高校生活2年目、つまり2年生なんだが、初めてでもなく、かといって受験も無い中途半端な学年はとかく中だるみしがちである。
そういった空気は学年中に次々と蔓延していき、よく言えば穏やかな、悪く言えば覇気の無い学年ができがってしまった。
今日は、学生生活のイベントとしてはかなりもりあがるはずの文化祭なのだが、日ごろのんびり暮らしている俺たちのクラスは何をやるでもなく、他クラスの控え室となっている教室で暇を持て余していた。
「周ちゃんみっけ」
ピンクのハートが飛び散りそうなほど場違いなオーラを漂わし、突然教室に入り込んできたのはよく見知った顔だった。思わず顔が綻びるのを止めることができない。
「朋香」
彼女の名を呼ぶと、嬉しさを全身に現しながら跳ねるようにして、こちらへとやってくる。頼むから、その短いスカートで跳ねないでくれ、などと思ってしまったことは内緒だ。
「どうした?」
「えーーー、ひどいよう、周ちゃん。朋に教えてくれないんだもん」
「教えたら来ちゃうだろう」
「ひどい!周ちゃんの学校みたいっていっつも言ってるのにぃ」
「見てもおもしろくもないだろう、普通の公立だし」
「でも!でも!頭いいじゃん。私と違って」
どちらかというと偏差値で言えば底辺に近く、躾(?)だけは厳しいと評判の女子校へ通う朋香は口を尖らせて抗議する。その間も朋香はここが学校だということをスパーンと忘れたように、しっかり腕を組んで甘えた仕草をとっている。
「鈴木君・・・・、その子だれ?」
朋香の登場に、全神経がそちらへと集中していた俺は、周囲を見渡すことをすっかり忘れ去っていた。これでは朋香のことを笑えない。
「誰って・・・」
「彼女だよ」
両腕で俺の右腕を抱え込みながら、あっさりと彼女が白状する。
「うそ!」
「ほんとだよーーん」
一瞬、こちらへとみせた敵意ある視線に気が付かないのか、フリをしているのか、朋香はあっさりと受け流す。
「だって・・こんな子」
最後の“こんな子”はかなり小声だったけど、俺の耳には届いてしまった。そうしてまたやっぱり、と思ってしまう。
朋香はわりとかわいい、二次元の美少女キャラを実体化させたらこうなるのでは?といったテイストを醸し出している。実際そういったものを好きな連中に付きまとわれることが多い。おまけに、というか、彼女にとっては“挙句に”なのだろうが、朋香は胸が大きい。たぶん胸が大きいお姉さんが数多く所属する事務所にも余裕で在籍できるぐらい、胸がある。
目の大きな幼い顔の美少女+巨乳。これでそういう連中が釣れないわけがない、といった容姿に、ちょっとトロそうな性格に頭の悪そうな話し方、どれをとっても俺と付き合っている彼女とは到底思えないだろう。腐っても進学校、おまけにクラス委員で黒ブチ眼鏡の真面目男には対極をなした相手といえるかもしれない。
「ちょっと周二、どこで知り合ったん?」
「彼女かわいいねー、周二なんかやめて俺とつきあわない?」
普段俺のことを下の名前なんかでは絶対に呼ばない連中が近寄ってくる。それだけでそいつらの下心が丸わかりだ。
朋香はとろいけどそういった手合いの下心にはかなり敏感で、素早く俺の後ろに隠れる。
「やだなー、そんな風に隠れたりして」
ニコニコと人のよさそうな笑顔を浮かべて近づいてくる。おまけに今時のさわやか少年な容姿だし。普通なら朋香みたいな女の子はあっちに懐いてもよさそうなものなんだが。
「近寄らないで、キモチワルイ」
あっさりきっぱり言い放って、ひょっこり出していた顔をもう一度引っ込める。
女の子にこんなことを言われたことは一度もなさそうな彼らは、顔の筋肉をひきつらせながらその脚を止める。
「周君こんな人たちとトモダチじゃないでしょ、絶対」
小声で俺の背中で呟く。
「まあな、普段は歯牙にもかけられてないっつーか、そりが合わない連中だね」
「あったりまえじゃん、あんなきたなそーな連中、周君と釣り合う訳ないもん」
初対面の男子学生に無茶苦茶なことを言う。
「友達は部活の方の出し物に借り出されてるんだよ」
「そうなの?私みたいな、それ」
「ああ、いいよ、ついでにちゃんと紹介しないとな」
「え??ほんとにぃ。周君ハズカシクない??だいじょうぶ?」
