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小さな小さな泡立て器に、小さなボウルと小さなスポンジ。
平次くんのために出来ること。
和葉ちゃんは一生懸命です。
スポンジを焼くのも、こんな小さな身体じゃどう頑張っても出来ないので、買って来てもらったスポンジなのですが。生クリームを泡立てるのだって、一番小さな泡立て器でも、和葉ちゃんの倍は大きいのですから大変です。簡単に泡立てられるホイップクリームにしとけ、と言う平次くんに、それじゃアカンのん!と譲らない和葉ちゃん。
いっぱいいっぱいあったかくって優しいキモチをもらってるんやから。なんとかなりそうな事くらい、全力でせな、って思うんですって。
手伝ったろか、と言う平次くんの手を、アタシがせな、意味ないんやもん、と断って。必死になって頑張って。出来たクリームは少しゆるいけれど、なんとか、形にだけはなりました。
スポンジがつぶれちゃいそうなほどに大きいいちごを乗せて、できあがりです。 |
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