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   『6月12日


    「新しいポンツーン」

    今までのポンツーンは96年の9月に出来上がりました。米山さんや金沢氏が
  活躍してくれたり資金繰りで皆さん頭を抱えたことなど、あの時もたくさんの
  ことがあったのを思い出します。
  それから19年、最後は魚雷攻撃を受けた航空母艦のようになって「危ない橋を渡る」
  状態でしたが長年の波風に耐えてよく頑張ってくれたと思います。タップリお酒を
  掛けて供養してあげましょう。ドラム缶にFRPを巻いただけの簡易型でしたが、
  それでも20年です。新しいポンツーンは何年持つのか? 
  大丈夫ですよ皆さん、ポンツーンより自分の体を心配しましょう。

  

   手前の一番右側の人が「タスカーマリン」の総責任者です。
  作業にかかる前に仕事の進め方と安全第一の話をされてました。


  

     ポンツーンは全部で7本、2本繋ぎが3組と先端にハーフ(12メートル)が
   つきます。全長は84メートルになりますがジョイント部分が狭いので
   以前より短く感じるかもしれません。
   一日目は、島の管理小屋の下まで移動させて終了です。





   『6月19日』

    
朝の3時に仕事の電話が来ることも無くなって、「ポンツーン工事は
   お手伝いに行けますよ」と言ってましたが、ご近所で急な不幸があって
   出かけたの
は12日の金曜だけになってしまいました。お通夜のお参りの後で
   函館に車を走らせて、工事のじゃまにならないように舫いロープを外しに行ったりと、
   かなり大変な時間の使い方でしたが何とかこなしているうちにポンツーンはこんな
   状況になってました。

   

     


       デッキの上は酒気帯び歩行でも足を踏み外すような穴はありません、真っ直ぐ
    延びている先には旧桟橋の隣の白クマがいました。
     新しいポンツーンには係留用の穴をあけてはいかん・みったくないビール函はダメ
    サイドレールはアルミなので個人で取り付けの時は電蝕に気を配ること等と
    自然発生で出る自己規制が大変よろしいです、なんといっても自分たちの一番
    大事な財産ですよ。 雰囲気はおしゃれなマリーナに変身で「こりゃデートスポットに
    なるべ」と話したら「いるのはジジイだけ」と言ってる人もいました。





      『6月21日』


    
ビール箱はダメとのお達しですので別の物を作るつもりで雑品箱をかき回して
   いました。我が家(我が社)から出る廃品は鉄よりステンレスの方が多くて
   使えそうなものがたくさん転がっています。お友達の所でも使い道の無い廃品は
   出るでしょうが、字を彫間違えた石や壊れた風呂桶ではちょっとです。


    

    
元各は漁師さんがホタテ養殖に使うマシンでしたが、一時期はネコ取り器に
   なってました。高さもちょうど良さそうで多少赤くなっていたのを酸洗いで
   錆を落とせば枠はOKです。外側は光ってますが中はご覧の通りです。
   小さなロッカーでBBQ用の炭でも入れておくつもりでしたが
   鳥小屋か?と言われたので鶏小屋にして玉子を生ませます。





     
『6月23日』

    
    皆さんから一月遅れで上架ができました。22日の午前中、船底に生えたコンブを
   引きずりながら一映マリーナに向かい11時には陸の上です。
   
   

      

       毎年使っている船台ですが前後を間違えて吊り直しです。ポンツーンで水線辺りの
    ゴミを落としてきましたのでそれほど汚れていませんでした。

    
    


        夕方までにはドロを全部洗い流して今日はお終いです。

      今日はお昼から布さんの応援もありましたので順調に進み、ペンキ塗りも
     ワックスがけも終えて2日目でピカピカになってます。



      

        慣れた仕事ですし段取り道具も熟知してますので一人でやっても3日です。
     ゲルコールのはげた所を手直しして、明日ポンツーンに戻ります。






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