『10月4-5日』 トップページに戻る
「湯の川ラーメンクルーズ」 船頭さんのキャビンに戻る
お天気も良くのんびり走って湯の川の「リンさん」にラーメン
食べに行ってきました。
年に一・二度金森前にシフトして、函館に来たクルーズヨットの気分
になっています。土曜の夜に予定してましたが午後から北西の風が
強くなって取りやめにしました、目の前ですのでチャンスは
いくらでもあります、お天気のいい日を選んで来月にでも
やってみましょう。
土曜は午後からカンジン丸の冬支度でお座敷バージョンに変更です。
ストーブも積み込みましたので外が氷点下になっても足を延ばして
ゆっくりできます。ちょっと気が早いですがお正月恒例の大宴会も
大丈夫です。
オイル漏れで汚したカーペットの替わりも買ってきましたが寸法
間違いで少し短く、ボケの症状もかなり進んできました。
どうせ見えなくなるので対処は来年考えることにして、今夜は
クマちゃんの処で一杯です。
センドウは、先日乗せたマゴのお誕生日で途中から抜け出して
タップリ飲んで戻りました、クマちゃんたちは大黒町のオデン屋に
行ったそうです。
そして翌朝、朝飯前のアプリティフですがちょうど札幌クラシックが
3本残っていて朝の7時からホワッとした気分になってます。
今日は湯の川漁港までカンジンを走らせて、近くのラーメン屋
さんでお昼を食べてくる予定です。先週この話をコンちゃんに
したら車で行けと言われました。車なら11時半出発でガソリン2L
ですが、お船だと10時に出航で軽油7-8Lです、なんかバカ
くさいというかはんかくさい話しですが、ヨット三バカ大将なので
しょうがありません。
少しまじめにですが、湯の川漁港の入り口近くには漁師さんの
コンブ養殖施設がたくさんあります、時期的に秋アジのシーズンにも
なってますので底網も多く入っていてボンデンなどの障害物
ワッチには十分注意して下さい。立待岬からは銭亀沢方向に向けて
漁港がアビームなってからコースを変えます。GPSでチェック
した変針点が分かりますので調べて追記しておきます。
防波堤側と沖側のテトラの間は20m位でかなりせまく
感じます、エンジンスローの超微速でしたが狭くても水深は
十分あるようです。
去年一人で来た時はあまりの狭さにビビッて帰りました。
どこか遠くのクルーズ泊地のようですがよく見ると見おぼえの
ある建物がありますね。
ラーメン屋のご主人は昔七重浜でならした、レーザーや470の
デンギー乗りでした、函館で古くからヨットに関わっている人
なら皆さんご存知の方です、おいしいラーメンごちそう様
でした。午後の2時に帰港でしたが途中でメインセールを少し
破いて、本日は無事のお帰りとはなりませんでした。
『10月11-12日』
「37回目の佐井レース」
今夜は佐井レースの回航前夜のお祝予定でした。
調子の悪かったエンジンも順調になって軽油も真水も満タンに
しました。お酒と食い物を山ほど積み込んで友の待つ佐井漁港に
向かうはずだったのですが、いろいろあって予定を変更し
フィニシュの連絡係をやることになりました。
佐井レースの運営主体は函館ヨット協会でセンドウが所属する外帆とは
別組織ですが皆さん昔からの大事なお友達です。
理事長はヨット部の先輩、事務局のM氏は同じヨット部の同期でした。
カンジン丸とセンドウは長年無線のサポートを続けてきましたが
昨年に「今回でお終い」と伝えて、今年からはレース見物の気楽な
クルーズにするつもりでした。しかしどうにも気になってM氏に電話
すると人が足らずに困っているようで電話を終えてからゆっくり
考えてました。亡くなった上河先生からは函館のヨットはひとつ、大型・
小型の区別は無しという教えを頂いてます、自分のやらなければ
ならない仕事は組織の枠を超えて・・・・ しょうがねぇな~と
二日後、お手伝いする約束の電話をしました。
毎年秋の佐井レースをロングセーリングの締めとしていましたので
カンジン丸の予定が変わってもお友達は集まってきます。美味しい
材料を沢山仕入れてシェフ殿は金曜の午後には函館入りしてました。
シェフ殿はティラーとフライパンの両刀使いの達人でどちらも素晴らしい
センスの持ち主です、「サンバード」の山本艇長とは洞爺湖の
デェンギー仲間でした。ダッチオーブンに一杯なのはカンジン名物の
「海軍カレー」です。口ばしの長い鶴も御相伴にあずかってますが
「明日の海峡は吹くよ」、栄養つけて頑張ってね。
仕事の方も忙しくて土曜はお休みにできません、朝の5時に起きだして
田舎に帰りましたが、夜中に鳴っていたリギンが気になって立待岬まで
海峡を見に行きました、高いところから眺めると波と風の具合が良く
分かります、かなり辛そうな海ですが何とか渡れそうです。
連休で孫や子供たちが集まって来てましたので土曜の夜は自宅で
過ごしレース当日の朝4時に行動開始でした。スタートは08:00
なのでクマちゃんと海軍カレーを食べて09:00に出航でしたが、
風無しです。 風がありまへ~ん。
函館山沖3マイル、暇です。クマちゃんはイカ釣りやりながら
ビールを始めてますが、ノーアルコールの免許持ちが一人
いなくてはなりません、カレーの残りをおかずにおいしそうに
グビグビやってます。
ロールコールは「ダーマ」が担当で、1回目は10:00、
2回目が14:00からとちょっと変則的なスケジュールになってます。
各艇の報告を聞いていると向こうも微風のようでほとんどの艇が
佐井の西沖5マイルほどの所で半分漂っているような感じです。
