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7月27日
CLファイナルからほぼ2ヶ月
現実逃避と夏バテが重なり、オフシーズンなのをいぃ理由にサボっておりましたが
この度ジラルディーノのミラン移籍が決定
嬉しさのあまり日記など書いてみようと思いました・・・・・長いですよ(2回分ありますんで)

さて、まずは(つーか今更)CLファイナルでの3失点の件
何度かビデオを見直しての勝手な結論ですが・・・
以前から個人的にはうすうす感じていたミランの弱点がようやく形になった感じです
ちょっとCLでの強豪相手の失点シーンを挙げてみましょう
ファイナルでの3失点中、ジェラードとスミチェルの2点
PSV戦での朴とコクのゴール
あとは、GLバルサ戦のエトーのゴールシーンでしょうか
それからマンU戦(1st)でのフォーチュンとスコールズの惜しいシュートも思い出してみてください
(PKとロナウジーニョのスーパーゴールは除く)
これらを大まかに分けると、ミランの失点(&危険な場面)は
1、ミドルシュート
2、2列目からの飛び出し
の2つに分類できます

もうお分かりですね?
つまり、ミランは「中盤の底が弱い」のです
以前から「ミランは大型FWには強いが俊足系のFWに弱い」と言われていましたが、これも根拠は同じです
例え相手がヴィエリだろうがアドリアーノやニステルローイだろうが、ミランの最終ラインはそう簡単には崩れませんが
その最終ラインの手前の部分が致命的に弱い
つまり、ピルロです

現ミランの中心がピルロであることはもはや常識ですが、同時に弱点でもある皮肉

よくガットゥーゾが「二人分の守備をする」と表現されますが、彼が得意とするのは対人守備(当たりに行く)
つまり自分からボールホルダーに向かって行く守備です
運動量的には2人分とも言えますが、体が二つあるわけではない以上
安易に飛び込んでいってアッサリかわされれば意味はありません
それに対してピルロはパスコースを押さえる「動き回らない守備」
確かにパスカットには有効な守備スタイルですが、もしボールホルダーが「パスを出さなかった」
(もしくはピルロの想定していたパスコースにボールが出なかった) 場合
相手に詰めきれてない、微妙に中途半端なスペースを与える事になります
そしてそれは、ボールホルダーがシュートを撃つにも、中盤の選手が前線に飛び込むにも十分なスペースになっているのです
普段は高いDFラインやガットゥーゾ&セードルフのフォローで目立たないようにはなっていますが、
欧州のトップクラスとの戦いとなれば流石に限界があります

確かにミランのCB陣は強い・・・恐らくは世界でも1,2でしょう
しかし、いやだからこそ、その守備陣に真っ向から勝負するのは「愚」です
手ごわいとわかっている以上、対峙する時間を可能な限り短く、かつ予測し辛い後方からの飛び込み
意図的なのか偶然なのか、これがミランから点を取る最良の方法のようです

しかし、いくら弱点といっても2点3点と崩れるのはナゼか?という疑問も出てくるでしょう
これも上記の弱点を踏まえた上で説明がつきます
相手中盤の選手が前掛かりに攻勢に出る場面・・・それはミランが勝っている場面です
そしてもう一つ、ミランから1点をもぎ取る事です
04-05のCLに限れば、ミランが失点を許しながら勝った試合はサンシーロでの対セルティック戦(3−1)のみです
それ以外の失点試合(バルサ・PSV・ファイナルの3試合だけですが)は全て負けています
まずは1点を取ってチーム全体を勢いづかせる事・・・これが一番大事です
勢いづかなければ中盤の選手の攻撃参加はそう激しくありません
(逆に守り勝負になればなんだかんだでミランは強い)
そしてサンシーロ以外のスタジアムで、熱狂的なファンの大声援を受けながら果敢に戦えば・・
ミランを打ち負かす可能性は充分に出てくるということですね

ファイナルの敗因はもちろん他にもあります
シェヴァの動きは精彩を欠いていましたし、不運なシーンもいくつかありました
シーズン終盤のヂダの不調も見逃せませんし、ガットゥーゾのプレイには突っ込みどころアリ過ぎです
アンチェロッティには戦略的にも戦術的にも納得できない点が多々あります
しかし細かい事を並べても、もう終わったコト
新シーズンで改善される事を期待します

さてその新シーズンへ向けての移籍市場、ミランは例年に無い素早い対応をみせています
悪夢のようなファイナルの翌日、ラツィオ移籍がほぼ決定していたフォーゲル(フリー)をかすめ取ると
シーズン途中からウワサになっていたヤンクロフスキも獲得
一方、出場機会を求めてブロッキ・ドラソー・アッビアーティ・パンカロが退団
それを受けGKエレフテロプーロスをフリーで獲得
移籍濃厚と言われていたアンブロジーニとカラーゼの残留決定
さらにはインテルと契約解除していたヴィエリも入団
そしてこの度、ジラルディーノの獲得に成功しました
(FW過多のためトマソンが移籍してしまいましたが・・・)
まだ移籍期間は1ヶ月以上ありますが、個人的にはジラルディーノ獲得で一応成功だと思っています
ジラルディーノはぜひとも欲しい選手でした

理由の一つは、「年齢」です
昨季は確かに無冠に終わりましたが、現ミランは明らかに世界トップクラブの一つだと思います
攻撃陣にも守備陣にもタレントを揃え、戦術的にも高いレベルにあり、クラブの規模的にも世界屈指です
しかし・・・チームとしては残念ながら今がピークでしょう

以前から言われている守備陣の高齢化・・・
現在のパフォーマンス的には不満は少ないですが、2.3年後を見据えるとかなり厳しいと言えます
特にカフーとマルディーニ
両者とも衰えを隠せないながら、現状ではまだまだ充分な動きを見せてくれます
しかし、それゆえに「後継者が育たない」と言う問題も解決できていません
現メンバーのうち若い部類に入るカカ・ピルロ・ガットゥーゾや、選手寿命が長いDFのネスタに関してはあまり心配もしていませんが
その他のメンバーが2年後、どのようなプレイを見せてくれているのか・・・楽観的には考えられません
「2年後なんて、まだまだ先の話」と思われるかもしれませんが、
マルディーニがオールド・トラフォードでビッグイヤーを掲げたあのときから
早くも2年がたってしまいました

そんな中、カカと同じく82年生まれのジラルディーノの加入は朗報です
将来、選手の世代交代が進むであろう中
その柱の一本となるような活躍を期待します

もう一つの理由は「プレースタイル」です
昨季はピッポが怪我・トマソンが不調にあえぐ中、ミランを救ってくれたのはクレスポでした
そしてその多くは「ゴール前の絶妙な位置取りからの少ないタッチのゴール」です
これは、不動のエースとも言うべきシェヴァが「(ドリブルを含め)ボールを持ちたがる」場面が多いコトと対照的です
個人的には、この二つのタイプのFWが揃う形こそが2トップの理想形だと考えています
(本当は両方の特徴を高いレベルで持ち合わせた2人のFWが理想ですが・・・ファンバステンが2人必要です・・・)
簡単に言えば、「シェヴァやカカがボールを前線に運んだとき、ゴール前で誰かが待っててくれた方が点は取り易い」ってコトです
ミランは前線の三人(2トップ+カカ)以外は「得点力が有る」とはお世辞にも言えません
そのうえシェヴァがボールを持ってサイドに流れてしまった場合、ミランの得点力は半減すると言っても過言ではないでしょう

