優しい闇 title17-list

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by,石礫

一緒に居る事が絶対だった。
別れると思わなかった人
ボクの魂の片割れだった王様
袂を別つ事が二人の運命だった

そして、僕等の永久の別れ

王様はあの闇の中で永久の眠りにつき
僕は、ただ一人取り残される…

ねえ…王様
君の眠る闇は優しいですか?

いつか、貴方の眠る場所を尋ねても良いですか
いつか、貴方に会いに行きます
いつか、貴方の眠る闇を見に行きます

ねぇ…もう一人のボク
久遠の優しい闇に抱かれて眠って居る、ボクの魂の片割れ

もう、会えないとわかっていても
ボクは…もう一度…君に会いたい。

だけど…
手を伸ばして求めても…ボクの思いは、君の眠る闇には永遠に届かない。



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 きっと、王と遊戯は、最終的には別れなきゃいけないんだろうな…06「永遠という名のとびら」を一緒に読む事をお勧めします