BOOK
植草甚一
「JJ おじさん」の(僕は散歩と雑学が好き)を読んでから、氏の書いた物は全部読み漁り、色々な影響を受けた。植草甚一が好奇心を燃やした関心領域は、絵画、漫画、写真、映画、ジャズ、文学、推理小説と恐ろしく幅広く、あえていえば、楽しませるもの、エンターティするものをひたすら求め続けた、芸術文学の世界での美味礼讃、これが植草甚一のすべてである。
1979年没。( ジャズの前衛と黒人たち・雨降りだからミステリーでも勉強しょう・映画だけしか頭になかった・植草甚一スクラップブック)など
著作多数
矢作俊彦
船会社、列車貨物係、船員など職を変え、一時はピンカートン横浜支局(探偵社)に勤務。
1978年「マイク・ハマーへ伝言」でデビューし、ニューハードボイルドの旗手として活躍中
の2作目。
(神様のピンチヒッター・死ぬには手頃な日・スズキさんの休息と履歴・「谷口ジロー」「大友克洋」などとの競作がある)
平岡正明
「山口百恵は、菩薩である」の アナーキーな評論家?のディスク・ジョッキーの誌上再現本です。歌謡曲や演歌を評価し始めたのは、竹中労やこの人が最初ではないかな。ユパンキ、神彰、日本のハールドボイルドが大藪春彦に始まり生島治朗、河野典生を生んで確立して行くことを知った。植草甚一・久保田二郎とはちがった、雑学・博識の人
RICHARD BRAUTIGAN
鮭はどこにもいて、どこにもいない。ワシントン広場から、アメリカの都市に、自然に、そして歴史のただなかに、失われた<アメリカ>の夢を求めて、男たちの果てしのない旅が始まる。ケルアックやギンズバーグと同時代の小説家、初めて村上春樹を読んだ時に、BRAUTIGANを思い出した。
(芝生の復讐・西瓜糖の日々・ホークライン家の怪物 ・・ などあり)
WILLIAM GIBSON
ブルース・スターリング と共に、 サイバー・パンクの代表的な作家の処女長編、テクノロジーとバイオレンスの支配する世界でくりひろげられるSF
「ブレードランナー」 「トロン」 「 ターミネーター 」 など映画や、音楽(テクノ)にまで、影響が見られる。(クローム襲撃・カウントゼロ・THEDIFFERENCEENGINE「スターリングとの競作」1991作
.... )
J . D. SALINGER
何かの本で、現代アメリカの代表作的小説を「白鯨」 「トムソーヤの冒険」 「華麗なるギャツビー」と書いてあったけど私は、「ギャツビー」ではなくてサリンジャーのこの「ライ麦畑・・・・」が好きです。主人公のホールデンは後々イノセントの象徴のように言われた。
川本三郎
小説の村上春樹、映画の森田芳光、演劇の野田秀樹、マンガの大友克洋、これらの若い作家たちの作品の共通項とでも呼ぶべき新しい感覚「都市の感受性」を述べた本、この人の感覚すきです。
(微熱都市 ・ 同時代を生きる「気分」 ・ 朝日のようにさわやかに ・ ハリウッドの神話学・・・・・など多数)
松山猛
1968年に書いた「帰って来たヨッパライ」がミリオンセラーとなる。 都市生活のフィールドノート
(智の粥と思惟の茶 ・ 僕的東京案内 ・贅沢の勉強 ・・・・・ など )
生井英考
60年代の心象論 ・ベトナム戦争の文化史
マイケル ・ パーー の 「ディスパッチズ 」 を読むきっかけになった本
大友克洋
大友克洋の初の単行本です、 AKIRA の OHTOMO です。 大友の絵は、悲劇と喜劇、重みと軽み、日常と非日常、こうした二分法が完全にぶっ壊れている。「全体」とか「中心」を失ってあいまいな現実を日々生きている私(たち)にとっては「われらの同時代人」なのである。(川本三郎)
(童夢・ハイウェイスター・さよならにっぽん・気分はもう戦争・AKIRA・・・寡作)
石井隆
1971年 「事件劇画」 でデビュー、「ヤングコミック」 「漫画エロトピヤ」「漫画大快楽」などで活躍、「名美」「赤い教室」「黒の天使」などが(にっかつ)で映画化された。その後、映画監督として活躍中。
(名美 ・天使のはらわた ・おんなの街 ・赤い教室 ・死場処 ・・・・ 寡作)
NORMAN SEEFF
ザ・バンド、ジェームス・テーラー、ジョニ・ミッチェル等、表情豊かな ミュージシャンを自ら提唱する”フォトグラフィク・セッション”により撮り集めた、写真集。アルバムジャケットも多い。
大藪晴彦
