夢で見た話…

一つ前に戻る

by,石礫


ある夜、石礫はこんな夢を見た

それは…

――

夜の帳が下りる頃、雨が降る。
灰原が歩いてくる
高木は声をかける
少しの話
そこに怒号とパンと言う音が数度響く


雨の音に水滴の音
高木に降りかかる雨漏りの水滴
手に触れてみるとなにかその水滴は水より少しだけ粘性がありヌルッとしている気がした
その時、灰原が高木をライトで照らし、灰原は尋ねた。
「…!?どうしたの?それ」
「それって?…え…」
ライトに照らされた手を見ると、血が付いていた。
手にかかった水滴の方向を見上げる。高木の動きに合わせライトも上を向く
そこには遺体がある

階段の上に行くと…遺体に触れてみるが・・息は無い
携帯で連絡をとる
その最中に灰原の短い悲鳴
「哀ちゃん!?」
彼女を捕らえている男の姿。銃を向けられている
「人質を放すんだ。僕は警察だ!」
「やなこった。」

「あんた刑事なんだな。銃をよこしてもらおうか」
「悪いな…今日は携帯して無いんだよ」
「嘘言うな」
「嘘だと思うのなら…見れば良いだろ。何もしない」
近づいてくる
そして高木の背広を掴む
「すみません!」
といって高木は男の急所を蹴り上げた…そして銃を叩き落した
思わず、男は灰原を離してしまう。灰原を高木は掴む、そして、灰原を下にゆっくり下ろすと
自分で蹴ったのだが「うわっ、こりゃあ、痛そう…」と言う顔をしながら銃を蹴り、銃を被疑者から離してから、
被疑者を取り押さえようとするが被疑者の思わぬ抵抗にあい、取り押さえきれなく逆に押え込まれる

首を抑えこまれ、息ができない!高木のピンチだ…

ガシャ!!
「そこまでよ。動かないで」
灰原は被疑者の所有していた銃を構えている
「お嬢ちゃんに撃てるわけ」
「あら……そうかしら」
と、冷徹に微笑み引き金を引く
思わず目をつぶる男、高木を取り押さえていた手が緩む。その瞬間高木が逆に取り押さえる
銃から弾丸は発射されなかった

「げほ、げほっ…ゼーゼー、あ、ありがと…、哀ちゃん」高木は激しく咳き込み、荒く息を吸い込みながら、灰原に礼を言った。


「はい、高木さん、銃。」
「あのなぁ!!弾が出なかったから良いけど、1歩間違えば…」
「大丈夫よ。だって、抜いておいたから、」
と弾丸の詰まったマガジンを高木に渡した
「・・・すげぇ。」


――

と、こんな夢だった……石礫が起きて、すぐにした事は夢の内容をメモする事だったとさ、

ちゃんちゃん♪

いっとくけど、殆どこんな内容だったのよ………まあ、多少は、違うのかもしれないけどね(^_^;)