[[[ 勤労は美徳? ]]]

概要

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このページでは「勤労は美徳」という考え方についての私の考えを記述しています。

詳細

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「勤労は美徳」=「働かないやつは悪」って風潮ありませんか?
まるで長時間働いてる方がえらいみたいな感じで、定時で帰ると白い目で見られるみたいな。

私が以前に勤めていた会社がそうでした。
仕事が早く片付いたからいつもより早く帰ろうとすると、「今日は何かあるのか?」

何か無かったら定時に帰ってはいけないんかい。

そして、ちょっと早く自分の仕事を終えると、ほかの人の仕事まで回される。

そんなわけで有給でさえ何らかの正当な理由が無ければ取れないという始末。

失業対策の方法の一つとしてワークシェアリングの導入が検討されているようですが、おそらくこのような調子では成功しないでしょう。

「勤労は美徳」→「働いているやつが偉い」→「働かないと存在価値が無い」→「働く時間が少なくなる=存在価値が少なくなる」→「自分の仕事は他人とはシェアできない」

こういう図式が成り立つのではないか、と思うわけです。



そろそろこういう考え方はやめるべきなのではないか、と私は思います。

日本が年に数十パーセントという経済成長をしていた時代はそれでも良かったでしょう。仕事をすればするほど日本全体が成長していたのですから。

しかし、そのような時代はとっくの昔に終わっています。
そのため、誰かが仕事をすればするほど、ほかの人の仕事を奪うという状態になっているのです。

ですから、「勤労(のみ)が美徳」という価値観とは別の価値観がこれからの時代には必要となってくるのではないかと思うのです。

例えば、

A - 住宅ローンを抱え、がむしゃらに仕事をし、休日は家で寝ているだけ。
B - フリーターで最低限の生活と趣味のサーフィンをする分のお金だけを稼ぐ。

というのでは、どちらが良いでしょうか?

たぶんこれまでの基準では A の方が良いということになるでしょう。
でも、そろそろ B のような生き方を認めても良いのではないでしょうか?

「勤労は美徳、遊びも美徳」

そういうバランスが取れるようにならなければ、日本はつまらない国になってしまうのではないかと思います。