いつのまにか、俺の腕にしがみ付きながらの姿勢に戻っている朋香の頭をぽんぽんと撫でる。
「朋香はかわいいから他の連中に紹介するのは心配だけど、あいつなら絶対大丈夫だからさ」
かわいいの部分に反応してさっと頬を赤らめるあたり、やっぱりかわいい。
「ほら、行こう」
呆けたように俺たちを取り巻くクラスメートを尻目に、さっさと朋香と移動する。
朋香はさっきからむやみにご機嫌だ。
結局、俺はこの笑顔に逆らえないんだよな。
「鈴木君、話があるんだけど」
文化祭に襲撃してきた朋香のことであれやこれややかましく騒がれたりもしたが、もともと根が地味にできている俺が苦笑いを浮かべていたら、いつのまにか沈静化していった。
「なに?」
朋香のことをコンナコと決め付けてくださった彼女には、あまり良い感情を抱いていない。ついでにいうと、副委員長である彼女は、委員長である俺と似合いのカップルであると噂されていたらしい。まあ、朋香の登場でそんな噂など吹き飛んだらしいが。
「この前の子だけど・・・」
「文化祭に来た子のこと?」
「うん・・・・・」
そう言ったきり、しばしの沈黙。人気のない写真部の部室で(ここは幽霊部員しか存在しない)二人きりなど、あまり嬉しい状況じゃない。
「何か用?」
「えっと・・・」
再びの沈黙。自惚れではなく、彼女が俺に好意を抱いているのは知っている。だからこれもひょっとしたらひょっとする、のだろう。だけど貴重な時間を割いてやるほど余裕はないし俺は優しくもない。
「悪いけど、時間ないし」
「え?ちょっと、待って」
「これからデートなんだけどさ」
デートとは名ばかりの朋香の成績を救う会、なんだけれども、それでも彼女の顔を拝めるのならばその口実はなんでもいい。
「まだつきあってるの?」
「まだって?」
露骨に嫌な顔をしてみせて、目の前の彼女との距離を保つ。
「だって、あの子例の女子校でしょ!」
さすがに才女の誉れが高い彼女だけあって、具体的な名前を出さなければ悪口も付随されていない。だけど、彼女の声から表情からネガティブなイメージが嫌というほど発散されている。つまるところはあんな馬鹿学校の女生徒のどこがいいのかと、そう彼女はいいたいのだろう。
「女子校だったらなんなの?」
眼鏡をはずして彼女を見据える。近眼の俺がこうするとかなり怖いらしい。友人の談だが。
「あそこって・・・偏差値とか・・・」
具体的に悪口を言うのを躊躇うところが彼女らしいのか。そうまでして自分で言ったという責任をとりたくないだけなのか。どちらにせよ聞いているこちらは気持ちいいものではない。それに俺は悪いけど朋香に関することではかなり短気だ。
「こんなところに呼び出して人の時間を奪ったうえに、下らない話をしている人間よりはるかに上等だと思うけど」
この程度の反撃で完全に言葉を失った彼女を一瞥する。
これで何度目だろうか、彼女に対してごちゃごちゃ言ってきた無粋な人間は。
朋香は今、のんびりした校風の女子校にいるから大丈夫だと思うけど、しばらくは彼女の方にも気を配らないとな、って完全に保護者の気分だ。
「周ちゃーん。ご機嫌ナナメ?」
「いや、そんなことないけど?」
「だって、眉間がしわしわ」
慌てて眉間に手を触れてみる。その仕草をおもしろそうに彼女が見つめている。
「やっぱり、朋香がばかだから?」
シュンとなって小さくなる彼女の頭をそっと撫でる。
「違うって、それに朋香はちょっとだけ勉強が嫌いなだけで、馬鹿じゃないでしょ」
「うーーーーー」
今時使うには古風な鉛筆をかじりながら彼女が悩んでいる。そんなところも無茶苦茶かわいい。
「じゃあ、じゃあ、周ちゃん、これ終わったら周ちゃんとこ行っていい?」
「・・・・・ごはんをたかる気だな」
「ぶぅ・・いいじゃん。一人で食べるのっておいしくないし」
彼女の両親は共働きで、彼女は一人で夕食を取ることが多い。最近は本当に純粋に労働だけなのか怪しくなるぐらい二人とも家にいないらしく、こうやって彼女は家へ来たがる。
俺自身も通学の関係で一人暮らしなため、別に彼女が家に来る事ぐらいどうってことはない。というよりもむしろ嬉しい。だけど、高校生のうちから彼女が入り浸りになることはやっぱりちょっとまずいんじゃないか、とそんなことを優等生らしく考えている。だから彼女のこのお願いの2回に1回は断ったりしている、断腸の思いで。でも50パーセントは応じているんだから偉そうな事は言えない・・よな。
