2日目の夜は[曳き分かれ]と言うクライマックスに入り、6台の山車が中央に集合して、一斉に休み無く30分間唄いつづけます。
人出も最高潮で、どこの山車の歌い手も、自分の山車に沢山お客さまに注目していただこうと、自慢の喉を競い合います。
会長さんの生徒さんのお一人で、お父様が民謡をなさっているだけに
唄はさすがです。
先ず、カラオケ同好会の会長さん、カラオケの先生でもあります。
二階での歌唱、下から見るとこうなります。
・私の隣のお兄さんは、この山車のリーダー、小見川町カラオケ同好会の会長さんです。
・昔[城之内早苗]さんが中学生の頃、何度も一緒に乗り、早苗ちゃん々と言ってお世
  話させて貰ったと仰っておられました。今は不肖、この私がお世話になってまーす!
・昔から毎年続いている小見川町の[祇園祭]。今年は佐原市との合併で小見川町としてのお祭りは最後になるそうです。
・町内から山車が6台出ます。私はその中の一台、[小路町]の山車に乗せていただきました。
 小路町の山車は今年で3回目で、他に[南下宿町]1回と併せますと合計で4年お世話になりました。
 今、演歌の道を究めておられます[城之内早苗]さんもデビュー前、この山車で活躍されたそうです。
・二日間、朝9時〜夜10時まで4人で歌を交代で唄わせていただきます。
 長時間のため、かなり体力を要しますが、エンジンもハンドルもない私たち約20人を乗せたこの山車を、真夏の炎天下で
 引く方々のご苦労を思えば、かなり贅沢な待遇です。
・山車は2階建てになっており、私たち歌い手は常時2階に待機しています。そして1階は笛・鉦・太鼓のお囃子のみなさんの
  お座敷に なっています。
熱唱されているのは会長さんの生徒さんのもうお一方、
美しい声と歌唱力のある方です。
山車の下には引き手の皆さんやご近所の皆さんが大勢聴いて下さっています。
堂々の引き回しです。
周辺を役員さんがかためています。
これらの写真も、やさしい役員さんの
提供で、この様にみなさま方に紹介
させていただいております。
Photo
   平成17年 7月23日(土)〜24日(日) 
  千葉県小見川町 須賀神社祇園祭
4人の仲間、2日目の夜の部、乗車前の記念写真です。
唄の仲間のみなさんを紹介します
夜のにぎわい
後記:

お祭りの山車の運行は役員さんや各持ち場で頑張っておられる皆さん方の陰の力で成り立っているのだなーと毎回感じていたのですが、
小路町のみなさん方とも長い間お世話になっていると、親しみも湧き、お一人お一人の思いやりを感じられずにはいられませんでした。
今年は特に、私たちに喜んで貰おうとしてご自分の体調をくずされた役員さんがおられ、どれほど篤い心を頂戴したかわかりません。
そんな人に出会えた幸せを噛みしめる静香でした。
町中の要所々で山車を停止させ、引き手の皆さんの踊りと、
私たちの唄を1日で20カ所以上回ります。踊りと唄は交代で
行いますが、唄だけでも10ヶ所以上有ります。
1ヶ所で2〜4曲づつ歌を唄わせていただいております。
山車の下はこんなに大にぎわいです。
降りてみなさんと一緒に騒ぎたいですが、唄というお仕事があるのでガマン、ガマン。
移動中
寝ているのではありません、うっとりと唄を聴いています
移動中は二階の屋根を下げ、電線に引っかからないようにします。
写真は[仲町]の山車です。
移動中は仲間で楽しいおしゃべり、
引き手のみなさんごめんなさいね!
夜の移動は電気がないので真っ暗です
有名な八日市場の御輿のみなさんも応援に駆けつけていただきました。
川端町の山車です。
二階で司会をされているのは
大先輩の[奈良崎正明]さん。
お世話になってまーす。
引き手のみなさん
野田芸座連のみなさん
小見川町 須賀神社
日本のお祭りの風情
山車は神社を起点に出発します
こんな小さなお子さん達や、
若いお母さん、お姉さん方に
私たちを乗せた山車を引いて
貰い、本当に申し訳ないですね!
山車を引いている間、ずーっと囃し立てていますので連続演奏です。
歌い手のように交代ではないので、芸座連のみなさまのお疲れも、
かなりのものと思われます。
しかし、疲れなど微塵も見せず、最後の時間まで素晴らしい演奏でした。
勉強させていただきました。
お祭りはこの須賀神社の祇園祭です
子供の頃を思い出します