問合せ
Link
みちここ

便り
Top
活動
紹介
応援便り
岩月としさん〜よしばぁ〜みちここのご縁
母よしばぁのお友達岩月としさんから糸がダンボールに2箱届きました
  ある日、岩月さんからお電話がありました。
車椅子の生活になり、筋力も衰えてきて両手を使う大好きな編み物もできなくなって
しまいました。毛糸を見ていると辛いから、美千子さんに使ってもらえると嬉しいの
ですが・・・。私は感激で胸がつまり「喜んで使わせていただきます。着払いで送って
下さい」とお返事しました。ということで糸が届いた次第です。

岩月さんは「編みぐるみ作家」です。編みぐるみの作り方の本も出版されています。
かぎ編みで抱き人形から果物・野菜まで多彩な作品を創っています。
本物らしい色と感じを出すために、とてもとてもたくさんの糸を持ってみえました。
短い端糸も大切に持っていました。よしばぁもどんな端布でも大切に持っていました。
太目の糸はほぐして細くしたり、細い糸を2本合わせて色合いを似るようにしたり・・・。
もの作りのこだわりは徹底していました。同封されていたメモと写真からよーく分かりました。
それはパッチワークを仕上げていく、母よしばぁのこだわりと同じでした。
きっとうまくできたときの満足感も共通していたと思います。
  
今すぐにでも「しいたけ」や「柿」「プチトマト」が編めるように小さなメモが入っています。
メモと毛糸を写真に撮りながら、岩月さんの編みたいという気持ちが伝わって、じーんときます。
 
「糸のことがすっきりしたら読みたいものもいっぱいあるのよー」って言ってみえました。
私は、このご縁の糸で織り衣装を作ります。〜糸を織り成して ご縁を紡ぐ〜
岩月さんのご縁をつなぐことができるように頑張ります。
糸がつなぐご縁を心底幸せに思います。ありがとうございました。 みちここ
岩月さんは毎年親子展に来てくれました。
よしばぁも岩月さんと会えることがとても楽しみでした。
(岩月としさん・娘さん・よしばぁ)
平成26年5月27日・・・最後の最後の糸が届きました。
「もしかして手の自由が利くようになったらと 少しは手元に残したのです。
しかし それももう諦めなければいけないと決心しました。」と。
思い出の写真も少し同封されていました。
・エビフライ・・・口に入れたらさくさく!そしてプリプリ!
・こいのぼり・・・自宅のベランダから撮ったかな。大空を泳いでいます!
・桜餅・・・思わず手にとってパクリとしたくなります!
 形・質感・香りまでも封じ込めた作品ばかりでした・・・
岩月としさん 頂いた毛糸は大切に大切に使わせていただきます!
織り衣装に生まれ変わって皆さまに喜んでいただきますね。ありがとうございました。
                        みちここ