えぴろーぐ

工藤家に戻った新一は、湯船に浸かってくつろぐと、風呂上がりに書斎で四つの署名を読んでいた。

蘭の奴、嬉しそうだったな・・・

遠くから見た蘭の嬉し涙を思い出して、自然に表情がほころんでいた。

父親と娘・・・

急には上手くいかないという事は新一だって重々承知の上だったが、蘭の幼い頃の願いを叶えてやりたかった。

今ごろ、蘭も解毒剤を飲んでるだろう・・・そんな事を考えている時に、ふいに玄関のチャイムが鳴った。

こんな時間に・・・?

阿笠博士だろうか・・・。

玄関のドアを開けると、そこにいたのは今だに幼い姿のままの蘭・・・であった。

「まだ解毒剤飲んでないのか!?」
呆れる新一の言葉に、蘭は嬉しそうにうんと返事をする。

「こんな夜更けに・・・子どもの姿なんかじゃ危ないだろーが!」
怒り出す新一に構わず蘭は微笑んでいる。

「あの・・・ね、新一、何も言わずに帰っちゃったから・・・一言お礼が言いたいって思ったの・・・」

「なんだ、そんな事か・・・そんなのいいから、送ってってやっから、帰れよ」
「ん、解毒剤持ってきてるし、すぐそこでお父さんが待っててくれてるから平気・・・そんな事より・・・ちょっと耳を貸して?」

「ん?・・・なんだよ?」

新一は蘭に言われるままにひざまずくと、蘭の顔に耳を近づける。


・・・・・・!



「えへへ・・・!」

頬に一瞬柔らかい唇の感触が、確かに感じられた・・・

新一は耳まで真っ赤になって、目が点になっている。

蘭だって、負けてはいないほどに赤くなっている。

「・・・新一パパに、お礼!・・・お父さんには内緒にしてね?」


新一は、頬を押えたまま、駆け出した蘭の後ろ姿を見送った・・・。

あとがきのあとがき・・・?や、そのまま新一がいなくなっちゃったらやっぱ蘭ちゃんは心配するでしょうという事で・・・。予定外のキスシーンがありましたが、いかがなもんでしょう・・・。できそうでできない・・・くらいにとどめておく気だったのに・・・(←いや、もっとキワドイじゃないかと言われると身もフタも・・・なんですが)こういうキスシーンはコナンの時に歩美にされてたし、ま、いっか!と・・・。ああ、石を投げないでください・・・。(−−;)

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