そこで必要とされるのは「守備をしなくてもいい"強い"センターフォワード」です
(俗に言う「DFを背にして後ろ向きにボールを受ける選手」)
本来ならばピッポに期待するべきなのでしょうが、年齢やコンディション等の問題
プレースタイルの違いもあります(ピッポは"巧い"ですが"強く"はありません)
そうゆう意味での「ヴィエリ獲得」は、個人的にはアリだと思いました
近年の評価は確かに良くないですが、数字だけ見れば
03−04 22試合(スタメン18) 13得点(2PK)
04−05 27試合(スタメン19) 13得点(2PK)
04−05クレスポ:28試合(スタメン24) 10得点
昨季のクレスポより上です
しかも昨季のゴールした相手が素晴らしい! (数字は得点数:PK除く)
ウディネ1・ユーヴェ1・メッシーナ1・シエナ2・リヴォルノ2・サンプ1・パレルモ2・ブレッシャ1
「・・・ユーヴェ以外プロビンチァじゃ?」と思われるかもしれませんが、
そのプロビンチァ相手にミランは苦戦し続けたことを思い出してください(&ユーヴェからも無得点)

しかしそのヴィエリも年齢・怪我がネック
結局は「ジラ来てくれぇ涙」状態は変わりませんでしたが、それもようやく決定
若いイタリア人のセリエA経験者と言うことで
年齢・実績・言語・文化・将来性に問題の無い、最高の補強です
と言ってもやっぱり1年目
最初はなかなか上手くいかないでしょうが、長い目で見ることにしましょう

あー早く夏が終わらないかなー
3月2日
少し遅くなりましたが、デルビーのレビューです
まずはスタメン
トルド
サネッティ コルドバ ミハイロビッチ ファバッリ
ザネッティ カンビアッソ
ベロン              スタンコビッチ
マルティンス ビエリ

クレスポ
ルイコスタ カカ
セードルフ ピルロ ガッちゃん
カラーゼ マルディーニ ネスタ カフー
ヂダ
インテルはアドリアーノが先発と思われていたのですが、実際はビエリとマルティンスの2トップ
さらにレコバさえベンチ外
一方でGKトルドは高熱(インフルエンザ)を圧しての出場
対するミランは4日前のCL戦とまったく同じスタメン

「インテルとミランは戦術的にも技術的にも互角だと思う」−カルロッティ
「両チームのレベルは互角。違うのはここ数年間の結果だけだ」−マンチーニ

結果はカカのゴールで0-1の勝利
01-02から続くデルビーでのミラン無敗は継続されるものとなりました
(インテルホームに限定すると96-97に3-1で敗れて以来負け無し)
しかし、支配率もほとんど差が無く、内容が良かったのはインテルの方です
唯一の得点シーンも、コーナーキックのこぼれ球をカカがコースを変えてのモノ
ちょっと細かく見てみると、
@セードルフから縦にロングフィード、セルジーニョが反応しエリア内で受けようとするがベロンがブロックしエンドラインへはじき出す
Aコーナーキックの直前、ベロンを下げエムレを投入
試合開始からのベロン自体の動きは非常に良かったですが、ちょっと熱くなっていたようです
52分のクレスポへのファウルでイエローの他、ラフプレイが目立ち始めており、
2枚目のイエローを心配しての交代かも・・・(直前のクリアの場面で足を少し痛めたようにも見えます)
Bエムレ、ゴールマウス内右ポスト側に立つ
コーナーキックの場面では、ルール上オフサイドはありません
そのため2人の身長の低い選手が左右のポストに付いてゴールマウスをせばめ、
身長のある選手はエリア内でハイボールを競るのが常識です
この場面では右にエムレ(170p)、左にザネッティ(180p)でした
Cセルジーニョが左コーナーからキック、エリア内でコルドバがヘッドでクリア
ちょっと小さくて画面では判別し辛いですが、左足で蹴っているのでキッカーはセルジーニョだと思われます
エリア内で競ったのはマルディーニ(186p)とコルドバ(173cm)
身長差13センチを考えると、競り勝ったコルドバの身体能力に驚かされます
Dボールは下がり目に居たガッちゃんの目の前へ、バウンドを確認しダイレクトでシュート
軌道上のカカが右足でコースを変え、トルドの逆を突きゴール
問題の場面です
といってもオフサイドではありません。カカより後ろにエムレが残っていました
Cの場面でコルドバがクリアした瞬間にザネッティはラインを上げようと走っていますが、 エムレが動いたのはガッちゃんのシュート時でした
その差は僅か2秒程度・・・シビアな世界です

では何が問題?
試合後のコメントをいくつか拾って見ます
「幸運は勇敢な者に味方する」−カルロッティ
「不運にも一つのプレーで試合が決まってしまった。しかしこれもサッカーだ」−マンチーニ
「ミランには運があっただけだ。が、それもサッカーには重要な要素だ」−ベロン
「インテルの方が良いサッカーをした。でも僕らの方が幸運だった」−カカ
「幸運なだけだ、と言う人もいるが、我々はソレを手にする働きをした」−マルディーニ
「幸運だって探しに行かなければ得られない」−ネスタ
インテルペースの試合内容やゴールシーンの場面などから、カカのゴール(=ミランの勝利)は幸運なモノと見られているようです
事実、このようなコメントも見られます
「引き分けが妥当な結果だったように思う」−ミランオーナー・前会長・現イタリア首相 シルヴィオ・ベルルスコーニ

正直、個人的にもラッキーなゴールだったと思います
しかし、それは同時にいくつかの要因が組み合わさって生まれた幸運でした
ゴールシーンを注目して見ると・・・まずはエムレ
失点の場面で彼の動きが責められるのは仕方が無いともいえます
(そして失点後、彼は責任を感じたからかがむしゃらな動きを見せていました)
しかし、あの場面でエムレを投入したのは監督であるマンチーニであるのも事実です
元々途中交代には「流れを変える」的な要素があります
つまり、もともと「なんらかの流れが存在している」わけです
途中出場の選手がその雰囲気に慣れるには時間が必要なのは当然であり、マンチーニ自身もそれは理解していたはずです
しかも世界でも有数の同都市対決であるミラノデルビー
そのプレッシャーたるや傍観者である我々には計り知れないものでしょう
85分に投入されたファンデルメイデが、なんでもないトラップをミスした(87分)コトにも表されていると思います

コルドバのクリアボールがガッちゃんの目の前にこぼれたのも幸運でした
それは理想的な(ガッちゃんの予想通りの)軌道でバウンド、ダイレクトシュートも枠に飛んでます(トルドは完璧に反応してました・・・流石)
最後のカカのタッチは偶然ではありません
彼はしっかりボールを見ていますし、タッチも「当たった」のではなく「当てた」ものです
(掲示板には「当たった」と書きましたが・・・ゴールシーンを繰り返し見てこの結論に達しました。スイマセン)
もちろんガッちゃんはカカのタッチを期待してシュートしたわけじゃありません
カカはシュートを見た瞬間にあのプレイを思いついたのでしょう
この場面は褒めるべきです

