「花とケーキの日」
by.石礫
今日の日付に、ふと気がついて
花とケーキを用意した。
哀はリビングに花を飾る
博士が言う。
「珍しい事もあるものじゃ」
「なんで?」
「だって、哀君がこんな事する時は目的があるじゃろう」
「…なによ。たまにはこう言う事をしたくなる時もあるのよ」
と、ぷりぷり怒って、ケーキを持って地下室に持って行った
花とケーキに、目的が無いわけじゃない
今日はお姉ちゃんの誕生日
もう二人では祝う事が決して出来ない誕生日
でも、それを祝えるのは私だけ…
一本だけ立てたロウソクの火をソッと吹き消して
「HappyBirthday…Dearお姉ちゃん」
FIN
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明美さんの誕生日わからないんですけど……ふと浮んだのだ。