「そのうち吹いてくるさ」と楽観的観測ですが今朝見た天気図では
高気圧のド真ん中です。カンジン丸もエンジンをトコトコ掛けて
ドリフトしてますが、すること無いので昼に食べた焼きそば弁当の
カラでお船作ってレースを始めました。
手前が「カンジンマル」向こうが「ルシア」です、クマちゃんの
持っているのはセンドウが造った方です。
造りはセンドウの方がいいのですが、いい加減につくった
キャットリグ風の「ルシア」の方が良く走ります。
北前船型はイマイチ艇速が出ません、超微風の追風を拾って
健気にも引き波立ててます。海面はベタなぎでおもちゃの
セールも写ってます、写真の時間はお昼の12時半ですが
レース艇はまだ佐井沖です、エンジン全開でも3時間
かかりますので神風でも吹かない限りレースの成立は難しいでしょう。
長年サポートをしているとリタイヤのタイミングが良く分かります、
一番先には声を出したくないので誰かが出すまでじっと待って
います。時間の変わり目、今回は13時になればと思ってましたが
13:05に『ギャロッパー』がリタイヤ一号でした。
結局、タイムリミットまでにフィニシュした艇は無く、37回目は
ノーレースになってしまいました、大時化で中止になったことは
ありますが、スタートさせてから成立しなかったのは過去一度
だけだったはずで今回で2回目でしょう。
『10月19日』
『オフシーズンのお楽しみ」
お天気のいい日曜なのにポンツーンには誰もいません、
今年は散々乗ったので「もういいや」でしょうか? セーリングに
出たのは『アクアマリン』と『マリンピアⅡ』だけのようです。
カンジン丸は仕事を終えてからセーリングに出るつもりで朝の
四時半から行動開始でしたが、手がけた仕事が順調で日が傾くまで
やってました。来週の納会レースが終わると増々人気が少なく
なりますがカンジン丸はマイペースのヨットライフです。
亡くなった先生からカンジン丸を譲り受けたのは20年以上も前の
92年でした。子育てで少しカンジン丸から離れていたセンドウは
久しぶりのカンジン丸にビックリしました。あちこちが
かなり傷んでいてきちんとした修復がなされてませんでした。
特にバウキャビンはひどい有り様で、壁のビニールクロスは
真っ黒のカビだらけで半分以上ぶら下がったままになってました。
あのきれいだったキャビンがと思うとどうしてここまで放っていたんだと
怒り心頭でしたがすでに自分の船です、何とかせねばと一番最初に
手がけたのが今のvバースの状況です。
それから20年、壁をスノコで作り直しましたので風通しも良くて
ドライな寝床で使ってました、最近、ハル(船体)とデッキの
つなぎ目(ガンネル部)からの水漏れが多くなったようで少し
カビ臭くなってきました、一度全部引っ剥がしてチェックを
兼ねて作り直しです。
今日はバテンにナンバー付けてお終いにするつもりでしたが
裏側のカビ取りとお掃除であっという間に夕方になりました。
綿埃が固まってました、どこの船も見えないところは同じです。
水タンクも引っ張りだして中を洗います。
続きは来週ですが、納会レースの当番がクマ吉食堂ですので
美味しいものがたくさん出そうです、レースはエントリー無しですが
飲み会の方は久しぶりに出てみようかな~? 考え中です。
『10月26日』
「納会レース」
日曜は今シーズン最後のレースでした。参加は12艇で優勝は
『サムライ」でしたが、センドウはポンツーンの補修作業をして
いたので詳しいことは良く分かりません、次の会報に詳細が
載ると思います。
カンジン丸を繋いでいるポンツーンのチェーンが切れているのを
見つけたのは先週です、普段から「自艇の前は自分で」と言ってる手前
泊地委員会にお願いするのも気が引けて道具一式抱えて来ました。
ポンツーン一本に4艇着いていますが大型艇2艇がいる金森側に
負けたのかもしれません、こっち側は2艇合わせて56フィートです。
朝の7時から始めましたが途中で増田副理事長が手伝ってくれて
10時には無事終了しました、これで冬の季節風も大丈夫でしょう。
今日のお仕事は20年ぶりに清水(せいすい)タンクを
引っ張りだしてお家に持って帰ることです。
4本のパイプを外すとすぐに取り出せます、ちょうど空っぽに
なってましたので重さは10キロありません。
飲み会を書く前に、お家の作業の様子です。
70リッターのタンクですが年間に30回は満タンにするので
通り過ぎる真水は2トンを超えて水が淀むことがありません、
コーヒーにうるさいお友達も艇内タンクの水で文句がでませんので
カンジン丸ではペットボトルの水を買うことがほとんどありません。
実際、中を掃除してもお家で使うヤカン程の汚れでした。
これで後20年は大丈夫、次回は80歳??
作業場は、マキストーブをガンガン燃やして半袖です。(28日でした)
後始末をしてクラブハウスに行くと皆さんすっかり盛り
上がっていて、さて、飲むか? ノーアルコールにするかで一瞬迷い
ましたが、西島君の差し出した生ビールに負けました、
お家に電話して泊まることを話して久しぶりに仲間入りしました。
日が陰って来てたので、たぶん4時半? カンジン丸に流れて
来たのは10人以上だと思います、入れきれずに外で飲んで
いる人もいました、季節外れに暖かい日で助かりましたが、
この辺りからだいぶ怪しくなって泳ぐ人や割れたコップ等
も出てきてセンドウも記憶が薄くなってます、次の日の
体調からするとかなり飲んだようです。
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