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My Favorite メイショウアーム

  2001年のジャパンダートダービー2着馬のメイショウアームが2004年の夏、競走馬を引退しました。
 メイショウアームは南関馬の中でも特に気に入ってた一頭です。引退の話は本当に衝撃的でした。
 アームはJDD2着後は大崩こそ少ないものの今一つな戦績だったので将来のことは非常に気になってましたが
 栃木の乗馬クラブに引き取られたという話を聞いたので早速確認し、見学()しに行ってきました。

 ※この乗馬クラブは本来、一般見学は遠慮してもらってます。見学依頼の連絡等はしないようお願いします。

メイショウアーム

本当にいました〜♪
最後に見たのはちょうど1年位前のレース。
1年ぶりの再会です(^^ヾ

……競馬場(パドック)ではメンコしてたので
素顔だと分からなかったよ(^^;
でも額の小さな星はなんとなく覚えてます。
乗馬クラブに着くとアームが障害の練習をしていました。
話しを伺ったところ、障害(馬術)の道に進むそうです。


引退前、休養中に屈腱炎を発症したと聞いてたので
脚元も心配だったのですが、もう問題は無いらしく
元気に走り回ってました。
障害練習中のアーム


でも障害馬としてはまだまだダメらしい。
乗ってた方も『強い馬』とは表現してたけど…

やっぱりまだまだ心配です(^^;

 アームがこちらに引き取られたのは戸崎圭太騎手に頼まれたからだとか。戸崎騎手は以前こちらにいたそうです。
 確かに騎手名鑑にも出身地は栃木になってますね(^^ヾ
 すでに障害練習を1ヶ月近くしてるそうで、もう少し良くなったら売りに出す予定だそうです。と言うことはここも長くは居ないかも。
 まぁ戸崎騎手でつながってれば不安は無いでしょうね。

 それと上にも書きましたが本来この乗馬クラブは一般見学はしていません。
 自分は前日に電話した時、たまたまそのことを知らない人が対応してくれて見学許可を頂けちゃったのです(^^;
 もし違う人が電話に出てたらアームに会うことはできなかった……そう考えると運命的な偶然を感じますね(笑)

