The case of the fabulous fake

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※ちまナルです。書くのが間に合わなかったクリスマスのお話…今更UP(^_^;)

by.石礫


シーン1『火影室にて』

プレゼントに何がほしいかって?尋ねられて、カカシに耳打ちするナルト
「オレにだけじゃなくて、大きな声で言わなきゃサンタさんには聞こえないのよ」

「そっか…んとね。かぁしとワンワンとけーきってばよ」
「はぁ?それはどういう意味じゃナルト?」と三代目が聞きなおす

「だからぁ、かぁしとワンワンとけーきってばよ」
「ナルトの言いたい事を訳すとですね。オレと忍犬たちとクリスマスのケーキ食べたい
って事なんですが…この願い叶えて下さるんですかね…サンタさんは?三代目もそう思いませんかねぇ?」
カカシはそう言うと、三代目を恨みがましい目で睨んだ。
ナルトの言う事がわかるカカシに…三代目はちょっと負けた気分になり、ものすごく悔しいと思ってしまう…。

「すまんのぉナルト…カカシじゃなきゃダメだって任務が入っておってのぉ…こればっかはサンタでも無理だそうじゃ」


 ってか、イベント毎に、オレに任務を入れよーとするのは…どーゆー事でしょうねぇ三代目?(`Д´)


三代目の言葉にカカシは心の中で突っ込みを入れていた

「そっか…かぁしニンムかぁ」凹むナルト
「しょうがないからのぉ…クリスマスはワシと過ごすか?ホムラとコハルもよぶかのぉ?」
「うん」


 そ、即答っ!?Σ(゜□゜lll)ちょ、ちょっと、ナルトぉ、オレと離れるの嫌とか、少しは言ってよ〜!


「カカシ、そういうことじゃから、さっさと任務行って来い!」
「かぁしいってらっしゃい!」
「お…おう〜…任務い…いってきます…」と、カカシは力なく返事をして火影の部屋を後にした


シーン2『任務の集合場所』

隊長の到着を待っていた暗部のメンバー。遅刻してきた隊長、カカシのやる気ない声で発せられた言葉は
「え〜と、皆さん…今回の任務は、クリスマスまでに終わらせるよ〜に勤めてください一日でも…遅らせたら…殺す… と言う事で、心してかかるよ〜に」
それは12月22日の午後の事
小隊に組まれた三人のメンバーは「ハードな任務を三日内でやれと?…お、鬼だっ…この人っ!!」と思ったそうである


シーン3『クリスマスパーティ』

12月24日。クリスマスパーティは楽しく過ぎた…しかし、時折、ナルトは窓のほうを見て寂しそうな表情を浮かべる
「お主がカカシにに任務を入れるからだろ」「ったく、少しはナルトのことを考えろ」
とコハルとホムラは三代目に文句を言っている。そんな会話が聞こえ、
ナルトは悪い事したなぁという顔をし…すぐに、笑顔で楽しいんだよとアピールしてしまうので…三人のほうが切ない思いを抱いてしまう


シーン4『木の葉の里にサンタ現る』

高速で任務をこなし、クリスマスである25日の未明に戻ってくる事ができたカカシの小隊
「じゃ、任務完了。みんな、ご苦労さん」とカカシは去っていき。「オ、オレ達命繋いだ〜」とえらく感動する小隊メンバーの皆さん(^^;)

カカシがナルトと住む住居に付くと、サンタの格好をした不振人物がウロウロと
「おう!カカシ!任務帰りか?」カカシのよく知ってる人物だった
「…じ、自来也様?久しぶりですね…ってか何でそんな格好してるんですか?しかも、ちゃんと付けヒゲまでつけて…」
「久々に、里に寄れたんでな。たまにはナルトの顔でも見てくかと思ってな」
「だから、サンタの格好をしてる意味が…」
「ワシが、アイツを孫のよに思ってるのは知っとるだろ…一度くらい、こんな事してみたくなってのぉ」
「…」
「ま、慣れないモンでな。何が喜ぶのかわからんで、いろいろ用意してみたんだが…で…、ナルトは何が欲しいって言っとった?」
その言葉にギクリとするカカシ
「………オレや忍犬たちとクリスマスパーティしたかったなぁって…結局、間に合わなかったんですけどね…」
「…そうか。でも、25日もクリスマスだのぉ」
「ですねぇ……」


シーン5『クリスマスプレゼント』

眠っているナルトを「ほれ、ボウズ。起きんか!」と起こす声目をに覚ますと、そこにサンタクロースがいた
「さ、さんたさん?!」
「お前さんに、プレゼントを持ってきたぞ…うーん。」サンタは印を組んだ
ボンと煙が上がる。煙が晴れると、目の前にはカカシの姿が

「これかのぉ?お前さんが、欲しかったっていうプレゼントは?」
「かぁし!」
「あれ?ここどこ?あれれ?ナルト?」カカシ、棒読み(苦笑)
「こら、ちゃんと演技せんか!せっかくのワシの台本が台無しだろうが」とカカシの演技にダメ出しする自来也
「すみません」と謝る

「ただいまナルト」「おかえりってばよかぁし!」

ほのぼのとした二人の雰囲気に…『カカシのヤツ…どーやら、 ちゃんとナルトの保護者しとるよーじゃのぉ』と自来也はにこりと笑い
「じゃ。ワシはトナカイ待たせておるんでのぉ。帰るとするかー」

「ありがとーさんたさん。ばいばーい」とぶんぶんと力いっぱいに手を振るナルトであった。


これは、クリスマスの小さなお話。
FIN
後書き:カカナルがラブラブなのには目をつぶってるのかもジラ様(汗)…25日までに作るのは間に合わなかった(^^;)07.12.27