目からウロコ!
魚のウロコ

スキー術

「スキーは自然体」


19. こんな事故あんな事故


(1)もう30年も前か?
信州は北のビッグゲレンデでのこと。
スキーヤーが急斜面で転倒、骨折。
パトロールがボート持って、急行。
正月休みで事故も多発!
救助も教わった通りに負傷者をボートに収めてさて下降。
32度もある急斜面だから、負傷者が頭に血がのぼってはいけないと、新米のパト。
頭を山側に降り始めた。
人間の上体の重さは、体重の3分の2か?
もっと上か?
案の定すぐにボートが回転、3人でもささえきれない。
はずみで3人共転倒。手首にそれぞれ巻いたロープも抜けて、そのボートは猛スピードでついにリフト支柱へ。
こわくて書けないけどここまで書いた。
全国でパトロール強化した。今は大丈夫。



(2)初心者バーンでの上級スキーヤー。
前の日暖かくその日は、アイスバーン。
春のゲレンデは、危険がいっぱい。
パラレルターンしてたら、アイスバーンでコントロール不可。
転倒せずにそのままゲレンデ脇の林へ。
立木に頭から激突!

(3)上級コース、30度以上か?
5−6回ターンしたが、失敗。
転倒、滑落。板はずれた。なんといくらもがいても止まらない。
100メートル。
ウェアーの素材では、板はずれた状態で、ゴムのストック握り、靴ではもがいても止まらない。
下のスキーヤー巻き込んで止まった。
これらは毎年どこかで起きる。
転んでもどちらかのスキー付いていれば、ガリガリ出来るかも知れない。
さて、ストックメーカーさん!
滑る時は手首にストックのベルト巻いてるから、先端の石突きでは、すぐ持ち替えは出来ない。で、止められない。
そこで握りの頭にボタンがあって、押せば握りの部分から金属が飛び出す。「レスキューストック」作ってよ。





ある日初心者のリアーエントリー靴。通称パッカン靴。
転倒したとたん、なーんと両足靴ごとすっぽりぬげた。
靴だけがのったスキー。透明人間か?
なんて問題外!
ブレーキはあがったまま。おまけに今どきのスキーは幅が広い。
カービングが主流の今、スキーは重い。幅広く安定感。
このパッカン靴、売り場で持って見てください。発砲スチロールの兄貴分位か?とにかく軽い。そのままゲレンデ下へどんどん加速。
人に突っ込んだら・・・・
昔は、スキーと体をつないだ。しかし回転して体に当たったり、で今のブレーキ。
オ、ナラスポーツさん、何か対策を。



(C)HIMAWARI 2008
作成 arata