 アームを好きになって約3年半。

 初めて向い合うことができました。
 初めて触れることができました。
 初めて手ずから人参をあげることができました。

 競馬場で会えないのは残念だけど
 将来の希望があるのは嬉しいことです。

 これからの新たなる馬生を頑張ってほしいです。

 そして……いつかまた会おう。

★ メイショウアーム
   牡  黒鹿毛  1998年4月16日生
   生涯成績 : 42戦3勝 2着5回

調 教 師  :矢作和人(大井)
馬    主  :松本好雄
生産牧場  : 静内・藤沢牧場
総収得賞金 : 59,862,000

ジェイドロバリー Mr.Prospector
Number
アームサンサン ファバージ
スーパージョオー

★ 全出走履歴

出走日 競馬場 レース名 距離 天気/
馬場
番号 人気 着順 タイム 上3F 馬体重 騎手 重量 取得賞金
(千円)
1着馬(2着馬) 
00/06/19 大井 1 新馬 2歳 1000 晴/稍/昼 7 7 2 1/7 1:02:04 0.9 37.8 465 内田博 53 3,100 (ビックマサル)
00/09/24 大井 9 サルビア特別 2歳 1400 晴/重/夜 7 10 5 4/13 1:31:06 2 41.2 487 内田博 54 700 レオボストン
00/10/15 大井 9 芙蓉特別 2歳 1400 雨/良/夜 8 13 10 11/13 1:31:00 2.5 41.7 489 内田博 54 0 シュイベモア
00/11/01 大井 4 特選 2歳 1400 雨/重/夜 6 9 3 2/13 1:30:01 0.1 38.7 490 内田博 54 1,000 フラッシュダービー
00/11/17 大井 10 青雲賞 2歳・G2 1600 雨/重/昼 6 6 5 3/11 1:42:06 0.1 38.7 487 内田博 54 4,600 レオボストン
00/12/08 大井 8 ひいらぎ特別 2歳 1600 晴/良/昼 3 3 1 1/10 1:43:02 0.6 39.8 489 内田博 55 3,500 (セントレオナーズ)
01/01/16 大井 10 ’01ゴールデンステッキ賞 3歳・準 1700 晴/良/昼 5 5 1 3/9 1:47:04 0.3 37.2 493 内田博 55 2,200 ミツルトップワン
01/02/15 大井 10 京浜盃 3歳・G2 1700 晴/良/昼 7 12 6 8/14 1:49:04 2 38.8 492 内田博 55 0 トーシンブリザード
01/04/16 大井 9 羽田盃 3歳・G1 1600 晴/良/夜 5 7 8 8/14 1:42:01 3.6 38.9 489 堀千亜 56 0 トーシンブリザード
01/05/10 大井 9 東京王冠賞 3歳・G1 1800 曇/重/夜 7 8 9 8/11 1:55:08 3.3 39.3 488 戸ア圭 56 0 トーシンブリザード
01/06/07 大井 9 東京ダービー 3歳・G1 2000 雨/不/夜 5 10 16 6/16 2:09:00 1.5 39.5 489 戸ア圭 56 0 トーシンブリザード
01/07/12 大井 9 ジャパンダートダービー 3歳・GT 2000 晴/良/夜 4 4 11 2/11 2:06:01 0.3 38 490 戸ア圭 56 21,000 トーシンブリザード
01/08/09 大井 9 黒潮盃 3歳・G2 1700 曇/良/夜 8 14 3 8/14 1:48:03 1.3 39.1 491 戸ア圭 57 0 アブクマドリーム
01/09/11 大井 9 ’01クリスタルナイトカップ 準重賞 1700 曇/不/夜 3 4 4 8/14 1:48:06 1.7 39.6 496 戸ア圭 56 0 タカトモトップガン
01/10/09 大井 9 スーパーチャンピオンシップ 3歳・G2 2000 晴/良/夜 1 1 6 4/10 2:08:04 0.6 38.4 495 戸ア圭 57 2,500 ナミ
01/11/02 大井 9 スターサファイア賞 A3 1800 曇/良/夜 1 1 1 6/10 1:54:08 0.4 38.4 493 戸ア圭 56 0 ミラーズライト
01/12/31 大井 10 ’01グローリーカップ 準重賞 2000 晴/良/昼 4 7 5 3/16 2:08:02 0.5 38.1 503 戸ア圭 55 1,600 ヤマノジェネラス
02/01/11 大井 9 ブルージルコン賞 A3 1790 晴/良/昼 4 5 2 3/14 1:54:00 0 38.5 499 戸ア圭 56 1,200 ベルモントデーンズ
02/02/12 大井 11 ’02ウインターカップ 準重賞 2000 晴/良/昼 5 7 3 5/14 2:09:01 0.6 38.4 496 戸ア圭 56 640 ベルモントデーンズ
