あなたの体温 title03-list

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by,石礫

不意に、夜中に目覚めると…
恋人はベットを抜け出していて、月光の中に佇む…


その名前を呼ぶと

声に気が付き振りかえる恋人は

オレに微笑みかける

異質の妖艶なる微笑みで
月の光のような冷ややかな微笑みで
温もりの存在しない微笑みで
哀しみだけに満ちた脆弱な微笑みで
人形のように作られた微笑みで…


だから、
その人形に

オレが温もりを捧げる
オレと言う熱を与える


その身にとりこんだ、熱によって、体温が生まれた人形は
人となる
最初の人間に命を与え賜う様に…


そして、オレは温もりを持ったヒカルと言う存在を抱きしめて眠るのだ。
我が腕の中にその体温を感じながら…


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色々悩んだんですが散文です
…最初、思いっきり、その最中…とかにするつもりだったさ(爆)