そのカカですが、試合の大部分ではまったくというほど活躍できていませんでした
中盤のカンビアッソとザネッティによる緻密な守備―この点についてちょっと書きたいと思います
現在のミランを止める作戦として「ピルロ封じ」があると以前 (11月11日) 書きましたが、
実はもう一つ「カカ封じ」というモノもあります
(我ながらなんとかならんのかこのネーミングセンス)
しかしこの「カカ封じ」・・・ほとんど成功しないんです
最近では昨年末の対フィオレンティーナがそうでした(結果は6-0でミラン圧勝)
先日のマンU戦でもガリー・ネビルがカカを相当意識してるように見えましたが、失点はカカとは関係ないカタチから生まれました
ピルロのゲームメイクの一つに「前線のスペースに味方を走りこませるフィードを出す」という技術があります
そしてこれに一番反応できているのはカカとシェヴァです
そしてシェヴァが負傷離脱の今、このフィードを生かせるのはカカ一人とも言えます
カカ自身のスピードやテクニックの高さによりこの「カカ封じ」は至難を窮めますが、インテルは見事にこなしていました
中盤のクォリティからくる自信からか、ライバルチームとしてのプライドなのか、
それともタダの偶然なのか
ピルロにはある程度の自由を与え、同時にインテルの攻撃陣にも守備の負担を無くす
逆に2列目のカカ&ルイコスタを封じ、クレスポを孤立させる
クレスポは優秀なストライカーではありますが、一人で試合を決めるタイプの選手ではありません
開始直後の4分にはカカとルイコスタによるゴールチャンスがありましたが、その後は3人ともほとんどまともに動かせてもらえませんでした
それは36分にカラーゼが負傷、セルジーニョと交代しても大きく変わりません
このカラーゼ→セルジーニョはカルロッティの予定にあったと思われます(ただ負傷により時間が早まっただけ)
そのためこの試合の戦術には影響は少なかったですが、CL2ndレグを見据えた戦略的には大ダメージになりそう・・・早期回復を願います
ミランは中盤の底あたりでパスは回せるがシュートにすら持ち込めない状況
ボールキープ時間はほとんど同じでしたが、インテルのプレイには濃い内容と高い危険度がありました
(スタンコビッチが不調だったのは助かりました)
(65分にルイコスタをビリーさんと交代 セルジーニョを2列目左、ビリーさんを左SBに)
しかし先制したのはミラン
奇しくも攻撃の中心ベロンを交代させた直後の失点とは皮肉なものです
これでミランは無理に攻めなくても良い展開、逆にインテルは無理矢理にも攻めなければならない状態になりました
80分にマンチーニはとうとうアドリアーノを投入、それも2トップを残したままカンビアッソとの交代です
インテルの前線は強化されましたが、守備面ではあきらかにマイナスです
(ほぼ同時にセードルフ→アンブロジーニとミランは守備固め)
さらにその後85分、今度はウィングのファンデルメイデがザネッティに代わり出場
この時点でのインテルの布陣はこうなりました
アドリアーノ  マルティンス  ヴィエリ
ファンデルメイデ          スタンコビッチ
エムレ
ファバッリ ミハイロビッチ コルドバ サネッティ
トルド
中盤はエムレ一人、もはやカカのマークもできません(してる場合じゃないですけど)
これで逆にミランの攻撃が活性化し、カカのドリブルが目立ち始めたのも皮肉なものです
終盤は完全にシーソーゲームとなり、インテルは強力な攻撃陣とチャンスを生かせないまま試合終了
得点を意識するあまり、メンバーを攻撃的に代え過ぎた感のあるマンチーニ
結果的には勝ったものの、勝つために何もしなかったカルロッティ
ビッグマッチにしてはちょっと戦術的な見所がない試合になってしまいました
ちょっと贅沢ですかね
2月25日特別版
CL決勝トーナメント1回戦1stレグ
マンチェスター・ユナイテッド 対 ACミラン
Red Devils VS Diavolo Rosso

気温はマイナス2度  雪のちらつくオールド・トラフォード
キャロル
G・ネビル ファーディナンド ブラウン エインセ
ロイ・キーン
スコールズ  フォーチュン
C・ロナウド  ルーニー  ギグス

クレスポ
ルイコスタ  カカ
セードルフ ピルロ ガッちゃん
カラーゼ マルディーニ ネスタ スタム
ヂダ
スターティングメンバー発表は上記
(しかし試合開始直前の練習でスタムがハムストリングを痛め、急遽カフーと交代)
「(普段のセリエのように)我々がゲームを支配する」−カルロ・アンチェロッティ

結果はいまさら隠す必要もありませんね
クレスポの貴重なアウェイゴール(78分)で0-1ミラン勝利
結果だけ見ると「ビッグチーム同士の対戦が最少得点で決着」と、ありきたりな様に見えますが
その内容は異常とも言えるほど緊迫した、超ハイレベルな試合でした
以下に自分なりに気付いた点を(前回と比べながら)挙げてみようと思います
なお、細か過ぎるトコまで説明するつもりなんで、ウザがらずにお付き合いください

まずスタメン
前回書いた予想通り・・だったが、スタムの故障でカフーが右SB
これには正直ちょっと面食らいました
今のマンUの何が怖いって両サイドを使った速いカウンターが怖い
そのため、オーバーラップを控えて守備面でも計算できる左カラーゼ&右スタムのつもりだったんでしょうが、
土壇場でプランの変更を余儀なくされた状態
しかもカフーは土曜のカッリャリ戦で全開フル出場(このプレイを見てカフー→CLベンチ&デルビースタメンと予測した)
いかに「鉄人」と言えど、この強行軍はどうか?
しかしもっと面食らったのはマンUのフォーチュン
2列目の左(古い言い方ならインナー)に起用されたのですが、(個人的に)この選手はミランでのセルジーニョに相当する選手だと思っています
足が速いレフティで、EU外国籍のサイドアタッカー
ギグスとCロナウドだけでも頭痛いのに、更にハイスピードドリブラーを増やして来るとは・・・
流石はSir・アレックス・ファーガソン
しかし左サイド(ミランから見れば右)なのが不幸中の幸い そちらにはガッちゃんがいる
彼が集中を切らさずにいてくれれば、まだ対応できる範囲内だ
それでも両翼のギグス&Cロナウドの怖さは変わりません
前回にも書いているが、両者の本当の怖さは「左右関係無し」という点にあると思います
基本的には左利きのギグスが左、右利きのCロナウドが右のポジションを取るが、
カウンターの場面などになるとそんな概念など消し飛んでしまう
特にCロナウド 彼はボールを持つとそれがどこだろうが相手ゴールに向かって一直線
(事実、昨年のEUROのポルトガル代表では右フィーゴ左C・ロナウドの布陣も見られた)
あえて例えるなら「カカが両サイドにいる」と思えばわかりやすいでしょうか?

