風邪

コナンの時ってやたら風邪ひいてません?あれってAPTXの副作用のせい?ただ単に新一の生活が不規則なのか?そんな所からきました。初めての(コナンの)小説・・・。こんなんでいいんでしょうかねぇ・・・。

「う・・・ん・・・」

頭が痛い・・・。
どうやら風邪をひいたらしい。

コナンの時にもしょっちゅう風邪をひいてはいたが、新一に戻ってからは初めての風邪だ・・・。

妙に静かな家の中に、時計の音だけがこだまする。
「11時か・・・」

新一は今日、学校を休んだ。
いつもなら無断欠席なんてしないのだが、今の今まで寝ていたのだ。汗をかいてパジャマのシャツがぐっしょりと濡れている。

コナンの頃なら蘭がつきっきりで看病しかねないだろうな・・・。

そう思うと、新一の表情にふっと笑みがこぼれた。

昨日、事件に夜中の3時近くまで関わって、挙げ句の果てに疲れてそのままソファで眠り込んでしまったのが良くなかった・・・。
今更ながらに蘭の家にいた頃のありがたみが身にしみる。
「やっぱ、病院に行っておいた方がいいかな・・・。」
つぶやくのも辛い・・・。
着替えなくちゃと頭では思っていても、身体がついていかない。

こんな事なら博士に電話でもしておくんだった・・・。

頭の痛みに気が遠のいて、新一はまた夢の中へと落ちていった・・・。



「蘭・・・姉ちゃん・・・」
コナンは苦しそうにベッドから上半身を起こして、蘭の姿を探した。

蘭のベッドはもぬけのカラだった。

風邪をひいたという事で、コナンは蘭の部屋で一緒に寝る事になった。
小五郎は不倫調査だとかで、泊まり込みで張り込みしている。
蘭にとっては看病しやすいという事で、風邪が治るまで、コナンは蘭の部屋で寝起きを共にする事になったのだ。

もちろん、新一であるコナンは嫌がったのだが、風邪でもうろうとしているコナンを言い負かして部屋へ連れ込むのは蘭にとって容易な事だった。

元の姿に戻ったら殺されるネタがまた増えた・・・。

好きな女の子と同じ部屋で・・・というのは世間一般ではラッキーな事かもしれないが、新一にとっては、コナンの姿になっている以上、アンラッキーこの上ない事である。

っくそぉ〜・・・早く元の姿に戻りて〜・・・・!

寝言で蘭に正体がばれたりしたらたまったもんじゃない。
いや、それ以前に寝られるのか?

新一が初めて携わった事件でも、蘭は傍らで寝ていたのだが、新一は隣で寝ている蘭が気になって眠れなかった・・・。
まあ、正常な男子高校生なのだから、その辺は仕方が無い事かもしれないが。

コナンはあの時の蘭の寝顔を思い出して、赤面した。
熱も上がってしまったようだ。
・・・と、そこへ蘭が戻ってきた。

「あ・・・コナン君、起きたの?大丈夫?」
「・・・蘭姉ちゃん、学校は・・・?行かなくていいの?」
コナンは私服姿の蘭に驚いて、そうたずねた。
「うん、お休みしますって連絡入れといたから。・・・おかゆ、作ろうか?食べれる?」
蘭は当然のようにそう答えて、コナンの額に手を当てた。
「う・・・うん・・・」
「ちょっと待っててね。」
蘭は額に張りついていたコナンの髪をそっと撫でた。

蘭の手の冷たさが心地よかった。



「蘭・・・・・・」
いとおしそうに自分で呟いた寝言で、目が覚めた。
「・・・夢、か・・・。」

コナンだった頃の・・・。

今となっては懐かしい・・・

「ん?」
だんだんはっきり見えてきた新一の視界に、赤面した蘭の顔が映った。

「ら!蘭!?」

慌てて上半身を起こそうとしたが、急に動いたものだから、頭痛がひどい。
「あ・・・いてて・・・!」
「新一!?大丈夫!?」
蘭の手を握り締めているのに、今気がついた。
「うわっ!?」
慌てて手を放す。
「わりぃ!・・・いつから!?」
新一が真っ赤になってたずねる。
「・・・寝てたから・・・。」
そう答える蘭も真っ赤だ。

「って事は・・・」

寝言も聞かれちゃったのか・・・。

新一は背中に冷や水をかけられたような感覚にとらわれた。
「お、おかゆ食べる!?作ったんだけど・・・とってくるね・・・!」
蘭が動揺しまくりながら足早に立ち去って行った。
「・・・聞かれたな・・・」
真っ赤になりながら、新一はジト目でそう呟いた・・・。

ま、いいか・・・。

ひさしぶりに蘭のおかゆも食べれる事だし。たまには風邪もいいかもしれないな・・・。

そう呟くと新一はまたベッドに横になった。

UP2000.4.2.




すいません、引越しを機に、思いっきり手直し入れました(^^;)
とは言っても改行加えた程度ですが・・・

だってめちゃめちゃ読みづらかったんだもん(−−;)

一番最初に書いたんだっけ・・・文章がめちゃめちゃです(笑)それは今もですが(大笑)