02/03/20 大井 10 ’02スプリングカップ 準重賞 2000 晴/良/昼 6 8 4 10/12 2:09:03 1.9 37.5 493 内田博 56 0 ナイキダンサー
02/04/11 大井 10 ’02グリーンカップ 準重賞 2000 雨/良/夜 6 11 7 6/16 2:07:09 1 37.6 492 戸ア圭 56 0 ケージームテキ
02/04/23 大井 9 ’02プラネットカップ 準重賞 1790 曇/重/夜 4 8 9 8/16 1:55:05 1 40.5 494 戸ア圭 54 0 ベルモントデーンズ
02/05/28 大井 9 ’02ブリリアントカップ 準重賞 1790 晴/稍/夜 5 6 6 7/13 1:54:06 0.8 38.3 496 戸ア圭 54 0 クールアイバー
02/06/17 大井 9 隅田川オープン OP 1190 曇/重/夜 1 1 4 2/11 1:12:02 0.2 36.9 495 戸ア圭 53 2,200 カコ
02/07/05 大井 9 ’02シーサイドカップ 準重賞 1590 曇/良/夜 2 2 3 3/11 1:39:08 0.8 37.6 503 戸ア圭 54 1,120 フジシャイアン
02/08/08 大井 9 ’02トワイライトカップ 準重賞 1390 晴/良/夜 7 8 3 5/10 1:27:00 0.8 38 500 戸ア圭 56 560 カイジンクン
02/08/21 大井 10 アフター5スター賞 G3 1790 曇/良/夜 6 11 9 12/15 1:55:00 2.9 39.1 502 戸ア圭 55 0 キングリファール
02/09/24 大井 9 武蔵野オープン OP 1790 晴/良/夜 7 10 6 5/12 1:54:04 0.9 38.7 501 有年淳 52 550 カミスドリーム
02/10/17 大井 10 ’02ムーンライトカップ 準重賞 1790 晴/良/夜 2 2 6 5/13 1:54:00 0.7 40 506 戸ア圭 56 560 ストロングゲット
02/11/18 川崎 10 由比ヶ浜特別 A2 1600 晴/良/夜 6 10 5 6/14 1:43:04 1.6 40.5 505 有年淳 54 0 ゴールデンイースト
02/12/09 大井 9 ’02勝島賞 準重賞 1790 雪/不/昼 4 8 8 4/16 1:53:03 0.4 39.2 504 早田秀 53 1,200 カイジンクン
02/12/28 大井 9 ゆりかもめオープン OP 1590 晴/良/昼 5 8 5 6/14 1:40:09 0.5 38.4 505 有年淳 51 0 ロイヤルサンサン
03/02/03 大井 10 ’03ウインターカップ 準重賞 2000 晴/良/昼 3 3 6 8/13 2:10:02 0.8 38.1 505 内田博 54 0 ダイワボンバー
03/02/19 大井 10 きさらぎオープン OP 1790 晴/重/昼 3 3 7 2/13 1:54:00 0.3 37.9 498 有年淳 49 2,200 ダイワボンバー
03/03/19 大井 11 フロンティアスプリント盃 G3 1190 晴/不/昼 4 7 10 14/ 16 1:13:08 3.2 37.9 499 早田秀 55 0 ハタノアドニス
03/04/17 川崎 9 卯月(うづき)特別 A2 1600 晴/良/夜 5 8 7 4/14 1:43:04 0.5 40.7 494 戸ア圭 57 492 デザートウェイ
03/05/13 大井 9 ケンタウルス賞 A2 1590 曇/良/夜 5 5 8 7/9 1:40:06 1.4 38 497 有年淳 54 0 ナイスキングオー
03/05/21 川崎 9 ’03スパーキングナイトC 準重賞 2000 晴/重/夜 8 8 4 1/8 2:11:06 0.1 39.6 497 的場文 57 6,000 (アオバコリン)
03/06/25 大井 9 帝王賞 GT・G1 2000 曇/不/夜 2 2 8 7/15 2:07:01 2.5 39.2 500 的場文 57 0 ネームヴァリュー
03/07/30 大井 9 サンタアニタトロフィー G3 1590 曇/不/夜 2 3 7 9/15 1:40:06 2.1 39.8 504 戸崎圭 54 0 コアレスハンター
03/08/20 川崎 10 ’03スパーキングサマーC 準重賞 1600 晴/稍/夜 3 3 3 2/12 1:41:05 0.4 38.8 503 的場文 58 2,450 パープルモンク
03/09/17 川崎 10 ’03スパーキングオータムC 準重賞 2000 晴/良/夜 4 4 1 5/9 2:11:08 1.9 41.6 503 的場文 57 490 ダイタクリムジン