さてミランに戻ると・・・
まずはクレスポの1トップ
登録されたFWが2人とわかったとき(21日)にこの布陣は予想できました
(実は前回の時点では「ピッポ、ベンチ入りの可能性大」と聞いていたのであえて2トップの予想にしていた)
おそらくカルロッティは早くからこの4-3-2-1の形を決めていたと思われます
中盤の人数を5人にし、少ないタッチで早くボールを廻す・・・結果ボールポゼッションが高くなる
これが最初に挙げた「ミランが試合を支配する」発言につながっているワケですね
中盤の5人+カラーゼによるやや左サイド寄りのパス回し
当初の予定ではこれにスタムも加わって中盤の左右を大きく使ったパス交換のつもりだったと思われます
実際カフーがハーフラインより手前に居る時にはそのような場面も見られました
このパス回し・・・傍目から見るとノラリクラリとかわしているように見えますが、回す方も獲りに行く方も真剣そのもの
ほとんどのパスが3タッチ以内、ところどころでルイやセードルフがキープ&ドリブルでリズムを創る
逆にむやみに突っ込むとピンチを招きかねないマンU
ココに来てスタメンの編成が裏目に出てきました
フォーチュンを起用したため、中盤でプレス&チェックをしっかり出来る選手がロイ・キーン独りだけ
スコールズ&フォーチュンや両サイドも時折下がってプレスに参加するが、
スライディングで飛び込んでくるほどではなく「コースを消す」程度の動き
こうして中盤の支配権を手に入れたのはミラン
しかし、このような展開も予測の範疇だったのか、それとも流れ的にそうなったのか、
マンUのディフェンスラインはかなりの深さ
ディフェンスラインを深くすると
@ オフサイドがとり辛い
A 守備ラインからFWまでの距離(コンパクトライン)が長くなりスペースが生まれやすい
などのデメリットがありますが、同時に
@ ゴール前にDFを置くことでペナルティエリア周辺のスペースを確実に埋める
A オフサイドルールの適用(*)により、相手のコンパクトラインも長くさせる
*GKを除くフィールダー全員がハーフラインを越えて敵陣にいる場合、オフサイドにならない
などのメリットもあります
結果、ミランとしては「中盤でパスはつながるが(スペースがある)、そこから前に進めない(ゴール前が固い)」状況に陥ることになりました
あえて言うならセリエでプロビンチァと対戦する状況と似ているとも言えますが、
カウンターを食らった場合の危険度は比較になりません
11分 左サイドを一気に駆け上がったフォーチュン
コーナーフラッグ手前でネスタを大外マクリで直角に抜き去るとゴール前フリーのスコールズへパス
1トラップして右足でシュートを放つが、ポスト左へ外れる
このときスコールズは素直に撃たず、あえてカーブをかけてサイドネットを狙うようなシュートを試みたと思われます
(実況解説でも言ってた・・・ハズ)
軸足がスリップしたかタイミングがずれたかわかりませんが、本来ならこの状況で外すような選手ではありません
30分 後方からのロングフィードをネスタがクリアしようとしてハイキック
これが結果的に走り込んで来たギグスに対するファウルになり、イエローカード
この場面も「もし抜けていたら1点」の場面
ネスタの対応が一瞬でも遅れていたら、失点orレッドカードの可能性もありました
37分 ミランの攻勢から一気にマンUのカウンター
右サイドをCロナウドが高速で突破、中央のフォーチュンにスルーパス
スリップからかトラップに手間取り、それでも強引に放ったシュートはループ気味にゴールへ・・・しかし右ポストギリギリながら枠の外
このシーンもミランにとっては幸運でした
もしボールが足元にキッチリ収まっていたら、高確率で失点していたと思います
結局前半は0-0で終了

後半の序盤は逆にマンUペース
そして63分、ついに「エースストライカー」ファンニステルローイ投入
ナゼかCロナウドと交代させるファーガソン
結果的にこの交代は失敗だったのではないか?と思えます
もちろん負けている状態で(故障明けとはいえ)ニステルローイを投入することには異論はありません
ただ前半から得意とするドリブルでいくつかの見せ場を作ってきたCロナウドを下げる理由が見つからないのです
(あえて言うならクロス精度?)
ここでルーニーかフォーチュンを下げていたなら、この後の展開も大きく変わったのではないでしょうか?(これも結果論・・・)
この交代も含め、60分過ぎからジワリと試合は動き始めます
63分 ゴール前正面でボールを受けたルーニー 対するはマルディーニ
強引に振り向いてシュートを撃つが、ボールは大きく枠の外へ
実はこの場面、マルディーニがルーニーのユニを下に向けて引っ張っています(ノーファール)
恐らくは振り向く瞬間に引っ張ってバランスを崩させたと思われますが、あの状況あの場面あの場所で瞬間的にソレが出来るマルディーニを素直にすごいと感じました
68分 相手エリアにドリブルで侵入を試みたカカ
しかしペナルティライン上あたりで左SBエインセが足を掛けカカは転倒
審判からもブラインドになっていたらしくノーファール
ドイツ系の父親とイタリア系の母親を持ち、スペイン・ポルトガル・フランスそして現在イングランドでプレー経験を持つ
26歳のアルゼンチン代表DF、ガブリエル"ガビー"エインセ
自陣でカフーをミラン中盤のパス回しに参加させなかったのは、間違いなく彼の功績です
DFとして必要な当たりの強さに加えチャージ・プレスのタイミングも良いし、(パス・ドリブルの)コースを切る動きが素晴らしい
お陰でカフーはボールを持っても思うようにパスが出せず、サイドを駆け上がってクロス↓
中央で相手DFに跳ね返されるor誰にも合わずに左に流れる
(カウンターを警戒してカラーゼが下がっている場面が多く、波状攻撃につながらない)などと、守備での貢献ははかりしれません
70分 中盤右で後ろ向きにボールを受けたニステルローイ
すかさずピルロがプレッシング(腕をつかむ強引なチェック・・・ノーファール)
流石に「強さ」には定評あるニステルローイ、そのままピルロを引きずるようにターンして前方左サイドにフィード
しかしピルロが稼いだわずかの時間でDFラインを上げ、ギグスはオフサイドになる
この試合でマンU唯一のオフサイド
ミランの中盤と守備陣の連携&集中力がハッキリ現れた場面だと思います
74分 エリア右手前でルイコスタがボールを持つ
パスを出すかのように一回ルックアップをするが、そのままドリブルで切り込んでシュート
しかしゴール左に大きく外れる
75分 ルイコスタからパスを受けたカカが右から中央へ真横にドリブル突破
ゴール前中央へ鋭いスルーパス
クレスポが左から抜け出しなんとかボールに追いついてシュートするが、これも大きく枠外へ飛ぶ
この2つの場面自体はたいした意味はありません
個別に見ると、選手個人による単純なシュートミスです
しかしこの直後の得点シーンで大きな意味を持ちます
78分 @中央のルイコスタから左前にいるカカにショートパス
 (同時に自らもエリア内に走りこむ)
Aカカが中央にわずかに持ち込み、ルイコスタにリターン
Bルイコスタがワンタッチでボールをはたき、左外のセードルフへ
C詰めて来るスコールズをワンステップで交わすセードルフ
 (ここで至近距離のフォーチュンがプレスに来ない)
D一度ボールを止めて右足で強烈なミドルシュート
 (正面でGKキャロルが受けるもキャッチのタイミングを誤り、前にこぼしてしまう)
Eクレスポが飛び出し、こぼれ球を蹴り込みゴール
 (ルイコスタも同時に走りこんでいた)
@・Aは75分の場面と共通点があり、マンUDFも一瞬カカのドリブルコースを消しに来ます
そこでカカはルイコスタにリターン、今度は74分と似た状況になります
慌ててシュートコースを消そうと動くDF陣、しかし今度はセードルフへダイレクトパス
スコールズのチェックをすんなりやり過ごすと、相手のリアクションを待つようにボールをストップ
ここで本来なら一番近くのフォーチュンが素早くプレスに行くべきなのですが、
(彼が動くと背後のルイコスタやカカへのパスコースが開いてしまうため?)動かず
逆にシュートコースが開いてしまい、ゴールにつながるミドルとなりました

