とっておきの

 

くーみんさん


「じゃあな。また電話すっからよ」

いつものようにあっさりと切れた電話。
殊更にさりげなく感じたのは私の気のせいだろうか?

泣きたくなるほど寂しい時。
必ずあるあいつからのコール。

「すげーうまかったよ…」

欲しい言葉をくれて。

「今まで食べた中で一番イケてたぜ?」

新一が傍にいなくなってはっきりと自覚した気持ちは伝わっただろうか。

 

耳にあてたままの携帯から聞こえるのはツーツーという耳障りな電子音。
泣きはらした顔を見られてしまったコトが今更のように頬を熱くする。
あいつの前では笑顔でいたかったのに…
なんでもないよって顔をして。
慣れてるからって微笑んで。
園子が「強いね」と言ったそのままに。

雪の静かに降る夜。
窓を開け放したままで大きく深呼吸してみた。

とっておきの…

とっておきの笑顔で待ってるから。

入り込む冷気が少しずつ気持ちを静めて…
そうしてコートを身体にかけてくれたのが新一だったのだとやっと気付いた。
手の中の携帯をそっと胸に抱く。
聞こえるのは電子音だけだったけれど。
つい先刻まであいつと繋がっていたそれを。とても愛しく感じた。

 

 


うきゃあああああvvvv
掲示板にてあぶりだしにてこんな素敵なお話をご披露いただいて・・・ねだり倒してしまいましたvvvv
おまけにイラストまでつけてくださるとは〜 や〜んっ。゜(>▼<//)゜。

うきゃきゃきゃきゃ♪(←あやしい人)

新蘭新蘭新蘭♪

こおんな優しいお話を書けちゃうくーねーちゃんのHPはこちらです(←この紹介文はくーねーちゃんとこにならってます(笑))

これにお返ししましたくぬぎの「新一にーちゃん視点」ですが、いずれアップします〜