シークレット・ラブにおける単原子分子の比熱


 

今回は「シークレット・ラブにおける単原子分子の比熱」です。

ばれてはいけない。だけど、やめられない。
人には言えない。だけど、黙っていられない。

この矛盾した恋愛がシークレット・ラブです。
和訳すると「秘密の恋」。

この恋は会社でもあったり、友人同士でもあったり
老若男女を問わずして、起こりうる可能性のある恋愛です。

シークレット・ラブは下記の3通りのタイプが存在します。

1.不遇的推進恋愛
2.感情優先的恋愛
3.肉体要望的恋愛

(注意)不倫は私の定義する「シークレット・ラブ」には当てはまりません
 不倫につきましては、また次の機会に講義します。
 不倫について期待していた方。不倫ファンの方には
 お詫びを訂正を申し上げておきます。

それでは、順に説明していきましょう。

−不遇的推進恋愛−
恐らくシークレット・ラブの中で1番
オーソドックであり、1番、発展して行きやすい恋愛です。

この恋愛は、学生や、やや、タイプは異なりますが
会社内での恋愛も、この中に含まれます。

不遇的もしくは閉鎖的な境遇にある2人が、つきあっていることを
公に言えない状況下で恋愛をしているのが不遇的推進恋愛です。

学生では、特に中学生の頃は、あまり特定の相手とつきあったりは
しないものです。(「横山助教授の講義」−「初恋の関数」参照)
特定の異性とつきあうと、大人が考えている以上に
うわさ話が、たってしまい、また、精神的に薄弱な為
負担になってしまう場合があります。
2人にとって一番の障害となるのは「校則」です。
学校は公に男女交際を認める訳にはいかないので
「男女交際」は基本的及び必然的に禁止となってしまいます。

情緒不安定な思春期の学生にとっては、あまり、公に
異性とつきあっていることを認めず、また、あまり
友人にも教えないものです。

しかしながら、このように、秘密にしている恋愛も
大人と違って、学生の場合、以外と進展していくものです。
何故なら、大人と違って精神的な、満足感が第一に来るからです。
大人の場合、相手に対して精神的欲望の他にも
物質的欲望や肉体的欲望が伴ってしまうからです。
このことが悪いとは言いません。むしろ大人になるに
従って必然的になってくるのですから。
ただ、学生の時の恋愛が何故、良かったか、今と
何処が違うのかと言うところはここにあります。

さて、大人の場合の不遇的推進恋愛はどのような物かと言うと
会社で公につき合っていることを認められない時
関係が公になってしまうと社会的境遇に支障が起こる状況下での恋愛です。

大半の人が、会社等が多いです。
しかしながら、不遇的推進恋愛は不遇な境遇にも関わらず
結婚まで行ってしまうケースが多々あります。
「いつの間にか総務の山崎さんと営業の田中君が結婚していた」と
いった具合で、結構、誰にも知られずに結婚
(ゴールもしくはこれからが本当のスタート)まで行き着く場合が多々あります。

−感情優先的恋愛−
さてこの恋愛は、ある意味ではシークレット・ラブ中
最も危険度の高い恋愛と考えられる場合があります。

感情優先的恋愛は、まさに
「ばれてはいけない。だけど、やめられない。
 人には言えない。だけど、黙っていられない。」と
相手の事を第一に考える博愛的な感情よりも、秘密の恋愛を
密かに楽しむ。人にばれたらどうしようという不安と
スリルが第一に来てしまう恋愛です。

この恋愛は、比較的、つき合う異性も本命の相手ではなく
「おさえ」的な相手になってしまいます。
ばれたときは、直ぐに相手と別れる為です。
つき合うことが第一ではないのですから仕方の無いことと言えます。

さて、何故、この恋愛が危険度が高いかというと
中毒性を潜めているからです。

普通の恋愛とは違い、つき合っていることを秘密にしているので
いつでも別れられる、もし、つき合っている相手が自分にピッタリの
相性だったら、このままつき合い続けてもよし。
知人につき合っていることが知られた場合でも
「あの人は友達」と軽く、追求を逃れることが出来るので
御都合主義の人たちには、大変気軽に受けいられやすい
恋愛なのです。
この気軽さが、何度も感情優先的恋愛を経験させてしまう結果に
なってしまいます。

−肉体要望的恋愛−
最後に肉体要望的恋愛ですが、この恋愛は
読んでの如く、感情や精神的な、至福及び物欲的な欲求よりも
肉体的欲求が第一となります。
肉体だけの関係となりますので、やはり
人には言えない。言いにくい関係になってしまいます。
ベットの上で2人して朝を迎えても、普通の恋愛のように
お互いに、はにかみあい、やや、照れくさいながらも
一緒にベットから離れる。

とういう様なことは全然ありません。
「ああ・・朝が来た・・帰らないと・・」とお互い
そそくさと支度をして、早々にお互いが別れてしまう
恋愛です。

なんとも味気ないですが、それでも、する事をすれば
それでいいという人も以外といるものです。

さて、シークレット・ラブに陥りやすいかを計るのに
「単原子分子」の比熱を求める式が利用できます。

エネルギーは1自由度があるたびに1分子あたりkBT/2だけ増えます。
従って、自由度がfだけあると1molあたり

U=fRT/2   R:気体定数 f:自由度 T:温度

例えば、単原子分子のときは、自由度はx,y,z方向があるので自由度f=3です。
2原子分子では、このほかに回転と分子間の振動があるのでf=5になります。

これを置き換えますと

U=fRT/2   

U:シークレットラブ指数(この指数が高いほど陥りやすい)
R:世間体変数(世間体を、気にする人は、この変数が高くなります)
f:自由度(恋愛にたいして抵抗がなく、気楽につきあえて、気楽に
      別れることが出来る人は、この自由度が高くなります) 
T:境遇指数(恋愛を秘密にしないとならない境遇の人は、この
       指数が高くなります)

最後に2で除算(/2の所)しているのは
2人合わさって、各指数や変数が求まるので
個人のシークレットラブ指数を求める場合は2で除算する



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