距離

           
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目に見えて変わったものと言えば。

吐く息に色がついた事と。・・・

それからほんの少し空いた二人の距離。


それだった。



ふっと足を止めて・・・その背中を見れば。

今以上に離れていく、小さくなっていくその背中―・・・。


きっと二人の関係も同じ。

・・・オレが立ち止まったのなら離れてしまうのだろう


分かってはいてもその背中にオレ達の、多分、そう遠くない未来を重ねてしまう。



きっと。

工藤が相手なら・・・離れて行かない様に。一緒に居られる様に。

・・・お前の方から歩み寄るんだろうけれど・・・


『オレじゃ駄目か?』なんて、とても聞けない。


・・・その想いの深さを知らないわけじゃないから

・・・・・・代わりに、なんて言い出せるわけもない


出会ったばかりの頃とは違うと感じるのはこういう時だ。

二人の今の関係を壊したくなくて。自分でも笑ってしまう程臆病になっている。―・・・そう感じる時。


お前がオレを頼ってくれて。
オレがお前を支えて。

お前がオレを支えてくれて。
オレがお前を頼って。


・・・それは繊細で微妙な均衡。


その奇妙に取れたバランスが崩れたら。・・・もう2度と逢えなくなる。



それが怖いから


怖くて怖くて仕方ないから



オレの気持ちは死んだフリをする




・・・それでもいい・・・

一緒にさえ居られるのなら・・・


お前が笑っていられるのなら・・・



気づかないでいい


気づかないでいてくれ



きょとんとしながら立ち止まって振り返るお前に。オレの方から歩み寄る。


オレが歩み寄れば。その分近くなる距離。


手を伸ばせば届きそうなその二人の距離に。

息を殺しながら。

思いを押し殺しながら。



他には何もいらない・・・

側に居たい、と・・・



それだけを願う・・・





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・・・あり?^^;KAITOの快ちゃんにもクリスマスプレゼントをvと思ったのですが・・・何だかすっごいダークに^^;;;;

ええと、これ、今の所本編に組み込むつもりはありません^^;
再び「別館」でアップさせていただいたとしても、「恋敵」の様な扱いになるかと思います^^;;;

なので、入れるなら、5と6の間くらいになります^^

「原作カップリング」推奨のどんぐりでは異色の作品ですね^^;
でも、快ちゃんから蘭ちゃんの視点は、くぬぎとしては書きやすいですvvv

・・・なら早く次を書きなさいってば(びしびし)