天井とユーモラスな換気口は
私にとって充分な想像力を書きたてる空間でした。
子供達の訪問は作品自身が喜んでいるかのような生き生きとした表情に変化して、
時折の鈴の音が心地よく来訪者と戯れる様を伝えていました。
今回の個展は、広さとスケールの大きさではまたとない会場でしたので、
展覧デザイン室の田村氏のデザインで作品集として出版する運びとなりました。
まだ発行予定日は決まっていませんが、乞うご期待です。