「6月1日」



   毎日週刊予報をチェックしていましたが、週末は悲観的な予想で
 木曜の午前中なら何とか濡れずにと思い急きょ函館に持って行くことに
 なりました。今回は「カナイ」の佐藤君がトラックを出してくれて
 大感謝です。

   


   昼前には無事到着ですが予想の通りカバーをかけて間もなく雨が
 降り出しました。クラブハウスの物置に備品をぐちゃぐちゃですが
 とにかく収めて、びしょ濡れの体を車のヒーター全開で自宅に戻り
 理事会もゴメンの欠席です。
 

 
     「6月3日」

  春先の繁忙期もほとんど終わりなので何か事故でも無ければ時間は
 つくれます。土曜も朝から出かけるつもりで段取りしています。
 ただお天気がねえ~予定は、501号艇の艤装をチェックしてから、
 503号艇のハルの傷んだ所を手入れするつもりでした。

   
  

   
昨年修復を終えた503号(ラックの上)はあちこちキズだらけ
  ですが木造艇のペンキ仕上げですから遊んだ後は手入れが
  欠かせません。スターボードの裏側を半分塗ったところで
  霧雨が降り出し作業は中止です。翌日のレーススタッフが
  集まって来てお話ししながらビールを飲んでも
  体が冷えているので全くおいしくありません。雨が激しくて外に
  出る気になれず非常食料で晩飯にして(お酒は何があっても
  不自由無しですが)
  「三岳」のお湯割りで暖を取ってお休みしたのは八時半です。
  


     
「6月6日」
 
   久しぶりの青空です。 仲間の「ポラリス」山本さんの
  エンジンを診てきました。メカニックが行けば症状が出ないと
  いうのはよくあることで、あやしい所を手直しして戻りました。 
  しばらく様子を見てダメならまた出かけます。
  その頃、ポンツーンでは前代未聞の珍事件が始まってました。
  小松奥様がウロウロしていた猫が「ルシア」に飛び乗るの見て
  不思議に思い、見に行くと何と目が開いたばかりの子猫が
  3びきミャーミャー言ってました。
  「ルシア」はノラ猫の産院になっていたのです。

     



    やさしいクマちゃんは段ボールでイズコ(知らない人もいる
  かも)を作って傘で屋根をかけてあげました。通りがかりに
  「そりゃ保健所だべ」と冷たいことを言う人もいましたが、
  人が分かります。(笑)
  12日に一映マリーナにカンジンと「ルシア」は上架で、子ネコの
  扱いに困ってましたが、カラスに狙われはじめ緊急避難で小松宅に
  連れて行きました。親猫は鳴いて子供を探してましたが、
  どうせひと月もすれば子別れです。譲渡会でも子猫は人気がある
  そうですぐに新しい飼い主が見つかるでしょう、
  シングルマザーで三つ子を育てるニャンコはすごいですね、
  お父さんはどこにいったのでしょう。やさしく接してくれた人には
 「猫の恩返し」がありますよ、 
  今夜の飲み会、お酒とニャンコの差し入れ持って行きます。


     
「6月10日」

   お友達が集まって、「マイウェー」で飲み会やりました。
  ポンツーンでBBQの方が解放感があっていいのですがまだ
  少し寒いですね。話の中心はやっぱりニャンコ事件で避難先で
  元気に育っているそうです。

    

    おいしいお酒と、メインはお好み焼きでした。今年のクルーズの
   計画や翌週のレースの話でおおいに盛り上がりますが、一番面白い
   のはここにはとても書けない函館ヨットの裏話で腹を抱えて笑えます。
   翌日曜は雨続きで中途半端になっているA級デンギーの艤装
   チェックで1日終えました。

   





      
「6月12日」

     いよいよ上架作業です。A級は少しずつの時間で作業が
    進みますが勧進丸はそうもいかず春先の仕事が落ち着いて
    まとまった時間が取れるようになるまでおあずけです、
    皆さんより一月遅れになりました。

     

   

    カンジン丸は三日の突貫工事で水曜日にポンツーンに戻り
   ましたがルシアは事情がありで18日の日曜になりました、
   2ハイともピカピカになってお船も喜んでます。



      
「6月18日」

   日曜は今年二回目のレースで「ぺリーカップ」が開催されました。
  船頭は、レースに出ることはほとんどありませんが、終わった後の
  飲み会はできるだけ参加するようにしています。ただレース艇同士の
  絡みの話に入っていけないのは少し寂しいですね。
  一人でのスタートもスピンも一度なら(再セットができないので)
  何とかなりますが爺様一人でバタバタするのもお疲れで
  昔のようにクルーが増えたらまた考えましょう。

   土曜にうちにA級503号艇を艤装してポンツーンに繋いで
  おきました。

  

   スタートを見てから港内に戻って帆走です、函館のヨットが
  これからも長く続いていくためには、小型のヨットがいつも
  走っている状況がなくてはなりません。港外を走っている
  レース艇が一般市民の目にふれることはほとんど無いでしょう。
  金森前の雰囲気とクリンカー張りのウッドハルはよくマッチ
  しますよ。
   スタートは10時でしたがその前に、南風のフリーで七重浜まで
  走らせました、水産高校ヨット部の学生達が練習してましたが、
  40年前は市内の高校すべてにヨット部があって青函連絡船を
  避けるように練習してました。同じことは二度と無いと思い
  ますが、少しでも近づけるのが今の船頭の一番大事な仕事です。


  

   レース参加の「NIX」が撮ってくれました、自分じゃ絶対に
  写せません、ハイクアウトが忙しくてガフ竹をリーサイドに移す
  のが遅れてます、それとハリヤードをもう10センチ引き込めば
  文句無しです。