必殺4 (恨み晴らします)


(Sorry・・Japanese Only)

「必殺4 (恨み晴らします)」1987年 (松竹)
監督: 深作欣二
脚本: 野上龍雄、深作欣二、中原 郎
出演: 藤田まこと、三田村邦彦、村上弘明、かとうかずこ、ひかる一平、
菅井きん、白木万理、田中様(山内としお)
ゲスト:真田広之、千葉ちゃん(千葉真一)、蟹江敬三、ミッキー(成田三樹 夫)
室田日出男、相楽ハル子、倍賞美津子、岸田今日子、他

数有る時代劇の中でも、何度も映画化され国民的にも有名なシリーズ「必殺」 。
監督には「必殺仕掛人」の監督である深作欣二監督です。
深作欣二監督は「柳生一族の陰謀」 「宇宙からのメッセージ」
「魔界転生」「里見八犬伝」等
千葉ちゃんが出てくる作品の多くを手がけている監督です
(エンターテイメントな作品が盛りだくさん。)。
上の4作品は見る価値が十分あります。
しかも、千葉ちゃんとミッキーも一緒に出演!濃い役者が大好きな?監督です 。

−Story&コメント−

いつもの時代背景ですが中村主水(藤田まこと)
(モンド:ちなみに中村モンドのモンドの由来はジェームス・ボンドから来たそうです。
そうすると、菅井きんと白木万理はモンド・ガールと呼ばないといけないのでは??)
の職場、南町奉行所で刃傷事件が発生し、奉行が死んでしまうという事件が発生しました。
後任の奉行には若い奉行が赴任してきました。
この奉行こそ真田広之です。
しかしながらこの奉行、花魁のような格好で馬に乗ってノコノコと出てきた物ですから、
周囲の人たちはビックリ。
度肝を抜かれました。
でも、当人は「いや・・全然。」という顔で平然と職務をこなします。
回りの小姓たちも真田広之と同じような格好。
いつも時代劇を見慣れているおじいさんたちは、きっと腰を抜かしてしまうような
御奉行様です。
加藤剛の大岡越前とはえらい違いです。
同じ奉行なのに・・。


それから主水の行きつけの長屋(集落?)に旗本の息子達が馬に乗って押し寄せて来て、
散々暴れ回り、死人が出てしまいました。
この旗本の息子達の格好がまた奇抜です。
志村けんの「バカ殿」のように顔を真っ白く塗りたくっている者、
髪を赤く染め上げラメまで入れている者、
ひげ剃りの最中のように口元と顎の所だけを白く塗っている者。
モヒカンのような髷の者など。
今までの時代劇には出てこなかったキャラクターばかりです。


脇役の登場だけでこのままで、つっこませてくっれるのは、さすがに深作監督です。
でもって、旗本の息子達が暴れている最中に死んだのが室田日出男。
今回は長屋(集落?)の職人役なのですが、とてもちょい役です。
別に室田日出男でなくてもいいじゃないか?と思いますがさすがは深作監督。
脇役にも、ちゃんと濃い人を選んでいます。
(やはり、キーハンターなどで千葉ちゃんと一緒に出ていたから
よばれたのかなあ室田日出男。)
室田日出男は旗本に直接殺されたのではなく、旗本達が暴れているときにどさくさに紛れて
同じ長屋に住む職人、蟹江敬三に殺されてしまいます。
嗚呼・・室田日出男、いつも殺されてる役が多い・・。
後でわかるのですが蟹江敬三は真田広之の配下の殺し屋です。
観ているだけで、こちらの毛乳頭が刺激されそうな蟹江敬三。
さすがは、「Gメン75」で執拗に若林豪を手斧で殺そうとしただけある気骨のある役者です。
真田広之もギトギトに濃い殺し屋を手下にしたもんだ。


事件後、主水は養命酒を飲みながら・・でなく真剣に現場検証をした結果、
この事件には裏が有ることに行き着き、上司の真田に報告しますが、
何もなかったことにされてしまいます。
黒幕が真田広之なのだから仕方ない話ですが。
死んだ室田日出男には一人娘がいて、敵を仕事人の元締めに依頼しました。
この元締め役は岸田今日子です。
夜に江戸中の仕事人が元締めのところに集まっている中
暗闇からヨタヨタとムーミンが出てきたと観客に思わせるように喋りながら現れる岸田今日子。
ターゲットは旗本の息子達なのだがターゲットに対して
室田日出男の一人娘が払った依頼料は少ない額でした。
ほとんどの仕事人達が割が合わないと仕事を請け負わない中、
主水ともう一人の流れ者の仕事人が請け負いました。
その流れ者の仕事人こそ、観客が今か今かと出番を待っていた千葉ちゃん(千葉真一)なのです。
主水(藤田まこと)と千葉ちゃんのツーショットの場面でも
見ている人の90% は主役の主水よりも千葉ちゃんの方に目がいってしまうくらいの
インパクトがあります。
どの映画でもそうですが、主役にならなくても主役より全然目立ちすぎです千葉ちゃん。
話し合いの結果、早い者勝ちでターゲットをしとめることになりました。
ちなみに相楽ハル子は千葉ちゃんの娘役で、父親と同じ仕事人です。
さて、千葉ちゃんと主水はターゲットを殺しに行きます。
アクションはさすがに千葉ちゃんの方が2枚も3枚上でなので、
主役よりも目立って仕事をします。