この失点を受けフォーチュン→サア(3トップ)、ガリー・ネビル→シルヴェストルと勝負に出る マンU
投入直後のサアの惜しいシュート(81分)もありましたが、ココから後は完全にミランペースでした
「この試合でゴールを決めたい」と言っていたカカ
シルヴェストルのミスパスを拾ってのシュート(81分)やエリア右外からのミドル(85分)など
攻撃の手を緩めません
気温マイナス2度の中、半袖で走り回ったカフーもまだまだ元気
85分に右サイドを飛び出しすぎオフサイドになってます(これがミラン唯一のオフサイド)
ミランの交代は84分ピルロ→アンブロジーニ、87分カフー→ビリーさん、90分カカ→セルジーニョ
と全て守備的なもの(状況を考えるとやむを得ず・・・か)
90分にニステルローイの強烈なヘディング(枠外)もありましたが
最後の数分は常識どおりボールキープで逃げ切り
ミランが貴重なアウェイ戦での勝利を挙げました

「超守備的な展開になる」という自分の予想は大ハズレでしたが、表(プレイ内容)も裏(心理的駆け引き)も高レベルな試合を見ることができ、しかも勝利できたので大満足です
ボールホルダーへのチェックの早さ、絶妙な攻守の切り替えのタイミング
ミランが見せた正確かつ速いシンプルサッカー
マンUの選手が試みた状況打破のための難易度の高いプレーの数々・・・
今回の対戦結果は、僅かにミラン側に幸運の天秤が傾いただけです
(とても大きな「僅か」ですが)
両チームの間に大きな差はありません

この試合を見て「つまらない」「くだらない」「点が少ない」なんて言う人がおられましたら、これからサッカーを見る事をヤメるようオススメします(特にセリエ)

次は3月8日 場所はサンシーロ
「突破確定」と言われていた昨季のデポル戦の二の舞は、ゴメンですよ

2月20日
CL再開ってことでヒサビサに日記など(つっても2ヶ月サボってました・・・もうコラムに改名するかな)
ちょっと今回は長くなりますよ
一応何度か書こうと思ったんですけどね・・

まず年始に新年の挨拶を兼ねて
でもプレミアと違って年末年始は試合が無いし、冬のメルカートも動きなさそうだったんで結局パス

次に1月6日のセリエ再開レッチェ戦の後(5-2で勝利)
この試合でトリプレッタしたクレスポですが、その3点が3点とも「泥臭いゴール」でした
(良いとか悪いとかの問題じゃなく)
自分がポストにぶつかりそうになったり、ボールと一緒にゴールに転がり込んだり・・・
得点王を獲った00-01(ラツィオ)ではもうちょっとスマートな点の獲り方をするFWと思ってましたんで、
その辺のプレイスタイルの変化について書こうかと・・・
ラツィオ時には両足が使えるストライカーが、インテルでは他のFW(ビエリ・レコバ)を生かすFWに変化
(クレスポが2トップの片方として出ると、インテル全体の得点力がUPしているというデータもある)
現ミランでは前線のつなぎ役としてはシェヴァがいるため、再びストライカーとして
・・などを書くつもりでしたが、次のパレルモ戦からサッパリになったのでこれもパス

それから2月6日のラツィオ戦(ロスタイムの逆転弾で2-1勝利)
珍しくカルロッティが試合途中にゲームプランを(4-3-1-2から3-4-1-2)大幅に変えた試合で、しかもその采配がズバリ的中の逆転勝利
欧州(CL)ではサッパリ通用しないミランのポゼッションサッカーですが、
それでも「攻撃的な」と表現されるのはスタメンの起用自体にあると思ってます
手持ちの戦力で最も攻撃的な編成でスタートするのがカルロッティのクセ
よって交代要員にはスタメンより守備的な選手が多く、相手にリードされた状況を打開する術が少ないのです
もしミランに点が欲しい場合、カルロッティが打つ手は大抵以下の3つです
1:FWの交代
(スタメンで無い場合はカカも含む)
2:MFの交代
(ヘディング要員のアンブロジーニ投入や、ガッちゃん・セードルフ・ドラソーの内ベンチの選手を投入、カカとルイコスタの交代など)
3:左SBをセルジーニョに交代
一見問題なく普通の対応に見えますが・・・
よく見るとコレ、他のチームなら必ず試みる手段がありません
それは、「FWの枚数を増やす(攻撃的な選手を入れる)」です
1点の重さを身にしみて理解しているプロビンチァなら当然、
最近では国内のライバルであるユーヴェ・インテルですら3トップを(場合によっては4トップも)使ってきます
しかしミランは、と言うかカルロッティは4-3-1-2(時に4-3-2-1)を絶対に変えませんでした
まぁ相手に先制される試合が少ないと言うのも事実ですけど
このラツィオ戦に限ってはスタムをスタメン右SBで起用した(ミラン移籍後初)というのが大きいでしょう
(もっとも先制PKになったファウルも彼ですが)
56分にオッドのPKにより先制された直後、57分トマソン→シェヴァ 60分カラーゼ→セルジーニョはパターン通りでしたが、
62分セードルフ→カフーはある意味予想外でした
結果的には左右から元気いっぱいのドリブラー、前線ではシェヴァが動き回り、ガチガチに引いていたラツィオから2点を取り逆転
このように柔軟な対応がもっとできるようになればもっと安心できるんですが・・・

前置き終了(長っ!)以下ようやく本題
もう間近に迫ったCLマンチェスター・ユナイテッド戦ですが
直前のカッリャリ戦までを見て、思いついた事をいくつか
終わった後に結果論で語るのはイヤなんで先に言っておきます
まずマンUスタメン 4-1-2-3(あえてベストメンバーで考える・・・GKはどっちでも大差なし)
キャロルorハワード
ネビル兄 リオ シルべぇ エインセ
ロイキーン
スコールズ ルーニー
Cロナウド ニステル ギグス
対してミランスタメン 4-3-1-2(予想と言うか理想)
クレスポ トマソン
カカ
セードルフ ピルロ ガッちゃん
カラーゼ マルディーニ ネスタ スタム
ヂダ
注意点
左SBマルディーニの可能性も有るが、相手のウィングのスピードを考えるとデメリットの方が大きいと思う
・・・ここはカッリャリ戦で温存されたカラーゼか?
しかしそのカッリャリ戦で退場になったパンカロはサスペンションで次のデルビー出場不可
パンカロの可能性も無いとは言えない
右SBにはカフーではなくスタムを
古巣の本拠地と言うこともあるが、プレミア的な守備経験ではスタムがはるかに上
こちらもオーバーラップの裏を突かれるよりは、守備的な方がいいと考える
中盤はいつも通り
ここで交代枠を2つ使う程度の覚悟で動いて欲しい
FWはシェヴァが出られないようなので、1トップ(+ルイコスタ)の可能性もアリ
ピッポが間に合ってくれればスタメンで
戦術的には「プロビンチァ大作戦」
主導権は渡しても良いので、まずは失点0を目指す
そして最低でも引き分けで終わりたい
1-1や2-2のドローでもアウェイゴールになるし、1-0でも勝てたら万々歳な感じで
対応には中盤の1人+CB2人で相手の中央の3人を確実にチェックすること
特に気をつけたいのはカウンター
向こうの両ウィングは早い・巧い・右左関係ない&決定力アリと非常に厄介
かといってラインを下げては攻撃のカタチが満足に創れない
「走りながらの守備」が不可欠になりそう

