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今回は「戦隊ヒーローになる為の条件」です。
日本のTV番組ではよく「ほにゃらら戦隊×××ジャー」とかが
大活躍して世界征服や世界を滅ぼそうとする軍団と戦っています。
それを見て「自分も、ああいうヒーローになりたい」って思ったことが
ある人は多々あると思います。
もしかすると、あなたの隣の家の「じーさん」も密かに
戦隊ヒーローになりたいとたくらんでいるかもしれません。
すでに近所のジジババを集めているのかもしれません。
「高齢戦隊 腰くだけ！！」とか（・・しねーよ！そんな名前には！）
さて、今回は、どのようにすれば戦隊ヒーローになれるのか？を検証していきます。
まず最初に戦隊ヒーローの大体の「あらすじ」です。
１．悪の軍団が突如襲来
２．それに対抗した戦隊ヒーロー（必ず複数のグループ）がいる。
３．悪の軍団の手下の怪人が街を襲う。
４．戦隊ヒーローが駆けつけて、怪人を「とりあえず」倒す。
５．とりあえず倒された怪人が再生して巨大化する。
６．戦隊ヒーローも巨大ロボットを繰り出して巨大化した怪人と戦い倒す。
大体、上記のようなパターンが定番です。
さて、大体の「あらすじ」を元に戦隊ヒーローになる為の必要項目を
あらい出していきましょう。
■必要項目-1：悪の軍団■
悪の軍団は必要不可欠です。
野球でもサッカーでも相撲でもカーリングでも対戦相手は必要ですからね。
まず、この悪の軍団が身近にいないと話になりません。
もし、近所に出没しないときは東京に行って探してみてください。
大抵、怪人といい怪獣といい東京に出てきます。
地方から攻めるのは、滅多にいません。
いきなり群馬県の嬬恋村に現れてキャベツを盗むとか
大分県佐賀関沖に現れて関アジを全滅させるとかはしません。
まずは相手がいないと話になりません。
■必要項目-2：戦隊ヒーローの結成■
必ず複数で結成しなければなりません。
もちろん犬や猫、ニシキヘビとかヌー 等の動物はメンバーに含んではいけません。
しかも、各人、大晦日の八代亜紀のように派手な衣装で身を包みます。
また絶対に仲間内では衣装の色はダブってはいけません。
色についての補足ですが、絶対に混ぜてはいけません。
「アカレンジャー」ならいいですが「アカシロレンジャー」とか
「黄緑がかったアカレンジャー」とか言うのは不可です。
ちなみに一般的には赤が主役でリーダー的な存在ですが
別にリーダーは赤でなくてもＯＫです。
ただし、金とか銀とか黄土色とか、クロウト好みの色は避けたほうが無難です。
「黄土レンジャー」っていうのもなんだかなぁ・・
隊員募集については、あまり苦にならないと思います。
インターネットの仲間募集とかの掲示板に載せれば「そこそこ」
集まる可能性もあります。
ただし、最近の傾向としてメンバーは「イケメン」が多いです。
相撲取りのような体系の人や、人相の悪い人、難病持ちで
今にも入院が必要な人は残念ながらいません。
戦隊の特色を出すという意味では上記のような方々を
メンバーに入れるのもいいかもしれません。
相撲取りのような体系の人ばかり集めて
「物言い戦隊 もろだしジャー！！」とか
■必要項目-3：悪の軍団の手下の怪人が街を襲う■
悪の軍団の手下の怪人が街を襲わなければ戦隊ヒーローで出て行く意味はありません。
せっかく怪人が出てきたのに、その怪人が献血とかして、世のために役に立っている
のでは全く戦隊ヒーローの戦う意義が失われてしまいます。
それどころか、その怪人を倒したときには戦隊ヒーロー自体が悪役になってしまいます。
折角、出てきた怪人には大いに暴れてもらい人々を苦しめてもらいましょう。
暴れだす迄絶対に怪人に手を出してはいけません。
■必要項目-4：怪人を「とりあえず」倒す■
大暴れしている怪人を倒さなければなりません。
これは必須項目です。
あまりに怪人が強すぎて倒せそうにない場合は、さらに仲間を呼ぶとか
崖に行って特訓をするとかして、援軍を求めたり時間稼ぎをしてもＯＫです。
ただし、必ず怪人は倒さなければなりません。
また自衛隊や警察に通報するのは不可です。
戦隊ヒーローになった以上はどんな姑息な手を使ってでも怪人を倒さなければ
なりませんが、公共機関に頼ってはなりません。
■必要項目-5：とりあえず倒された怪人が再生して巨大化する■
最近の戦隊ヒーロー番組は必ず、倒した怪人が再生して巨大化します。
逆に小さくなるのは、いません。
相手の怪人には巨大化する機能も必須です。
■必要項目-6：戦隊ヒーローも巨大ロボットを繰り出して怪人と戦い倒す■
この項目は戦隊ヒーローになる上で最も躓き易い項目です。
なんせ、巨大化した怪人を戦うために、こっちも巨大ロボットを繰り出して
戦わないとならないからです。
巨大ロボットって・・作るのにいくら必要なのでしょうかね。
アメリカ軍の原子力空母 数隻分は軽く必要な位の値段と思われます。
しかも、余計なことに最近の戦隊ロボットは幾つかのロボットと合体して
敵を倒します。
つまりロボットは1つだけではダメってことです。
ここまでくると大富豪か強大なスポンサーを味方に引き込むしかありません。
おそらく税金や寄付では巨大ロボットは作ってくれないでしょうから。
戦うとロボットも燃料を消費したり、傷ついたりします。
燃費や修理費等の諸経費も発生します。
（おそらく重量税とかはいらないと思いますが、どうなのでしょうかね。）
また定期的にある車検ならぬ「ロボ検」はないでしょうが
自主的にメンテナンスや定期校正は必要と思われます。
ちゃんと定期的に校正しないと「いざ」って時に
ロケット・パンチが正面の敵ではなく、斜めの民家に飛んで行ったり
トドメのビームを出そうとすると既に配管からビームが漏れていて
「すっからかん」になってしまっている可能性もあるからです。
よって技術力でも経済力でも悪の軍団に勝らないといけません。
−補足項目−
戦隊ヒーローになるための補足項目として、まず一般の人が躓くことは
「定職を持たない」または「学生ではない」ということです。
怪人が暴れている時に連絡が入っても「いま残業しているから、後で行く」とか
「今日、部活があって出られん」とかいうのは絶対に不可です。
・・となると、やはり戦隊ヒーローになりやすいのは
定職を持っていない「じいさん」や「ばあさん」なのでは・・・
「介護戦隊 総入れ歯！！」とか
以上、数々の必須項目をクリアーしなければ戦隊ヒーローになれないことは
おわかり頂けたかと思います。
自分だけの問題だけでなく、悪の軍団の条件もクリアーしないとなりません。
ある意味、悪の軍団を創設するより困難かもしれません。
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