Opinion
　・人道的介入・・
　・進路の決定・・・
　・子の体気遣う・・
　・候補者は有・・・
　・ビジョン持つ・・

　昨今、森内閣の進退について議論が相次ぎ、ついに与党内から内閣不信任という反旗が上がった。「森内閣が日本をダメにする」との危機感からと言うが、実際のところ国民の間では、「誰が首相になっても同じだ」といった風潮が今も根強い。
　時同じくしてアメリカ では大統領選が行われ、各候補はメディアに出演し、いかに自分が次代のアメリ カを良く出来るのか議論を尽くしていた。それに比べたとき、私には、日本の政治家は国民そ っちのけで派閥抗争に執心しているように思えてならない。
　森総理が日本をだめにすると言うなら、他の皆さんはどのようにして、日本を良くして下さるのか。私は森首相のままで良いと言っているのではない。多くの暗いニュースやゴシップがメディアを賑わせている今、政治家は、日本の将来を明るくするようなビジョン を描き、それを実現するための具体的な施策を提案していくべきだし、メディアもそれを積極的に取り扱うべきだ。
　与党の分裂をおしてでも、一国の首相を辞めさせようという”おおごと”である。是非 とも、国民の意思を尊重してほしい。「この人にぜひ首相になってもらいたい！」 「この人なら、日本を良い方向へ導いてくれる」そう思わせてくれる政治家の登場を切に期待している。