正直自分的には相当苦しい試合になると思ってました
それでも「1点ぐらいはシェヴァがなんとかしてくれる」という気持ちがあったのも事実です
しかし現実にはシェヴァの出場は絶望
2トップが予想されるクレスポとトマソンは、両者ともプレミアで良績が残せなかった過去を持つFWです
「過去にダメだったから今回もダメ」とは言い切れませんが、プラス材料にもなりません
それでも、昨年のサンシーロでの対デポル戦「魔法の8分間」のような説明できないことが起こるのもサッカーです
ミランファンである限り、ミランの勝利を信じていようと思ってます
・・・祈る気持ちを忘れずに・・・

12月20日
16節のユーヴェvsミランも終わり、2004年の公式戦は全て終了しました
さてそのユーヴェ戦ですが・・・
ヂダ
カフー ネスタ ビリーさん カラーゼ
ガッちゃん ピルロ セードルフ
カカ
クレスポ シェヴァ
交代:63'カラーゼ→パンカロ
首位のユーヴェと勝点4差の2位ミラン
3位以下を大きく突き放した両チームの直接対決
最終的にはスコアレスドローという結果になりましたが、
得点こそ無かったものの内容は実にハイレベルなモノでした
前節6-0の圧勝で流れに乗るミランと、1-0の辛勝だったユーヴェ
その勢いそのままにミランが圧倒的にゲームを支配します
カピターノ・マルディーニが試合直前の練習で故障(急遽代役ビリーさん)し、どうなることかと思いましたが・・・
両サイドを広く使ったユーヴェホームとは思えない攻め
一方のユーヴェも調子が悪いなら悪いなりに堅守による「強者のカウンター」を見せる
守備
カンナバーロとテュラムを中心に高過ぎも低過ぎもしない絶妙なラインコントロールを見せ、
どんなパターンでも最終的には2トップに合わせてくるミランの攻撃を食い止める
GKブッフォンもまさに守護神と呼ぶにふさわしいパフォーマンス
中盤
ブラージとエメルソンがフィルター役で走り回り、カモラネージが右サイドを抜けようと試みる
ネドヴェドは2トップとのつなぎ役をこなしながら、ピルロに仕事をさせない
前線
高さも巧さも兼ね揃えたイブラヒモビッチが前線の基点となり、
前半のデルピエロは個人技で、後半のサラジェタはポジショニングで数少ないチャンスを生かそうとする
集中を切らさずに守るユーヴェなら、攻めることでペースを保つミラン
前線
シェヴァもクレスポも中央をこじ開けきれず、入れ替わりながらサイドに開く動きを見せるも得点に結びつかず
特にクレスポはトラップミスが多く、無理矢理にでもキープしていたシェヴァとやや差が・・・完調とはまだ言えない
中盤
ピルロがネドヴェドに抑えられ普段どおりの仕事が出来なかったが、その分
1・ガッちゃんはボールを奪うとカフーorカカに渡すしかなく、結果的に攻撃の展開が加速
2・セードルフが前後左右に自由に動き、ピルロのフォローをしながら攻守に活躍
・・・終盤には疲れからかやや集中力を欠き、展開が乏しくなったのは残念
カカは気負いからか前半は落ち着きのないプレイが多く、後半もスペースを見つけられず苦しんでいた感じが・・・
一番のチャンスもテュラムのファウルで止められ、本人的にはストレスの残る内容
守備
カフーはいつも通りの良い動き・・・裏を取られることも無く攻守のバランスも絶妙
カラーゼも素晴らしかった
相対するカモラネージをほぼ完璧に押さえ込み、左CB(ビリーさん)の負担を大きく減らす働き(それだけに負傷交代が悔やまれる・・・)
そのビリーさんも序盤のハンド(ノーカウント)を除けばほぼ完璧
マルディーニの代役をきっちりこなし、ファウルを犯してまでも相手FWに仕事をさせなかった ネスタの評価はさらにその上
イブラヒモビッチにまったくと言っていいほど仕事をさせず、ユーヴぇに与えたチャンスはわずか
ヂダも相変わらず安定したプレイ
カラーゼの負傷以外に交代がまったく無かったことからも、
この試合での選手たちのパフォーマンスにカルロッティ的には不満が無かったとも言えるでしょう
同時にこのスタメン(ビリーさん除く)が現段階で最高のチョイスであったことも表しています
何より注目すべきはミラン全体の守備(特に前半)
「FWまで加わってのボールホルダーへのダブルチーム」でしょう
ボールを捕られると全員が守備モードに切り替わり、最低でも二人掛かりで"追い詰める守備"を展開
ボールを奪い返すとそこからショートカウンターという流れは、それだけでも十分見事なプレイでした
もっともどれだけ褒めても0-0で引き分けという事実は変わらないわけですが・・・

翌日にはインテルがブレッシャに勝ち、インテル・ユーヴェ・ミランの3チームの対決はすべてドロー&残りの1チームは勝ちという図式です
気がつけば3位ウディネーゼがミランと勝ち点4差まで来ています
ウィンターブレイク明けからはどんな展開になるのでしょうか?
できれば我々にとってハッピーエンドであって欲しいですね
11月11日特別版
ブレッシャ戦のメンバー(Gazzetta評価点)
ヂダ(6.5)
カフー(6.0) ネスタ(6.0) マルディーニ(6.0) カラーゼ(6.0)
ブロッキ(6.5) ピルロ(6.0) セードルフ(6.5)
ルイコスタ(5.5) カカ(5.5)
クレスポ(5.5)
で、交代が
74分ルイコスタ→トマソン(6.0)
74分カカ→セルジーニョ(6.0)
78分ブロッキ→ドラソー(6.5)
その他条件
ブレッシャHOMEマリオ・リガモンティ
悪天候によりピッチはドロドロ・・・気温5度
インザーギ・スタム・シミッチが怪我、ガッちゃん・シェヴァが休養で遠征に帯同せず
カルロッティ「シェヴァ不在でも我々は勝てる」

