「SO FAR SO GOOD」 BRYAN ADAMS
良い子のための、そして大人のためのロック代表!
ブライアン・アダムスのBESTアルバムです。
なにか大人になって、かつて無茶やった馬鹿な頃の
想い出を曲にしているような、そんな雰囲気が溢れています。
本当に爽やかなアメリカのロックという趣です。
が、しかし美しいバラードのメロディに酔いしれながらも、
時折現れるハードロック曲のギターサウンドに
痺れてしまうのはなぜ??
そこにはメタル魂に訴えかけるなにかがあるはず…
「VAULT」 DEF LEPPARD
良い子サイドではこれも押さえておかなければなりません。
本当はボン・ジョビやMR.BIGなども入れるべきだった
のかも知れませんが、それはまた別の機会に…。
これまた気持ちのいいロック曲満載の、DEF
LEPPARDの
ベストアルバムです。
日本版を買わなかったので"ROCK!!ROCK!!('TIL
YOU DROP)"が
入ってなかったのは失敗しましたが、それでも鳥肌が立つような
イイ曲が満載!!
本当にこいつらは、むかつくくらいイイ曲が多い!
もし聴いたことない人は、絶対必聴盤でしょう。
「FAIR WARNING」 FAIR WARNING
絶対必聴といえば、このアルバムもはずせません。
ドイツ産ハードロックバンド、FAIRWARNINGの1stです。
ベストアルバムではありませんが、上述2作品にも匹敵する
完成度です。
本当に一曲一曲が超高品質ハードロックです。
僕は鳥肌が立つとか言う表現をよく使いますが、
まさに鳥肌系アーティスト筆頭といえるでしょう。
ハードロック好きなら、黙って聴け!!
ちなみにただメロディアスなだけではなく、
ちゃんとハードロックなアルバムですから、
上述2枚は「ハードロックぢゃねぇ!」という向きにも
お薦めです。
「THE NAME OF THE ROSE」 TEN
ドラマティック系では、FAIRWARNINGとともに
これも押さえたいところです。
超真面目に、ひたすらハードロックの格好良さを
抽出したんだろうことがありありとわかる、
サイボーグ系ハードロック!
決してけなしているのではなく、20世紀のハードロック系
アーティストの集大成的な存在だと僕はとらえています。
英のDEEPPURPLE流ハードロック、メタル前夜のJUDASPRIEST、
パープルから分裂したRAINBOWやWHITESNAKEのハードロック、
英周辺から発生したPRETYMAIDSからROYALHUNT、
FAIRWARNINGまで、欧州ハードロックの要素を吸い込んで
自分たちの解釈を持ち込んだ高品質ハードロックです。
「BRING 'EM OUT "LIVE"」 FIREHOUSE
ボン・ジョビに見いだされたアメリカの良心ハードロックバンド。
1stにしようか3rdにしようか迷ったあげく、
いろいろ入っているライブ盤にしました。
アコースティックベストみたいな4thアルバムも
最高なんですが、それだけだったらただイイ曲なだけの
バラード系アーティスト(それでもこのレベルまで行けるのは
凄いですが…)です。
FIREHOUSEが凄いのはドラマティックなハードロック曲も
持ち合わせていると言うこと。ってゆうか1st収録の
"OVERNIGHT SENSATION"、これを聴かずんばハードロックを聴く
楽しみの一つを放棄しているようなもの!
「BUCKCHERRY」 BUCKCHERRY
そしてここからが悪い子サイド。
かつてのモトリーなどと良く表現されるハードロック界の
ホープです。入れ墨バリバリ、いかにも不良している連中です。
僕的にはガンズを彷彿させます。
非常に勢いに乗っているバンド、ガンズみたいに
訳わかんないことにならなければ良いんですが(笑)
ただビジュアルなだけではなく、ロックの格好良さを
体現した悪い子のためのハードロックです。
「FORTY SEASONS THE BEST OF SKID ROW」 SKID ROW
ここにも登場のSKIDROW!解散記念BESTアルバム。
ナンカ最近復活したみたいですが、バズ&ロブ抜きのSKIDSなんて
認めたくありません。
バズのソロも悪くはなかったですが、やっぱりSKIDSの
マジックはそこにはありませんでしたし…。
このBESTは"MIDNIGHT"も"WASTEDTIME"も"RIOTACT"も
"SUBHUMANRACE"も"EIREEN"もありませんが、押さえるべきところは
概ね押さえていますし、なんつっても未発表曲"FOREVER"が
信じられないくらいの格好良さ!これがSKIDSのマジックなんです。
「TOTAL 13 + 4」 BACKYARD BABIES
かつてのSKIDROWやGUNSやMOTREYがやっていたこと、
そしてついこの前までWiLDHEARTSがやっていたことを
自分たちの解釈で表現したスウェディッシュロックバンド。
ルックスからしていかにもな感じですが、悪い子の格好良さが
サウンドに体現されていると思います。
ヤッパこういう音楽はこういうバンドにしか作れない!
ちなみに僕的にはザブルーハーツを聴いているような
印象があります(笑)。
直線的に「ドガーッ」っと突っ走る勢いはもの凄い!
「APPETITE FOR DESTRUCTION」 GUNS 'N' ROSES
悪い子のロックといって真っ先に思いつくのはこのアルバム。
なぜならやってたバンドが正真正銘の不良共だったわけだから、
悪い子のロックなのは当たり前。
そしてやっていたバンドが格好良かったんだから、サウンドも
格好良くて当然といえばあまりにも当然。
このアルバムには他のどのバンドにもない、さらにはこのバンドの
他のアルバムにすらないマジックが封入されています。
ジャンル分け不能、ガンズのアペタイトフォ〜ディストラクションとしか
説明のしようのない奇跡の一枚です。
「NO SLEEP 'TIL HAMMERSMITH」 MOTORHEAD
悪い子サイド筆頭バンド。メタルでもハードコアでもなく、ロックとは
(またはロックンロールとは)かくもアグレッシブでハードで
極悪な存在だったのかと思い知らせてくれるわけです。
ロックは売れ筋、大衆的音楽であることは今や認めざるを得ない
事実であっても、そもそもそのロックの出自は大衆的に過ぎる音楽への
アンチテーゼだったのだ!!(ということを後追いで知った…(笑))
とにかく、マイノリティ、アンダーグラウンドな破壊力抜群!
そしてこのサウンドで結局チャート1位をGETした時代を切り開く底力!
ナンテことも実は情報として知っているだけですから偉そうなことは
語れないにしても、結局こっちはうるさくて気持ちよくて心の底から
格好いい本物が欲しいからこういう音楽聴いてるわけ。
聴きたいのはメタルやらラウドロックやらというジャンルに
属しているというだけの三文バンドなんかじゃない。
この極悪サウンドに身を委ね、首がねじ切れるまで頭振れってこと。