地域に根ざして、新たなる仲間作り! |
中村若連会長 引地勝則 |
本日は、中村若連再結成20周年記念式典にあたり、公私ともにお忙しいところをご臨席賜りました保原町長仁志田昇司様はじめご来賓の方々には、今日までのご指導とご高配に対し心から御礼申し上げます。ありがとうございました。また、我々若連の最大の理解者であります厳島神社の大嶽宮司様及び総代会の皆様、そして中村町内の先輩方と多数のOBの方々、日頃の若連活動の仲間である連合若連会長熊坂様をはじめとする各若連代表の皆様方にもご出席いただきましたことに対して、心より感謝申し上げます。 今日を迎えるにあたり、20年の足跡を語るには、町内に鎮座されます厳島神社の「県下十大祭」つつこ引き祭りへの奉賛が原点であります。町内の氏子の方々とともに「青年団」ときには「若連」と称した組織を中心に祭りが運営されてきましたが、その時代の方々の考えにより組織が解散されたり、自然消滅を繰り返してきました。その反面、一部の有志の中で「お祭りに山車を出したい」「太鼓を敲きたい」という機運が高まっていたのも事実であり、このことが再結成の契機となり、昭和58年に、本日ご出席の町内の先輩方のご尽力により小野雄三様を会長として若連組織が再結成されました。その後、歴代会長を中心として基盤作りに努めていただきましたおかげで、現在65名の会員数を誇る若連組織として活動を続けております。 再結成されてから21年目の活動中ではありますが、敢えて「再結成20周年記念式典」として本日開催させていただきましたのは、前述の中村若連の足跡も含め、先人が築き上げてきた町内の祭り事の歴史や由来につきまして、本日ご出席の先輩方と語らい、我々若連会員の組織や祭り事に対する認識を再確認して、これから永遠に続くであろう若連組織の運営に役立たせたい、そのためには会員数が多く若い年齢の会員が増加してきたこの時期しかないと判断したからです。 現在の若連活動は、3月の第1日曜日に開催される「つつこ引き祭り」への奉賛に始まり、7月25日の厳島神社「人形祭り」での豊年盆踊りの開催、9月のソフトボール大会と懇親会の開催、10月の神明宮の秋季例大祭への山車の参加が主であります。さらに「子供に頼らない山車にしたい」という考えから、数年前より太鼓部会を発足させ、町内の皆様のご協力のもと平成9年に完成した山車格納庫におきまして、1年を通し毎週水曜日に太鼓の練習を実施いたしております。また、定期的な会員同士の親睦と地域の方々との結びつきを深めるため、昨年から磐前通りの岩の湯様のご協力により「岩の湯の会」も発足させました。昔のご婦人方の井戸端会議を手本とし、原則として毎月第一日曜日の午後6時から岩の湯に入り、リラックスして日頃とは違った面からの「語らいの場」作りを行っております。 我々中村若連の活動は、地域の皆様のご理解とご協力によって成り立って参りました。これからの少子高齢化の時代に、「我々が地域の先導者となる」とまではいかなくとも、「子供たちの憧れる組織となる」「仲間同士が助け合い協力する心を持てる組織になる」「地域行事に率先して参加する」ことを新たなる目標として今日から活動していきますので、今まで以上のご指導、ご鞭撻のほどをお願いいたしまして御礼の言葉といたします。 本日は、誠にありがとうございました。 |