2011,3,11の震災から1年と3ヶ月が過ぎました。
今 東北の人はどんなふうに暮らしているのか・・・ 大好きな菅原夫妻は？石巻の鈴木さんは？
一緒に行きたいと言ってくれた池戸幸子さんと2泊3日の密度の濃い旅が出来ました。
皆様ありがとうございました。心から深謝・・・
6月22日（金）
セントレア9:00発→仙台空港 菅原秀男さんの車・案内で閖上日和山へ
るーぶるバスで瑞鳳殿や青葉城址、大崎八幡宮。
青葉城跡にて伊達武将隊に会いました。
菅原宅着。淑子さんと機織談議。文子さんの心のこもった豪華夕食で夜は盛り上がりました。
6月23日（土）
石巻大川小学校〜長面地区（鈴木さんの自宅があったところ）〜東松島市の新しいお墓
今日も菅原秀男さんの車でご案内していただきました。
1年ぶりに鈴木さんと言葉にならない再会。でもとても喜んでくれました。
学校前の祭壇は華やかになっていたけれど、行方不明の4人の子供たちは、見つかっていない。
次に向かったところは、長面地区の鈴木さんの家があったところ。
津波で土台がわからないほどに流されてしまいましたが、庭にあった井戸が残っていて
我が家の跡ということがわかりました。
最後は、子供たちが眠る東松島市の高台に新しく建立したお墓をお参りしました。
これからもずっと寄り添っていたい。
6月24日（日）
福島に除染の実験に来ている根本さんが、前日宮城県栗原市の知人会社を訪問するという
ことで、菅原さん宅で合流し福島の被災地を巡って帰りました。
福島の海岸も津波で大きな被害を受け、さらに原発事故のため立入ができない地区も！
相馬市の海岸を見て、飯舘村に入りました。
建物は壊れていないけれど、人の気配がない村でした。
目にしたのは除染モデル事業に取り組んでいるゼネコンの作業車と作業員だけ。
防護服に包まれて、黙々と作業している姿には言葉が出ませんでした。
二本松市の山間にある、りんごとサクランボ園を訪ねました。
昨年は、ここのリンゴを親子展でもいただきました。甘くて、香りが高くて
とても美味しいりんごでした。しかし、風評のため売上は激減。
ちょうどサクランボの収穫時期でしたので、サクランボ狩りをやらせていただきました。
そして、たくさんのサクランボをお土産に、一路愛知に向いました。
帰路の車内に、石巻の鈴木さんからメールが届きました。
昨日はお会いできて本当に嬉しかったです。
寒かったので、風邪ひかなかったか、母が心配してました。
今日は大川小で「お焚き上げ」があります。
亡くなった子供たちの所持品など、住職さんにお経をあげ、焚いていただきます。
しかし…まだ、子供たちの写真すら、ろくに見る事もできずにいる遺族が、
子供たちの遺留品など整理できるはずがありません。
何年経てば「区切り」というものがつけられるのか、遺族の殆んどは同じ想い
だと思います。
皆さんとお会いした時、本当の親戚に久々に会ったような想いでした。
これからも、すえながくよろしくお願いします。
菅原さん御夫妻、池戸さん、大島さんのお母様にもくれぐれもよろしくお伝え下さい。
