目からウロコ!
魚のウロコ

スキー術

「スキーは自然体」


12.上級者は固い靴のウソ


世界レベルのかつての名スキーヤー、競技の世界では「トンバ」だったり「ヘルマンマイヤー」だったりと限りない最強選手が生まれてきました。

かつてスイスに滞在した時、家庭的なホテルだった為、朝の目覚めにはパンの焼く匂いで・・・
今日は何のパンなのかなー。 と毎朝が楽しみ。

黒麦もあれば、フランスパンやぶどうパン。 とにかくどれを食べても本当においしい。
搾りたてのミルクは大きなデカンターで。 甘い。
中学生のお子さんがいたので聞いてみた。
「将来何になりたいのー?」
すぐに「お父さんのように成りたい」
お父さんは ホテルオーナーでスキーとガイドのスイス国家検定教師です。

三階のこじんまりとしたバーでは フランスの美人オネーサンが楽しく働いています。 で、ビール飲みすぎー。

さて 本題です。
翌日、足慣らしにと飛び乗ったクワッドリフト。
次の丘で終点かな? と思ってもまだまだ続く。
いったいどこまで?
丘をいくつも越えて、ついに20K えっ〜。
イスの下に、板置きも付いて変だと皆思った。
これじゃー初めての人、上で練習して降りてきたら中級者になるわ。

この日、宿でゲレンデマップでコース別に一日分確認したら、なんと180Kも滑ったわー。
ここの子供たちは 足腰は強くなるわ、上達するわで本当にすごい。
ちなみに「ゲレンデに行こう」のゲレンデは、ドイツ語で「練習場」の意味。
それにしても日本はちっちゃいわ。
足腰は強くなってやがて大人の選手。 
ジャーナルでもなんでも写真で拝見すれば、太ももはワシの胴回り。
これじゃー、鉄の靴でも足首曲げられるわ。

今、カービングスキーが主力。
ターンには複雑な足首の動きになります。
前後、回転、ひねりなど。
4、のコブジーさん。の様な皆さん訓練してますかー。
普通はしないです。
で、スキーブーツは、足首が良く曲がるのが命。
特に基礎スキーでは。
生徒さんに試してみました。 競技靴の方はなかなかうまく出来ません。
上2本のバックルのベースが、グニャグニャの生徒。
何でも出来ます。
靴の硬さは「うろこ」のない「イカの一夜干し」位の硬さでいいかなー。

但し、上のマジックテープの「パワーベルト」はしっかりしめて。


(C)HIMAWARI 2008
作成 arata