＞田舎の雑学＞くみじ（汲み路）

家の中を用水路【”くみじ”と呼んでいますが恐らく”水汲む路”からきたものでは】が流れていまして、昔はここで洗い物や障子の張り替えをしていました。ナマズやウナギもいたのですが今では殆ど見掛けません。ただ、夏にはホタルが舞い、トンボの羽化も見られます。シジミも採れますが、家の廻りだけです。それは家の敷地内だけが未だに石垣だからと考えています。
　一昨年の夏に、この石垣の一部が崩落しましたが、水利組合や町にお願いすると多分コンクリートの擁壁になるので放っておきましたが、たまたま先般、取水している柳瀬川の護岸工事により水量が大幅に低下していたので、修理をしました。石工の経験も無いのでちょっと不安でしたが、右側と違って建物がなく、１カ月ほどで何とか完成しました。この水量のエネルギーを使って何か出来ないかなあ（実際は農業用水なので無理ですが）・・・。

　この用水路に下りてゆく「汲み路」のそばの小屋の漆喰壁に昭和５０年の洪水跡が今でも残っています。→

  崩れた石を取り除き、石積み開始です。↓