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今回は「旅情の慕情に対するスイングバイ」です。
皆さんの中で旅行が好きという方は、かなりいると思います。
けれども「時間がない、お金がない」という理由で
なかなか行けない方も多いでしょうね。
さて今回は以前に旅行に行ったことを少し思い出して
頂きながら論文をお読み下さい。
旅行に行くと、特に一人旅の場合、目的があって
目的地に行くのでしょうが、いざ行ってみると
期待はずれの所や、あっという間に行きたいところを廻ってしまって
時間を持て余したということはなかったですか？
それとか旅行でなくても長い間出張に出ていたとかも当てはまります。
時間が余ると余り目的もなく街をブラブラしているものですが
この時、旅が成させるデジャブーなのか
旅先での異性に目が惹かれることが多々あります。
（旅先でなくても惹かれる？・・そういう方は、もう好きなように生きて下さい・・）
街を歩いている人、バスガイド、売り子のねーねー、ホテルの従業員等々
別段、自分の住んでいる街では、そのような感情にならなくても
旅先では慕情に浸ってしまう方が多いです。
これは日本人に限ったことではなく西洋東洋を問わず人間には
芽生えてくる感情なので、「旅行に行ったら自分は直ぐに異性に目が行く」と
悲観することは別段無いです。
日本ではこのようなことを「アバンチュール」という言葉で示したりします。
この「アバンチュール」という言葉。フランス語です。
日本語に訳すと「冒険」という意味です。
更に英語に訳すと「アドベンチャー」です。
同じ冒険でも英語の「アドベンチャー」は滝から落ちたり、急流を下ったり、
お姫様を救うべく魔物と戦ったり、古代の財宝を探したりと
命を懸けてスリルを楽しむイメージがありますが
同じ「冒険」でも「アバンチュール」は別の意味で命を懸けます。
まず、財宝や滝や魔物とは全く無縁です。
旅先で出会った異性との甘い恋に全てを懸けるといったイメージがあります。
フランス人の冒険って一体・・・・。
しかも当の本人は「もう二度と会えないかもしれない」という
心理的に切迫した状況に陥りやすいですから
その真剣さと時間を惜しむ気持ちは普段家にいるときとは
比べようがありません。
普段は軽く２,３時間は昼寝をしたりするのに
このときばかりは１分でも惜しい気持ちになります。
しかしながら、時間を惜しむ余りに事を急いでしまい
相手に悪印象を与えて得てしまう人も多いです。
確かに時間が無いのでノタノタしていられないことも事実なのですが
旅先に来た当初の目的はそのように慕情にどっぷりと浸ることでは
なかった筈です。
(中にはどっぷり浸るために旅に出る方もいますが。その方は例外中の例外。)
その当初の目的を思い出し客観的に現状を考えて下さい。
現状を判断すれば「何をそんなに焦っているのか？」と疑問が沸いてきて
「ここに来た目的はこのことでは無いだろう」と思うようになります。
ここまで来れば的確な判断が下させるというものです。
的確に現状を判断すればこれからの動作、言動、振る舞いにも
よりベターな物になって来ます。
一言、誤解がないように行っておきますが
旅先での慕情を否定しているわけでは有りません。
それは本人の自由意志ですから。
ただ、焦らずに一点だけに集中しないようにして欲しいと思います。
更に今までの事はあなたが旅行をしている時に限らず
あなたの街に来た旅行者の方に対しての振る舞いにしても
同じような事が言えます。
あなたの住む街を旅行者の方が好きになるか否かは
あなたに掛かっているのです。
好きになればその旅行者の方が家族や友人にあなたの街の良いところを
そしてあなたを褒めて話してくれるでしょう。
旅行者の方には親切丁寧に接して下さい。
ファーストクラスのお客様にキャビアを運ぶような気持ちで。
さて、最後にあなたが旅先でアバンチュールに陥り、焦りやすいかを計るのに
スィングバイによって得られるエネルギー量が利用できます。
（スィングバイとは、惑星の重力を使って人工衛星を加速させ遠くの星に飛ばす方法です。）
例えば、地球から天王星まで衛生を飛ばすときに木星でスィングバイをかけます。
木星でのスィングバイ（運動エネルギーの変化量）を求める式は以下の式です。
ΔＴ＝ＶJ･Δｐ
ΔＴ：運動エネルギーの変化量
ＶJ ：木星自体の速度（ガリレイ変換により算出・・詳細は省略）
Δｐ：木星接近直前と直後の衛生の運動量の変化量
（木星を中心とした座標系より算出・・詳細は省略）
木星でのスィングバイによって衛生の速度が運動エネルギーの変化量分だけ
加速されるのです。
これを置き換えますと
ΔＴ＝ＶJ･Δｐ
ΔＴ：アバンチュール時の焦りやすさ
ＶJ ：経過時間
Δｐ：相手に対しての振る舞い、言動と相手の態度の変化量
マイナスな振る舞い、言動を与えると相手の態度の変化量も増え
焦ってくる気持ちは経過時間に対して加速度的に増えていきます。
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