上記の評価点を見ればわかるように、試合内容そのものはそんなに酷くはない
(ブレッシャの方もGKカステラッツィ7以外は5.5〜6.5)
ではなぜスコアレスドローだったか?・・・仮に自分が採点者なら、もう一つ項目を作りますね
カルロ・アンチェロッティ 4.0
ジョヴァンニ・デ・ビアージ 7.5
相手は13位のプロビンチァでアウェイ
地の利を最大限に生かしてミランの足元をすくいに来るのは当たり前
そうでなくとも守りを固めてくる相手に苦労している今季、得点するためには少しでもスペースを作る必要があるはずなのだが・・・
なぜかスタメンは1トップ
それでも枚数を増やした分、中盤の支配率はミランが優勢
しかし得点には至らず
なぜか?・・・そこがデ・ビアージの作戦勝ち
昨季のトヨタカップ直後のウディネーゼ戦でも見られた「ピルロ封じ」
ピルロにマンマーカーをつけ、前線に二人程度配置、GKを含めたその他の8人で守る
正直言ってこれをやられると今のミランでは相当苦しくなります
大概のビッグクラブは2人以上の優秀なアタッカーを持っていますから、
優秀な攻撃陣が少ないプロビンチァならではの手段ともいえますが・・・
今やミランの代名詞ともいえる4-3-1-2(今回は4-3-2-1)システム
レジスタを底に置き、トレクァルティスタを1人以上、CMF2人が中央で攻守に動き回る
サイドアタックは両SBのオーバーラップに任せっきりともいえるこのシステムは、
同時にバックラインの異常とも言える押し上げによってチーム全体をコンパクトにすることに特徴があります
よって万が一にもDFラインを突破されると即失点と言うリスクがありますが、
圧倒的なボール支配率によって「守備の場面そのものを減らす」という逆説的なシステムです
(「ボールをキープしている間は、失点することは無い」=ヨハン・クライフ)
昨季の好調なミランであれば、中盤の3人(ピルロ・セードルフ・ガッちゃん)が頻繁にポジションチェンジを繰り返し、
相手のマーカーを巧妙に乱していたのですが今季のミランにはソレが見られません
ガッちゃんではなくブロッキだったのも結果的にはマイナスでした
運動量こそガッちゃんに劣らないものの、明らかに「攻めたがる」ブロッキはひたすらピッチの右半分を上下運動
最近にしては珍しく好調だったセードルフはボールを受けてもピルロやDFに戻してばかり・・・
思い出したかのように撃つミドルはことごとく枠の外
ピルロもマーカーのせいで想うほどゲームメイクが出来ず
2列目のカカ&ルイコスタも、ボールを持ったからといって速くサイドに開けるわけでもなし、ゴール前中央は渋滞中
時折それぞれの長所を生かしたドリブルを見せるも、守備陣の人数の前にあえなく撃沈
前半途中からはカカがセカンドトップ気味にポジション修正したらしく、さっぱりボールに触れない
なんとかパスをつなげてビルドアップしても、相手のロングパス1本であっさりリセット
しかもそのフィードがFWにすんなり通ったりしたらもう大ピンチ

それでもこのスタメンの選出理由はいくつか考えられます
1トップ=2人しかいないFWの内、片方を交代用にキープする
(そのためパワーのあるタワー系FWのクレスポをチョイス)
さらにクレスポを生かすためにSBにクロススピードのあるカフーとカラーゼを起用
(実はクロススピードはヘディングにおいて意外と重要。ピルロやルイ、パンカロのような
柔らかいフワッとしたクロスでは、タイミングよく頭を振って勢いを付けないと甘いシュートになりやすい)
得点力のあるカカを普段よりやや上げ、セカンドトップとトップ下を兼任

しかし、それでも納得いかないのは交代の使い方です
74分にルイ→トマソンのとき「おっ、やっと2トップか?」と喜んだのもつかの間、
同時にカカ→セルジーニョ・・・ナゼ前線へのつなぎ役である2列目を2人同時に外す?
しかも左サイドアタッカーのセルジーニョを投入して中盤もバラバラ
(これならアンブロを中央に入れ、ピルロを2列目に上げた方が・・・なぜサイドアタックに固執したのだろうか?)
ただ、78分にブロッキと交代したドラソーは他の選手以上の「柔らかさ」を見せ、なんとか流れを変えようとしているように見えました
(これから彼の出番は地味に増えそう)

これで1点でも獲って勝ち試合にするならまだ評価も変わっていたでしょうが・・・
結局はスコアレスドロー
首位のユーヴェ追走どころか広がってしまった勝ち点差
この調子ではこの後も相当苦しいカンピオナートになるでしょう
11月7日
前回の続き
では今のミランのセットプレイ時の守備でなにが足りないのか?
いくつかの項目で考えてみました
1:守備陣の能力・・・考えるまでも無いですね
客観的に見てもGKヂダを含む守備陣はイタリアどころか欧州屈指と言えます
高さ的にもフィジカル的にも問題ありません
2:チームワーク・意思疎通・・・この点も問題ありません
スクデットを獲った昨季とほとんど変わらないメンバーですし、新規加入のスタムにしても現時点で大きなミスはありません
3:運がない・・・こればっかりは人智の及ぶところではありませんね
4:集中力などメンタル的な部分・・・結局はココに行き着くのではないかと思います
普段慣れない守備をしなければならない攻撃陣のミスや、
(少なくともシェヴァは2失点にからんでいる)
格下と見られるチーム相手で失点が多いのも説明が出来ます

では解決策はあるのでしょうか?
一番効果があるのは「時間の経過」です
ビッグクラブとなると各国のリーグ戦に加え、欧州カップ戦・国内カップ戦をこなさなければなりません
例えば、今季のミランがCLとコッパでファイナルまで進むと仮定した場合、
リーグ38+CL13+コッパ7で58もの試合をチームとしてこなす計算になります
(タイトル戦としてのスーペルコパ(8/21)を加えると59)
9月前半から5月末までの長いシーズン、常に好調であり続けることなど絶対に出来ません
最終的には史上最高勝点となった昨季でさえ、
12/7〜12/21(トヨタカップ前後)と3/28〜4/25(CL敗退前後)に不調の時期があります
好調な時期をドコにもってくるつもりなのか?
もっとも狙ったとおりに行かないのがこの世界なんですが・・・

シーズン開幕からほぼ2ヶ月・・・今季のスタイルも大体見えてきたのではないでしょうか?
新加入の3人については、
期待通りの働きを見せるスタム(残念ながら怪我で1月まで離脱・・・)
未だ結果を出せないクレスポ、機会さえ与えられないドラソー
と三者三様
FW関係も(ピッポの怪我もあり)シェヴァが主軸として奮闘中
問題となったマルディーニの左SBも、スタム出場試合での限定起用となっています
(=スタムの右SBはカルロッティの構想に無いとも言える)
気になるのは一部選手の低パフォーマンスでしょうか
セリエ・CLの開幕戦は爆発したが、最近は怪我のせいもあり効いていないセードルフ
昨季より明らかにズレているカフー
開幕後の数試合はヒドいとも言えたマルディーニ
しかしチーム全体として調子は上向いて来ていると思っています
課題は・・・やはり攻撃ですかね
支配率では勝てるものの、攻めあぐねている試合が圧倒的に多いです
これは前述したセードルフとカフーの不調が原因だと個人的には思っています
守備では10/17カッリャリ戦からCLバルサ戦&デルビーを含む5試合連続完封など復調とも言えるでしょう
(もう止まりましたけど・・・泣)
このまま崩れずに行ければいいんですが・・・
10月16日
要望が出ましたので書きます
って、とうとう一ヶ月未満ですよオイ・・・

さて、セリエが開幕して約一ヶ月
ここまでセリエを5試合、CLを2試合こなしたACミラン
セリエ 3勝1分1敗 得点10 失点6
CL  2勝0分0敗 得点4  失点1
7戦5勝1分1敗・・・総得点14・総失点7
単純計算で見ると、1試合平均2得点1失点
普通に考えると充分な結果であるとは思いますし、実際リーグ3位(首位と勝点3差)、
CLでも少なくとも負けてはいないと順調とも言える状況です
しかし・・・・・・・リーグ戦5試合で6失点は少し多い気がします

