Liar...
事務所のドアの隙間から、震える肩と押し殺しても漏れるその声に―・・・逢いたいという気持ちがことさら募る。
この姿でなら、毎日嫌という程顔を合わせているのに、やっぱりその意味は違って
今のおれには、その涙を止める術すらないのだと
ドア越しに溢れるその哀しみに、今の状況を恨んだ。
この姿では、泣き疲れて眠ってしまった蘭にコートをかけてやる事すら、元の身体の時ほど簡単には出来なくて
起きないでくれよ?
泣き顔を笑顔に変えたいばかりに余計に起こさない様に気を使いながら、その泣き顔をそっとカメラに収めた。
ほんの少しだけでいい
誰も見ていない、この僅かな時間だけは、工藤新一としてこの場に居たい。
誰にも見つからない様に、急いでチョコを食べながら、それに込められた気持ちを思いながら―・・・
「でも、変わってるよな。桃型のチョコなんて・・・」
ロッジで見て、十分過ぎる程に分かっている真実に、今だけ嘘を吐かせてくれよな・・・?
本当の姿を取り戻した暁には、お前からじゃなく、おれから先に気持ちを伝えさせて欲しいから。
雪降る夜空を見上げて微笑うお前を、一層・・・狂おしい程愛しく感じた。
あとがき
嘘は「lie」なのですが、嘘吐きとしたかったので「liar」にしてあります^^;
くーねーちゃんが掲示板であぶりだしを使って書いてくれたお話に、お返事としてあぶりだしで書いてしまったものがこれです(^^;)
・・・・・・・・いやん♪何書いてんだか(大笑)
改行などなど、少しだけ手を加えてますけれど
・・・・・・・ラスト一行、どーにかせーって感じですわね(大笑)