「いいよ。俺も一人で食べるのは嫌だし」
「でしょ!!へへっ、けってーい。もうだめっていってもヤだからね」
たれ目気味の目を思いっきりたれさせて嬉しそうに笑う。
こういうのを幸せっていうんだろうか。
彼女を見ているとこちらまで暖かくなる。
朝っぱらからインターホンの音がする。寝起きの寝ているのか起きているのか曖昧な状態でぼけっとその音を聞く。
出ないといけないと頭では認識しつつも体が言う事をきかない。そんな時やたらめったら寝起きの良い朋香がさっさとベッドから出て行く気配を感じる。
その後再び眠ってしまったのかテレビの天気予報の音で目が覚めた。
「おはよう」
「ああ」
もう一度夢の中へ行ってしまいそうな俺を揺さぶり起こす。
「周ちゃん、なんかお客さんが来てたよ」
「きゃく?????」
彼女が放り投げてくれたTシャツを着込む。
「ああ、あのインターホンの音は夢じゃなかったのか」
「あ、やっぱり寝てた?朝早かったものね」
「で、誰?」
「うーーん、クラスメートとか言ってた」
「は?この前あった連中か?」
「違いまーす。女の子だったよ、綺麗で頭よさそーな」
じとっとこちらを窺うような視線を寄越す彼女は、どうやらやきもちを焼いてくれたらしい。時計をみると通学時間にはまだまだ間に合う。朝食は取れなくなるかもしれないけどこれはやっぱり宥めるのが先でしょう。
「やきもち?」
ぷーっと頬を膨らませて抗議する彼女を着々と脱がせていく俺。朝っぱらからなにやってるんだなんて野暮な理性は頭の片隅にも置いてないらしい。
結局その日は朝食も食べずに学校へ行く事となった。朋香は俺の周りでちょろちょろしながら怒ってるけど、その丸顔で怒られても迫力がない、むしろかわいい。
余韻に浸りながら学校へと辿りつくと、そこには今にも噛みつかれそうなほどこちらを敵対視する異性のクラスメートの山だった。
「雰囲気悪くね?」
あちこちから刺さる視線の痛さに辟易しながら訊ねる。
「なんか朝からこんな雰囲気なんだよなぁ。集団で怒らせるとうるせーし、あいつら」
そっと視線を走らせるのは副委員を中心とした集団で、なるほど、この雰囲気の発生源はあいつらか。
などと納得はしたけれども、原因がわからない俺達はひたすら首を捻るばかり。
「やっぱ、おまえのせいじゃねーの?」
「やっぱって、おまえ、って俺?」
目立たないように小声で会話を交わすクラスメートと俺は彼女達の視線の先をなぞっていく。人差し指で点線を描くようにたどり着いた先はまさしく俺の方で。
「ほら、おまえ」
「そう言われても、身に覚えないしなぁ・・・」
「身に覚えって、お前、副委員長振ったじゃん、おもいっきり」
「あーーー、まあね。確かにそうだけど」
それだけであんな反応をされたらたまったもんじゃない。それどころかあんな子どもじみた反応を示す女は振ってよかったとさえ思ってしまう。
「ま、触らぬ神に祟りなしってことで、そっとしておこう」
だけど、白眼視されているだけではなかったのはそういうタイプの女性のしつこいところだろうか。
俺はその後担任に「正しい男女交際とは」といった命題で呼び出されてしまった。
つまるところ、朋香が家に泊ったことを密告した奴がいるわけで、きっとたぶんそれは副委員長に他ならないんだろうな。朋香が頭の良さそうな綺麗なねーちゃんが来たって言ってたし。それほどまでに彼女は自分の手を汚さずに俺をどうこうしようとしているのかと思いげんなりする。
幸い、割合とどころか校則がゆるみっぱなしの我が高校ではこんなことぐらいでは、ちょっとしたお小言で済んでしまう。俺は男だし別に噂が広がったところでどうってことはない。
そこまで思考が到達した時点で、一瞬嫌な予感がよぎり、血の気が引いていく。
朋香の学校にも同じことをしたのではないかという、まず最初に思いつかなきゃいけないことをだ。
「最悪・・・」
彼女の学校はここと異なりかなり校則が厳しい。カトリック系の女子校で良妻賢母を排出するという今時なかなか珍しい目標を掲げている学校では、こういった密告は大きなダメージとなり得るんじゃ?
