おまもり。
はい。おまもりネタですー。
服部のお守りは、これまで何度となく見ていた。
大事そうにとはいたく言いがたいのだが・・・無下に扱っているかの様に見えて、ちゃんと持ち歩いている・・・。
それが何故なのか、理由がうすうすわかっているので、それを見る度に苦笑してしまうのだ。
多分、服部本人も気がついてねーんだろーけどよ・・・
いつもそう思った瞬間に、「なんや」と不機嫌そうに問い掛ける服部に、その日はいつもの「別に」という返事の代わりに、何気なく聞いてみた。
「なあ、それって和葉さんも同じ物持ってるんだよな・・・」
「ああ、持っとる。それがどないしたんや?」
「いや・・・見た事ないからさ、ただどんなかなと思って聞いただけ」
「色違いで、アイツのは赤や。・・・その他は全然変わらへん。」
記憶の糸を手繰るかの様に、服部は空を見上げながら答えた。
その様子を不思議そうに見ているのに気がついて、服部はほんの少し眉間に皺を寄せて・・・だが、どこか嬉しそうに笑った。
「これまでに・・・3回しか見た事あらへんねや。俺と違うて、アイツはホンマに肌身離さず持ち歩いとるから、見る機会もあらへんで?」
「3回?」
「・・・おまもりやて貰うた時、おそろいやって見せたんや・・・それが1回目やな。でもって、2回目は、小学校ン時や。学校で落として・・・3回目もやな。あン時は和葉のお守りの紐が切れよったんや。」
「・・・2回ともオメ―が拾ったのか?」
「や、俺のやと思たクラスメートが届けてくれたんや。それまでしょっちゅう落としたりしとったからなァ」
今も変わんねーんじゃねーのか?
ハハ、と苦笑するが、服部は冷たい視線の中、柔らかな微笑を浮かべて、手の中のおまもりを見ている。
服部自身は気がついているのだろうか・・・おまもりを見る時の自分の表情が、いかに優しいものなのかを。
「・・・・・・なんや?」
「や、別に・・・」
おれ自身も、一度命を助けられたそのおまもりは、確かに効力があるのだろう。
服部自身も、海に落ちたり崖から落ちかけたり・・・おまもりが救ってくれたとするのなら、おれが知っているだけで何度もコイツは命を救われている事になる。
探偵として、非科学的な物を信じるつもりはないが―・・・
お守りの効力っつーよりは
そっとお守りを握りしめ―・・・大切そうに懐に戻す服部を見て
いつ服部がそれに気付くのだろうかと思わず苦笑した。
あとがき
いつかやろうと思っていたおまもりネタでSS・・・^^;
ホントはもっと長くなる予定だったのですが・・・うが^^;;;
おまもりが守ってくれてるというよりは、きっとそれを見る度に和葉ちゃんが自分を心配している事を無意識でも思い出すからなのかなあと思ってしまうのですが♪
あと・・・和葉ちゃんの気持ちかなvvvと(^^)
どちらにしても大阪コンビは書いてて楽しいカップリングの一つですv