僕が21歳の時です。
この時期は聴いていた(影響受けた)モノがダイレクトに出ていました。
丁度、フリクション、ミラーズ(チャンスオペレーション)、フレッドフリス
NO NEW YORK、マテリアル、フリージャズ(O.COLEMAN etc)
LAST EXIT、ブラッドウルマー、ジョンゾーン等にハマッテいた時期。
とにかくズレた感覚に快感を覚えてました。アウト感覚!不協和音!
メンバーは福島幹夫(eb)後藤忠浩(G)貝塚陸夫(Dr)のトリオ。
音的には歌のないフリクションとクリームの即興部分がミックスされた
感じでした。
人によってはドイツの「グルグル」ってバンドに似てるって言われたコトも
あります。(聴いたコトないが.....。)
結局このメンバーではスタジオで実験的なコトをやってるだけでライブは
一回もやりませんでした。
作曲もまだまだビギナーだったしね。でも音源は残っております。
この時期の曲は現在活動しているMORNING MACHINE〜で披露してます。
気紛れな僕はBからGに持ち変え、新たなGとBを入れて4人編成にしました。
福島幹夫(G)沖野克宏(G)高橋一弘(B)貝塚陸夫(Ds)
音は当時流行っていたグランジ?とエレキインストをMIXしたモノでした。
曲に関してはイメージしたコンセプト(社会状勢、等)をモトに作っていきました。
映画音楽なノリ?(って言ってもアメリカのアングラ系だけど...)
活動的にはまだライブもやらずに美大生の課題(映像)の音楽を担当したり
デモテープが出回る程度でした。
1番模索してる時期だったかも......。
ついにGを手放しSAXに転向した。
音域に限界を感じてコレしかないと思った。(グッドマンインタビュー参照)
今までストックしておいた曲やSAXで作った曲を交えながらいよいよ
ライブ活動に入る。
ジャズに対しての憧れとLOUNGE LIZADS、NAKED CITYの影響下で
テクニカルな方向に走っていく。
メンバーに対しての要求も多くなり、入れ替えが始まる。
個性の強いメンバーと自分のビジョンとの狭間でだんだん混乱し、
終いにはまとめきれずに活動休止に入る....「チュッドーン!」
福島幹夫(SAX)沖野克宏(G)後藤忠浩[〜95]→山本 大(G)
高橋一弘[〜95]→西山克幸(B)貝塚陸夫[〜94]→柴田耕司(Ds)
半年間の休みに入りリセットした僕は新たな試みに入る。
3管、ツインドラム、Stick.....。
福島幹夫(As.Ss)旧橋 壮(Ts.Fl)関口新一郎(Tp)西山克幸(Stick)
原島 功[〜99]→中里 敦(Ds)大江真奈[〜99](Ds)
コレで今のフォーマットが出来上がり、隔月ペースでライブを行なう。
音楽的にはワールドミュージックを取り入れリズム主体の方向になり
オリジナリティというモノがようやく見えてくる。
ゲストにG.Perc.Tb 向かえるコトも多くなり10人編成になる時もあった。
やる度に良いバンドに成長してきてCD「LIVE BOOTLEG !」発売の頃にメンバーの脱退が続く....。
1999年初のアルバム「LIVE BOOTLEG !」を自己のレーベルドリトルディスクからリリース
ツインドラムの時期が終わり違うリズムセクションにする。
ドラム、バスドラ無ドラム、パーカッション。
バスドラの無いセットはベルベッツのモーリン・タッカーやジャズの大御所
富樫雅彦さんが有名なのだが、それでおもしろいコトができないか?と
素朴なアイデアで始める。未知なるリズムへ....。
福島幹夫(As.Ss)旧橋 壮[〜99](Ts.Fl)→高木克明(Ts.Bs)
関口新一郎(Tp)西山克幸(Stick)中里 敦(Ds)
山倉チーター[〜00]→大江真奈(Perc-Ds)[〜01] 竹ノ家智美(perc)
この編成になってから、かなり独自のモノが作り出されてきた。
やはりPerc-Dsの位置というのは微妙で、しかも新しい試みなのだ。
ツインドラムの音圧な表現より細かいニュアンスも出せる。
曲も短くなりセクションもよりリズム主体のアプローチになり
今後のバンドサウンドが期待される。
2003年3月に初のスタジオ録音盤の2ndアルバム「Ratty Jass」をキャプテントリップレコードからリリース。
2002年1月、伊藤大地加入。
2004年3月、浜野謙太加入。
2005年に東京タワーのリニューアルCMに使われる。
福島幹夫(As.Ss)高木克明[〜2005] (Ts.Bs)関口新一郎(Tp)西山克幸(Stick)
中里 敦(Ds)伊藤大地(Perc-Ds)竹ノ家智美(perc)浜野謙太(Tb)
リズム隊がかなり安定し進化した。
セクションは一時的に4管になるが、一年経たない内に3管に戻る。
しかし今までと違うのは金管×2と木管は1と言う所だ。
アンサンブルが微妙に変わってきているがTbという楽器の可能性に期待される。
2006年8月に3rdアルバム「LIVE BOOTLEG!2」を自己のレーベルドリトルディスクからリリース。
福島幹夫(As.Ss)関口新一郎(Tp)浜野謙太(Tb)西山克幸(Stick)
中里 敦(Ds)伊藤大地(Perc-Ds)竹ノ家智美(perc)