北斗の拳
(Sorry・・Japanese Only)
「北斗の拳(FIST OF THE NORTH STAR)」
1995年作品
監督:トニー・ランデル
出演: ゲイリー・ダニエルズ コスタス・マンディロウ 鷲尾いさ子
ダンテ・バスコ ナロナ・ヘロン 他
2004/5現在、パチスロ(パチンコにあるやつ)で北斗の拳が、はやっていますが
この映画だけはいつまでたっても、はやりそうにありません。
80年代から90年代にかけて週間少年ジャンプという漫画雑誌に連載されていて
全国的に人気のあった漫画でした。
この映画はその漫画のハリウッドリメイクの実写版です。
嗚呼・・外国のリメイクって何故にこんな映画にするかな・・
ゴジラといい。。
−Story&コメント−
TVアニメでも放映されていた「北斗の拳」。
アニメ版の主題歌(「愛を取り戻せ!」)を歌っていたのは
あのクリスタルキング(名曲「大都会」の。)
♪〜YOU は SHOCK!!
♪〜愛で空が落ちてくる〜♪って、出だしでした
でもこの映画は、その通りにショック受けまくり!!
愛で空が落ちてくるというよりも自分の気力が落ちて、
全身脱力状態になってしまいます。
これほどネガティヴなケンシロウ(主人公)は観たことがありません。
時代背景は核戦争後の地球のどっか。
(ここは原作と同じ)
世界を支配しているというサザンクロス・タウンの支配者
南斗聖拳 の達人シンは、ケンシロウの父であり北斗神拳のリュウケンの所に
乗り込んできます。
「北斗と南斗は戦ってはならぬ」というリュウケンの言葉なんか更々
聞く気のないシン。
「これは戦いではない。処刑だ」とヌケヌケとほざき、いきなり
銃を発砲するシン。
リュウケンをなんなく射殺してしまいます。
・・・って、拳法の映画だろっ!これって!
「射殺はねーだろ!」と観客も思ったに違いがありません。
もうマッドマックス状態の映画になり、始まっていきなり路線が、ぶっとんでしまいました。
シンの手下達は「クロスマン」と呼ばれる悪党集団です。
バットという少年とその盲目の妹リンの住む所へ水を求めて、なだれ込みます。
散々、暴れ回るクロスマン達。
観ている客達はクロスマンよりもリンとバットに驚かされたと思います。
だって、黒人だもん。「あれ??」って感じです。
「エマニエル坊や、かい??」って思った客もいたと思います。(思わねーよ)
一方、ケンシロウは荒野を彷徨い、一軒の家で休ませて貰います。
そのときに恋人であるユリア(鷲尾いさ子)をシンに奪われことで
うなされてましたが、ちょうどそこへ3人のクロスマンがやってきて
家の夫婦をシメあげ、かみさんを無理矢理ベットに連れていこうと
しますが、原作なら人々の悲鳴を聞いただけで直ぐに助けに行く
ケンシロウですがこの映画は違います。
家の中のドア口で、どうしようか??ってビビリながら
しばらく様子を見ていました。(早くいけよ!)
悪党がかみさんを部屋に連れ込もうとした時、「ああ・・近づいてくる」って思ったのか
やっと踏ん切りがついたケンシロウ。
ドアの向こうから蹴りを入れて悪党の顔をひん曲げてしまいます。
いきなり不意打ちのケンシロウ。なんてネガティヴなんだ。
ここまできたら自分の身を守るために北斗神拳を使いますが
ものすごくチャチです。迫力のかけらもありません。
ビシっ!バシっ!じゃなくて、ペチペチって、さわりまくっている感じです。
でも悪党の死に様は原作にかなり近いようになってました。
リンとバットの住処へ来たケンシロウは盲目のリンの目を気まぐれで治して
あげますが、「クロスマンに狙われているので助けて」という
願いもむなしく、そそくさと立ち去ります。怖かったのか?ケンシロウ。
案の定、クロスマンに襲われるリン達の住処。
リンの悲鳴を聞き、ケンシロウは戻りますが
ノコノコと歩いています。牛歩戦術か?ケンシロウ!
「早く戻れよ!」って観客も思いましたが、おそらくクロスマンが
立ち去ってくれるのを期待してゆっくりと歩いていったのだと思います。
シンに囚われのユリアは、シンに連れ去られた時のことを思い出します。
戦うケンシロウとシン。
でもどちらも北斗神拳も南斗聖拳も使いません。
ただ殴り合って蹴りあうだけの荒くれチンピラ達の喧嘩みたいです。
しかも、最後にシンがケンシロウを倒した時なんか
頭突きを食らわせておいて、倒れたところで股間を踏みつける
という北斗神拳も南斗聖拳も、へったくれもない戦い方。
「おいっ!拳法は??!!」って、ここでも観客は思ったに違いありません。
リンがクロスマンに囚われになったので仕方なく(いやいやながら)
助けに行くケンシロウ。
そのときもクロスマン相手に殴る蹴るやヘッドロックなのどの攻撃。
「おまえホントに北斗神拳使えるのかよ」って思うぐらい使いません。
しかも戦いの最中にバットが悪党に殺されてしまいます。
(まあ、いいけど別に)
最後はサザンクロス・タウンへユリアを取り戻しにシンの所に行きます。
(みなさんの予想通りの結末です)
劇場を出た観客は
こんなネガティヴなケンシロウを見に来たんじゃない!って憤慨するかも
しれませんが、何度、思い出してもやっぱりネガティヴすぎです。
当然の事ながら続編は出来てません(2004/5現在)