#過去4年の5節終了時の成績(02-03は1節が順延のため2-6節)
2003-2004 4勝1分0敗 11得点 3失点  1位 最終順位=優勝
2002-2003 4勝1分0敗 17得点 2失点  1位 最終順位=3位
2001-2002 3勝1分1敗 12得点 8失点  3位 最終順位=4位
2000-2001  1勝2分2敗 8得点 9失点  13位 最終順位=6位
02-03から失点が急激に減っていますが、これは
1、ネスタの加入(当初は動きが悪かったものの、実績などから存在感は充分あった)
2、前年途中から就任したアンチェロッティのシステム構想の定着
等のいくつかの要因が組み合わさった結果だと思います
つまり・・・アンチェロッティ体制になって最も悪い序盤なのです

今シーズンで特に目立つのが「セットプレイからの失点」です
セットプレイ(=FK・CK等のプレイスキック)は重要な得点源であると同時に、
注意しなければならない危険な失点源でもあります
攻撃側はここぞとばかりに人数をかけてくる
高さでくるのか?
速さで来るのか?
スペースは埋めてあるか?
キッカーは誰か?
ボールはどう曲がるのか?
オフサイドラインはコントロールできるか?
こぼれ球さえ失点につながるのです
セットプレイでは攻撃の人数が多いため攻撃の選択肢が多くなり、
その分守備側は非常にデリケートな対応を迫られます
技術・フィジカル・チームワークに加え、多人数による心理的要素も計算しなければなりません
・・・・・長くなりそうなんで続きは次回
9月19日
よっしゃ2ヶ月未満(笑)
ようやくセリエもCLも開幕しました
スタムやクレスポと言った一流の実績を持つ選手の加入により、
「マルディーニが左サイドバック復帰?」
「2トップはシェヴァとピッポ?クレスポ?」
・・・などなど怪情報やら期待やら予測やらしておりました
個人的な意見を並べますと・・・
基本的には2トップの人選は「たった一つの点」を注意すれば、誰でも大丈夫だと思います
ミランの質の高い中盤ならどんな形からでもチャンスを作り出せると考えるからです
たった一つの点・・・「シェフチェンコを中心に据える」ことさえ忘れなければ
彼がミランにやってくる前年、東欧のチームでありながらレアルマドリーを破り、CLでベスト4(シェヴァがCL得点王)まで進んだ
ディナモ・キエフは、シェヴァ&レブロフという優秀な2トップを中心に故ロバノフスキー監督が作り上げたチームでした
ミラン移籍後にも2年連続24得点と言う好成績を残していますが、当時は結構PKも蹴っていた記憶があります
つまり昨シーズンの24得点(1PK)は「復活」ではなく「進化」だと考えて(つーか信じて)います
・・・怪我が無ければ良いのですが・・・
マルディーニの左SB復帰については、全く心配していません
未経験のポジションではないので、高いレベルのプレーを見せてくれるとは思っています
が、シーズン通してとなれば話は別です
ミランの4-3-1-2システムでは両SBの"同時攻撃参加"が大きな意味を持ちます
その激しい上下動をチーム数の増加したセリエ、およびCLとコッパすべてにおいて1人や2人で網羅するのは自殺行為と言えます
(スケジュールを更新していて絶句しました)
もちろんフロントもわかっているのでしょう
左にカラーゼ・セルジーニョ・マルディーニ、右にはカフー・シミッチ・スタム
さらに両サイドこなせるパンカロとコスタクルタ
十分にターンオーバーできる人材は揃っているはずです

ここで疑問が一つ
「マルディーニがサスペンション以外で出場しない試合が出てくるのでは?」
・・・・もしかすると、これから2年ぐらいかけながらカピターノ交代が行われるかもしれませんね

7月25日

気がつけば3ヶ月近く経ってる・・・(汗)
リーグもCLもとっくに終わり、EUROもギリシャの初優勝という意外な結果に終わりました
まだオリンピックが残ってますが、正直なところ9月の開幕が待ち遠しい状態です
スタム・ドラソー・クレスポの加入、レドンド・ラウルセン・ロケジュニオールの退団、アンブロジーニ・アッビアーティの残留などなど
移籍市場はまだ一ヶ月以上ありますし、まだまだ来季の構想も見えてきませんが・・・
20チームに増加したセリエ
雪辱を期すCL
ベンチ要員や若手の育成の場ともなるコッパ戦
これまで以上に厳しいシーズンになるのは明確です
年齢層が高めとも言える守備陣・控えとの差が激しい中盤・豪華すぎる前線
なにより心配なのは、ターンオーバーが明らかに下手なアンチェロッティだったりするんですが(笑)
スタメン的には昨季と大きな変更はないでしょう
4-3-1-2でスタムはベンチが基本(CBor右SBの控えらしい)
中盤も変化なし(ドラソーとアンブロをどう使うかがポイント)
前線ではシェヴァは不動(相方にピッポ?クレスポ?トマソンはサブ?)
スクデット争いの相手は、やはりインテルとユーヴェでしょうか
例年通り(以上?)大型補強のインテル
地味目ながら着々とチーム刷新中のユヴェントス
それともローマや他のクラブが躍進するか?
・・・・・・・・・つーことで早く夏が終わらないかなーなどと考えております
4月30日

初日記!(つーか月記になりそう笑)

2004年4月7日 リアソール CLクォーターファイナル2ndレグ
デポルティボ・ラ・コルーニャ 4−0 ACミラン
トータルスコア5−4でミラン敗退決定・・・
これは単にミランがCLの舞台から姿を消したということだけではなく、
イタリア勢最後のクラブの敗退・14年ぶりのCL連覇&TOYOTAカップへの再挑戦権の消滅など様々な意味のある敗戦でした
そして・・・2004UEFAランキングではイタリアがイングランドに抜かれ3位に転落
もはやセリエAは欧州3位のリーグなのです(泣)

2002W杯前後から日本人のサッカー観は大きく変わりました
欧州サッカーが身近な存在になった反面、「ミーハー」なファンが増えています
決して「ミーハー」が悪いとは言いません
誰しも最初は「ミーハー」です
問題はそこから先に進めるかどうかだと思います
リーガ・プレミア・セリエ・ブンデス・・・
スタイルこそ違えど、やっていることは同じ「サッカー」です
ミランを応援することと、他のチームを蔑むことはイコールではありません
ミランの選手を褒めることと、他のチームの選手をけなすことはイコールではありません
「ユーロ・ダービー」とも呼ばれた昨年のCLセミファイナル・インテル対ミラン戦2ndレグ
1−1ながらインテルの敗退が決定したとき、悔しさで泣きながらミランの選手の手を振り払ったイバン・コルドバを笑えるでしょうか?
そして5月28日オールドトラフォード・CLファイナル
怪我をしたロケ・ジュニオールのサイドを攻めず、PK戦の後に敗北したユヴェントスを見下せるでしょうか?
   
インザーギは中国のファンが贈ってくれた1000羽の1cm折り鶴を大事にしているという話を聞きました
   同封されていた手紙にはこう書いてあったとか
   「貧乏なので高価なものは買えません。代わりに千羽鶴を折りました」
   ・・・・インザーギはその手紙を読んで泣いたそうです
   経済的に遥かに優位に立つ我々は、はたしてどうでしょうか?
   ミランファン、サッカーファンとして胸を張れるでしょうか?
   
イングランドプレミアでアーセナルが優勝を決めた後、一部の熱狂的サポーターが深夜のロンドンで「大騒ぎ」をしたらしいです
歓喜と熱狂、そして良識・・・
5年ぶりのスクデット獲得が近づいている今、改めて考えてしまいました


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