慌てて携帯を取り出し、メールを打とうか通話ボタンを押そうか迷っていると、突然着信音が鳴り響いた。ディスプレイには朋香の名前。
「朋香!!何かあったのか?」
彼女の次に出てくる言葉を呼吸を止めながら待つ。
「あ、周ちゃん?」
なのに、聞こえてきたのは、のんきな彼女の声。
「俺の携帯だから当たり前だろうが」
「へへへ、それもそっかー、あ、そうそう、あのね。私停学になっちゃった」
「ああ、そうか、停学・・・・・・って。ていがく!!!」
彼女ののんびりとした声に惑わされてほのぼのしかけたけれども、そんな雰囲気を吹き飛ばす一撃。停学?彼女の高校で?やっぱりそれって。
「うちに泊ったのがばれたのか?」
「うーーー、そうみたいだよう」
後ろから闇討ちに遭ったような衝撃。まさか自分との付き合いが彼女の足かせになってしまうなんて思いもしなかった。
「あ、でも・・・」
「朋香、それでいつ停学がとけるんだ?」
「いつって?ええーーわかんない」
「わかんないって!!!」
小さな携帯電話にむかって大声で怒鳴りつける姿はかなり奇異に見えるらしく、校舎そばの校庭とはいえ通りかかる連中の視線が痛い。
「うん、わかんないのー、なんかね、いつのまにか停学そのものもなくなったみたいだしぃ」
「なくなったって?」
これ以上大きな声はでないであろうボリュームで叫ぶ。朋香に付き合っているとそのペースに翻弄されることがたびたびだが、今回のコレは読めない。まったくもって言動がつかめやしない。
「いい、朋香、ケータイじゃあ埒があかん。直接話そう」
「ほんと?周君どこにいるの?」
「学校」
「えっと、いつものとこにいるー」
「わかった。すぐいくから」
携帯を切りいつもの場所“図書館前”へと急ぐ。いつのまにか少々の人だかりが出来ていたらしいが、その中に副委員長とその取り巻き連中の姿を見かけ、顔を顰める。
その表情の変化が気に入らないのか傷付いたのか、泣きそうな顔をする。
今になってそんな顔をしても許すつもりも元の少し仲の良いクラスメートの立場に戻る気もない。
女って色んな面があるから恐いよな。
図書館前でかばんを無意味にぐるぐる回転させている少女が立っている。能天気な顔をして俺の姿を見ると子犬のようにはしゃいでいる。
「周君!」
「朋香、時系列順に話してくれないか?」
じけーれつじゅん?と鸚鵡返ししてくる彼女に朝からの出来事を細かく聞き出していく。話はあっちこっちに飛び、まったくもって本題に入っていこうとはしない。それでも根気よく彼女の話を聞きだしたところ、だいたい次のような話だった・・・らしい。
まず、生徒指導の先生に呼び出される。
家族以外の男性の家へ宿泊した事実を尋ねられ、あっさりそうでーすと、白状する。
規定に照らし合わせ、停学、なはずかここで変な横槍が入る。
まったく彼女とは関係のない、担任でも教科担任でもない若い男性教諭がしゃしゃり出てきて、俺は彼の親戚で家庭教師をしてもらっている、もちろんその場には彼の両親も私もいて間違いなどあろうはずがないと主張した。
かなり無茶苦茶な主張だとは思うが、実際のところ大事にしたくはない生徒指導側と思惑が合致したせいか、彼女は一週間みっちり課題が出ただけにとどまった。
そこまで話を整理して、その男性教諭が解せない。なぜ彼女にそこまで肩入れするのか。
「そいつとは仲良かったりする?」
嫌な予感が背中を通り過ぎる。
「ん?別にーー。でもそういえばホワイトデーとか花束くれたりしたよ、どうしてか」
どうしてか、じゃなくって、あからさまに気があるんだろうよ。朋香じゃなきゃ気がついてるはず。鈍い彼女でよかったのか悪かったのか。
「いい“先生”だな。でも、これ以上迷惑掛けちゃだめだからあんまり近づかないように」
「うん、わかった」
俺のどす黒い感情など微塵も感じていないのかにっこりと微笑む。
「でも、今までみたいに俺んち泊るってわけにはいかないよなぁ」
かなり残念だけど仕方がない。彼女に迷惑をかけるわけには行かないし。
「朋香、いいこと思いついたの」
「いいこと?」
彼女のいいことは、わりと突拍子もない事・・・が多いけど。身構えつつ彼女の発言を待つ。
「あのね、家に泊ればいいと思うの」
「は?????それはダメだろ、いくらなんでも」
彼女の親が不在がちとはいえ、いやだからなおさらその間に男が上がりこむのはまずいだろう。彼女の両親の心象を悪くするのは得策ではない。
「でも、おかーさんもおとーさんもいいっていったよ?」
「おかーさん??おとーさん???」
「うん、聞いてみたのー、周君泊ってもいい?って」
ちょっと待ってくれ。親御さんに話したんですかい?いくら真っ黒黒に怪しくても建前上は清らかな交際にしといてくれよ、頼むから。
「周君ならいいってー、ついでに住んじゃえば?って」
頭が混乱してフラフラしてきた。頭を鷲づかみにされ激しくシェイクされた気分。
「で、早速だから今日泊ってく?」
彼女の全く邪気のない笑顔に体中から力が抜けていく。
結局、最後には彼女にしてやられているような気がする。
空はどこまでも青く、彼女はどこまでも無邪気で。
やっぱり彼女には敵わない。
ダラダラっと書いた短編。初巨乳・・・。
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