1750頃設立/5代にわたって楽器製作に携わっていた/またDe Musica財団アンソニーMonzino (1999/6/10)を設立している。
詳細は http://www.fondazioneacmonzino.org/index.html に書かかれている。
しかし、イタリア語のため小生は間違った理解をしているかもしれない。(以下の画像は上記ホームページより引用)
初代 Monzinoから五代めA.Monzioまで楽器商としてミラノで確固たる地位を築いた。
ミラノ派の製作家(テストーレTestore Familyなど)と密接な関係を持っていた。特に近世ミラノ派のアントニアッツィー(Antoniazzi)らに多大な影響力を与え、単なる楽器商としてではなく、多くの優秀な製作家をかかえ数々の銘器、新作の楽器を製作しミラノ派の隆盛に貢献しました。
その家系の中で、唯一の製作家がAntonio 5世です。
彼はわずか15年しか楽器製作をしておらず、最終的には楽器商を継いだため、この初期の楽器も数少ない希少なものです。楽器店内にはバイオリン・マンドリン・ギター・ギタローネ・ハープギターなどあらゆる弦楽器を見ることが出来る。
Antonio Monzino I (1730-1800)
Giacomo Antonio Monzino II (1772- 1854)
Antonio Monzino III (1799 -1872)
Antonio Giacomo Monzino IV (1874- 1929)
Antonio Monzino V (1885 -1918)
Monzino店内の様子・ヴァイオリン、マンドリン、ギターなどが所狭しましと並んでいる。
The shop of Antonio IV Monzino (1847-1930 & Sons, Milan, 1914. Several harp guitars can barely be seen behind and to the right of the lyre-shaped guitar. And check out the guitar/violoncello hybrids!
http://www.harpguitars.net/history/monzino/monzino.htm
Monzino Familyはバイオリン系の製作で有名であるが、マンドリンやギターなど發弦楽器にも特筆するところがある。とくに、ミラノ型マンドリンの開発、ハープギターの改良、など今日の楽器の発展過程を垣間見ることが出来る。以下にMonzinoで扱っていた珍しい楽器をMonzinoのサイトより引用する。
Lombarudo型マンドリンは6コース/Milaneseの6コース12弦
ロンバルディア州
ウィキペディアより引用
1700年代末のヴィナーチャ登場までのあいだにイタリアにおいてはナポリ型、ローマ型、フィレンツェ型、ミラノ型など地域ごとの形態のマンドリンが存在したようです。この辺が楽器の面白いところで、当時の文化、習慣、音楽的特色などにより発達、進化の過程が異なったと思われる。そのうちミラノで発達したのが下図のマンドリンです。左がロンバルディア型、右がミラノ型。双方ともMonzinoで作られた物。
ロンバルディアとはロンバルディア州(Lombardia)のことでイタリアの北西部の州である。州都はミラノ。
mandolino Lombardo(*)
作者 Pallavicini Vincenzo
ラベルPallavicini Vincenzo e Figliomandolino Milanese(*)
製作 不明
ラベル なし
Chitarra Arpa 1910(*)
作者 Galimberti Luigi
ラベル antonio Monzino & Figlichitarra con due Mandolini 1906(*)
製作者 Rottola Innocente
ラベル Antnio Monzino & Figli
Monzinoのマンドリラ(小生の所有)
Mandolira
ラベル Antnio Monzino & Figli
Mandolin
ラベルantonio Monzino strumenti e armonia
(*)出典;http://www.fondazioneacmonzino.org/index.html