昭和33年、23歳、『野獣死すべし』でハードボイルド作家としてデビュー,以来ただひとつの主題「戦争〈闘争〉」に執着し、多くの作品〈傑作〉を発表、日本ハードボイルド派の代表。1968年、12月『血まみれの野獣』を地でいったような 3億円事件 が起き警察から疑われて意見聴取を受ける。五木寛之『さらばモスクワ愚連隊』・生島治朗『傷痕の街』・梶山季之・富島健夫・三木卓らと“引き上げ派”と呼ばれる。大藪晴彦の小説は抜群におもしろい、小説は、人に読んでもらうために書かれたもので、その点、日記とは本質的に異なる。書かれた内容が理解でき、作者の造形した作品の世界の中に入っていけるものでなければならない。つまり、読者の言葉で書かれていなければならない。しかし、読者の言葉と通俗性を混同してはならない。大藪晴彦作品の魅力は、読者の言葉で書かれている点である。
(蘇る金狼・汚れた英雄・傭兵たちの挽歌・みな殺しの歌・全開で飛ばせ・・・など多数)
ニュージャーナリズム【ゲイ・タリーズ、デビット・ハルバースタム、カール・バーンスタイン&ボブ・ウッドワード・・・など、3人称で、徹底的に取材し、細部に支えられたあざやかなシーンを畳みかけるように展開する、なによりも読み物としての魅力を持ったルポルタージュ。それはまた、報道する者としてのジャーナリストが危険な領域に足を踏み入れた事でもあった。】旗手として登場した、沢木耕太郎のデビュー作。
(青春三部作『若き実力者たち・敗れざる者たち・地の漂流者たち』・テロルの決算・一瞬の夏・深夜特急・・・)
ROBERT B. PARKER
私立探偵スペンサー・シリーズの第7作目で、代表作。
(ゴットウルフの行方・約束の地・挽秋・歩く影〈スペンサー・シリーズ〉・銃撃の森・過ぎ去りし日々・ハメットとチャンドラーの私立探偵〈評論〉・・・など多数)
SAM SHEPARD
1979年、『埋められた子供たち』でピュリッツァー賞を受賞、劇作家。70年、詩人のパティ・スミス〔後にロック・シンガーになる〕とチャルシー・ホテルで同棲する、75年、ボブ・ディランの<ローリング・サンダー・レヴュー>に参加、78年、テレンス・マリックの『天国の日々』で映画俳優としてあざやかな印象を残す。俳優として、『女優フランシス、ライトスタッフ、フール・フォア・ラブ』などに出演、『ライトスタッフ』でアカデミー助演賞にノミネートされる。83年頃から、『女優フランシス』で共演したジェシカ・ラングと同棲を始める。[モーテル・クロニクルズ]は、ヴィム・ヴェンダースに映画『パリ、テキサス』の原イメージを与え、脚本の共作のきっかけをつくった。
1950年代、アメリカの [ ビート・ジェネレーション【第一次世界大戦後、フィッツジェラルド・ヘミングウェイ・フォークナーらが現れて、幻滅と虚無の中で覚醒するような作家活動を展開し、〔ロスト・ジェネレーション]と呼ばれたのを意識して「失われた世代」に対し「打ち負かされた世代」と呼ばれた。 ] のアレン・ギンズバーグ『吠える』(Howl)と共に聖書とよばれ、当時のビート世代に強い影響を与えた。[ビート・ジェネレーション](その仲間をビートニクという) は、物質文明を拒否し、人間性を回復しようする運動を提起し、偽瞞の文明から人間を解放して、生きるに値する世界を発見することを目指した。そのような価値ある世界を探求するために、ビートニクは原始主義、実存主義、東洋神秘主義、禅〔ドクター・タイセツ・スズキは彼らの一偶像〕、マリファナ、スピード、性の解放と可能なかぎり手段を使い、その精神的、肉体的なリズムから新しい世界に到達しようとした。
ALL ABOUT NIAGARA 1973-1979
強烈なサウンド・ポリシーを持つレーベル・ナイアガラと、プロデューサー&ソングライター、シンガー大瀧詠一の画期的歴史的カタログ、DJ、アメリカン・ポップス研究家の大滝の音楽論、エッセイなど全足跡を一挙に紹介。 大瀧詠一 ナイアガラ・レコードのすべてを網羅
細野春臣
細野春臣の音楽と思考の軌跡。
クレージーキャッツ・フィルモグラフィ、クレージーキャッツ・ディスコグラフィ、ハナ肇・植木等・井原高忠インタビュー、「シャボン玉ホリデー」とその時代、<座談会>谷啓・小林信彦・大瀧詠一
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