そうそう、室田日出男の一人娘は依頼料を払うのに遊郭に身売りしてしまいますが、
たまたま村上弘明がその遊郭を通りかかります。
このとき人目に付かないように「ほっかむり」をして歩いている村上弘明。
かえって目立ちすぎです。 とても怪しいです。
思わす観客も「とれよ!ほっかむりを!」と言ったことでしょう。


どんどん旗本の息子達が殺され、当人達は長屋の人たちが
室田日出男の復讐をしていると思いまた、長屋で大暴れ。
このとき、倍賞美津子は、騒動の中、殺されてしまいます。
またもや毛乳頭が刺激して根強く伸びる蟹江敬三に。
それにしても主役が主役だけにヒロインは相応の年齢の人になるのは設定上当然のことですが、
ヒロインまでも濃いよ。倍賞美津子。
さすがの主水もこれには頭に来ます。 (ヒロインが倍賞美津子だから
頭に来たのではないのですよ。

しかしながら、この騒動の後、旗本の息子達は騒動を巻き起こし治安を乱したことから
切腹を言い渡されますがおとなしく切腹しないためよってたかって押さえつけられて
処刑されます。
「バカ殿」のように顔を真っ白く塗りたくっている者、髪を赤く染め上げラメ まで入れている者、
ひげ剃りの最中のように口元と顎の所だけを白く塗っている者。の三人は、
やはりこの三人はインパクトがあるので最後までとっておいたのでしょうね。 深作監督。

さらに長屋(集落?)の人たちは奉行所から強引な立ち退き命令を下され
追い出されてしまいます。
長屋(集落?)には誰も、いなくなって得する人が出てきます。

ここにおいて、いよいよ黒幕の出番です。
黒幕といったらこの人しかいないでしょう。
マスターオブ黒幕。
そうミッキー(成田三樹夫)の登場です。
ミッキー(成田三樹夫)は老中の役で登場します。
いつみても怖い顔をしているよ〜。
ダースベーダーよりインパクトがあるよ〜。
観客はそう言いながらも内心はミッキー(成田三樹夫)が登場してきたことに安堵を感じ、
期待した事でしょう。出た出た。ミッキー。さあここからはあんたの独り舞台だ」と。
真田広之を奉行に取り立てたはミッキーでした。
将軍様が数年前になぶり者して自殺したお菊という女性の亡霊に悩まされていることから
お菊の菩提寺を建立しようして長屋をサラ地にさせる計画を真田広之に任せたていたのでした。
(計画の発案は真田広之なのですが)

さて父親の敵である旗本の息子達が死んだ為、室田日出男の一人娘は自殺してしまいます。
「仕事人によって殺されたのではなくお上に殺されたのだから、死んだ娘は
成仏できないできないなら最初から仕事を受けるんじゃねえ!」と
怒ったムーミンのような声で千葉ちゃんと主水を怒鳴りつける岸田今日子。

しかし、室田日出男を殺したのは蟹江敬三と突き止めた主水により汚名挽回の千葉ちゃん。
蟹江敬三と長屋跡地で対決することになります。
互角の戦いをする千葉ちゃんと蟹江敬三。
ついに2人は相打ちとなります。
もんどり打って倒れる中年男2人。
しかも、スローで流すから観客の耳にはいつまでも離れない中年男の苦悶の声 。
わざわざスローにしなくても・・
死ぬ間際まで濃いよ。

そして、主水と仕事人達は真田広之を倒しに行くのでありますが
ここで忘れては行けないのがリターンオブミッキー(成田三樹夫)。
真田広之に一服盛られて血を吐いて、のたうち回って無念の最後をとげます。
嗚呼・・やはり、ここでも、ろくな死に方をしないミッキー・・。


ミッキーが死ぬと同じく主水が真田広之の前に現れます。
真田広之の配下と戦う仕事人達。
そして主水との一騎打ち。
急に現代風の口調になる真田広之。
「・・だっつーの」とか言いながら長刀を振り回します。
もう、ここまでくると、何を言われても観客も余り驚かなくなっていてのでしょうね。
今までが今までだから。最後には主水が真田広之を切って終わりになります。

この映画が公開されてから、ちょっとしてテレビの仕事人が最終回になりましたが、

映画を観た視聴者がやはり、テレビでは物足りなくて観なくなったのでしょうね。
「千葉ちゃんが出てねーよ!」とか「ミッキーは?」とかで。


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