話題の教科書問題について、短時間で理解できる本です。
夏目書房お得意のシリーズといえるでしょう。

扶桑社の歴史教科書・公民教科書を、他社の教科書と、
重要ポイントの記載を比較してあるので、違う点がよくわかります。

この本を読んで考えたこと、
国定の(政府が作った)歴史教科書を使っている国(中国・韓国)と、
民間がそれぞれの歴史解釈に基づいた教科書を作り、
どの教科書を使うかは、現場の判断に任せている国(日本)
さて、どちらの方が、中学生の教育にふさわしいのでしょうか?

ある出来事の解釈の違いや、載せた載せないでもめる以前の
問題のように思います。

考えさせられる本です。様々な問いかけがあります。

・なぜ、あらゆる組織は、それが政治的、経済的、
あるいは社会的なものであれ、次第に問題を処理
できなくなっていくのか・・・。
・なぜ、あらゆる個人は、自分が所属する組織と対立し、
疎遠になっていくのか・・・。
・なぜ、社会、そして生物圏は、ますます混乱していくのか・・・。

日本企業が見失っている重要なポイントに対する、
示唆に富んだ本です。

混沌と秩序  ディー・ホック著

常盤顧問の経営者としてのすばらしさは、知っていましたが、
この本を読んで、人間的なすばらしさも知りました。

生態系に詳しい方だけに、生物学の観点から現在の経営を
考えていますが、その洞察の深さに驚かされます。

特に、仕事と人生の関係を語っているくだり、
「仕事と人生を素直に重ね合わせて、真摯に仕事に取り組む中で、
自分の能力や技能、そして人柄や人格−ひと言で言えば、
よりよく生きるための個人の知が磨かれ、豊かになっていく。
それが仕事を通しての幸福というものではないだろうか。」(p.200)

まさにその通りです。読みながら拍手でした。

 

新しい歴史教科書
どうちがうの?
今までの歴史教科書

「知の経営」を深める 常盤文克 著

工業社会から知識社会に変わり、知識が重要な資産になった時、
雇用方法はどう変わるのか。

知識社会で働く人は、どんな形態の組織を作り働くことになるのか。

知識社会で成功するために、「学習」をどのようにすると良いのか。

今後の自分の人生を、仕事との関係で見つめる時に、
非常に有益な示唆を与えてくれる本です。

自己の責任で、知識を増やし更新し、協力的なネットワークで、
自分にしかできないレベルの仕事をする。

これまでの成功モデルを捨てる必要性と、
今後目指していくべき方向を教えてくれました。

 

知識資本主義 アラン・バートン・ジョーンズ 著

安岡正篤氏の講演・講話を集めた本です。

中に、私も座右の銘にしている言葉がありました。

  六然

 自処超然
 他処藹然
 有事斬然
 無事澄然
 得意淡然
 失意泰然

心を乱される出来事が多い世の中を
こんな心境で渡っていきたいものだと、
常に思っています。

 

 

運命を創る  安岡 正篤 著