メイショウアーム 〜 2001年のクラシック馬たち 〜

なぜメイショウアームにここまで惚れこんだのか。

JDDで馬券を取ったから、と言うだけではないですね。それも一因だと思いますが馬券を取ったというのは「好きだから」買えたのであって
それ以前から気になる存在だったです。アームのことを考えるとき、2001年のクラシックを思い出します。
当時の南関東クラシックと言えば羽田盃・東京王冠賞・東京ダービーの3レース。この年はその前の京浜盃、そして前年の青雲賞までが
脳裏をよぎります……


メイショウアームを気にし始めたのは青雲賞の頃。名前がメイショウアムールに似てたことがきっかけ……な気もします。(^^;
この時期、大井の2歳勢にはレオボストンという強者がトップに立っていました。
破竹の5連勝で青雲賞を制し次期クラシックの最有力となったレオボストンは自分にとって衝撃的な一頭でした。
そして同年の川崎・全日本2歳優駿ではトーシンブリザードとロイヤルエンデバーがワンツーを決め、
3着も道営馬フレアリングマズルという地方馬の大活躍で大興奮したものです。
JRA所属馬が優勢な中での地方所属馬の活躍。その状況では翌年のクラシックに期待をするのも当然というものでしょう。


その全日本2歳優駿の数日前の2000年12月8日。
大井開催では冬の名物レース・ホワイトエンジェル賞がありました。
白毛芦毛限定のこのレースは大変面白味のあるレースで、
前年テレビで観戦しながら、来年は生で見たいと思いました。
念願叶ってその日、大井競馬場を訪れた自分は
その前の3歳特別競走『ひいらぎ特別』を見ることができたのです。
まだ勝ち上がってきたばかりの小粒なメンバーの中、
青雲賞3着のメイショウアームは1頭だけズバ抜けた存在。
当然の1番人気で、パドックでも強そうに見えました。


レースは期待通り危なげない1着。
レオボストンには及ばなかったがコノ馬も強い部類なんだと実感しましたね。
この時から自分の中でアームの存在が大きくなってきました。


そして迎える京浜盃。レオボストンら『青雲賞組』とトーシンブリザードら『全日本2歳優駿組』が初めてぶつかります。
結果は青雲賞組は全日本2歳優駿組に全く歯が立たず敗退。しかもトーシンブリザードの末脚は三冠の「期待」が「確信」へと変わるぐらい
凄まじいものでした。続くクラシック3戦でも青雲賞組はまったく力およばず、しかも筆頭のレオボストンは3戦とも出てきません。
三冠レースはトーシンブリザード・フレアリングマズル・ゴッドラヴァーの3強が注目を集め、トーシンブリザードは見事三冠馬となったのです。


そして訪れた交流重賞・ジャパンダートダービー。三冠馬トーシンブリザードに恐れをなしてか、
高額なレース賞金にも関わらず多くの馬が出走を回避しました。
南関デビュー馬はトーシンブリザードとメイショウアームとシングルトラックの3頭だけ。
そして京浜盃から続く3冠レース全てに出てるのはトーシンブリザードとメイショウアームだけ。
そしてメイショウアームだけが唯一の『青雲賞組』として参戦してきたのです。


  青雲賞……今はハイセイコー記念と名を改めたこのレース。
  自分にとってこのレースの存在価値は大きいのです。
  大井の名馬ハイセイコーを彷彿させるレース。
  自分は大井競馬が大好きで大井の所属馬を応援しています。
  しかし南関東競馬の中で強い馬の多くは船橋や川崎の所属馬です。
  だからこそ大井所属でデビューしてきた馬には愛着があり、
  ハイセイコーのように青雲賞まで連勝してきたレオボストンや
  その馬と熱戦を繰り広げてきたメイショウアームに期待していたのです。

  メイショウアームはJDDでその期待に応えてくれました。
  トーシンブリザードには及ばなかったものの大健闘の2着。
  馬券的にも大当りで大喜びしました。(^^ヾ



メイショウアームにかける想いの強さはその『大井らしさ』なのでしょう。自分はアームのことを『大井の正道』を歩んだ馬だと言っています。
大井でデビューし、2歳戦を経て南関G2・青雲賞へ。そして京浜盃からクラシック三冠……。
この大井の所属馬の正道を通り、そしてJDDで2着と健闘したメイショウアーム。
トーシンブリザードには敵わなかったけど大井の馬がここまでやったというところに自分は惹きつけられたんだと思います。

2004年9月


 追記

 この記事を書いてから1年後。
 大井競馬で行われた相馬野馬追・甲冑競馬実演でメイショウアームと再会することができました。(その話はこちら
 その後、メイショウアームとは頻繁に会うことができています。
 上の乗馬クラブでのレポートの最後の「いつかまた会おう」は、当時は『もう会えないかもしれない……』という思いで書きました。
 引退し、乗馬クラブに引き取られ、そこも長くいるか分からないという状況では余生のことは考えられないものです。

 それでも再会することができた。

 奇跡とか縁……本当にそういうものを感じます。
 いつまでこの馬を見続けることができるか分かりませんが、もっとずっと見ていきたいと思います。