フルメインとNo3の組み合わせ(冬支度でジブはNo3しか積んでない)は今日の
風にぴったりなのだが根性無しの船頭はメインにワンポン入れてスタートを待つ、
他の船はどうでもよくて今日はクマちゃんだけをマークすればいい、一時間も前に
スタート海面に着いて何度もラインを切って、GPSには回航マークと御丁寧にも
ラムラインを作図してある、この線の上を走って行けば雪辱をはたせるのだ。
ちょうどいいタイミングにスタートラインに近づいたが最後のタックでジブシートが
デッキブラシに引っかかった、「そんな物先に納っておけよ」と皆さんおっしゃるが、
勧進丸の定位置だからしかたない、もたもたしているうちに宿敵はとっくに出てしまった。
遅れること約400メートル、ポートタックのクローズホールドで大型艇は茂辺地
方向に走るがルシアと勧進はなぜか上磯方向だ、あまりに上り角度が違いすぎて
GPSの画面を見るのがいやになる。
 スピードは勧進の方が速いようで少しずつ距離をつめていき、そのまま風上側を
抜きたがったが十分な間隔が取れるほど勧進丸は上れる訳もなく、タックした
ルシアを左に見て上磯沖の定置網ギリギリまで突っ込んでタックする。7−800
メートル離れているルシアはフルメンにしたようで(でもワンポンのままだった
そうです)勧進も負けじてはならずとフルセールにする、走りながらだから思いっきり
ハリヤードを巻きあがるとボルトロープが少しずつグルーブに入っていった。
 ルシアの後方500メートル位だが高さはこっちの勝ちなのであいつがタックして
コースを変えた時にどちらが先を通るか楽しみだ、このあたりで風速は平均20Kt
位になっていたかもしれない、オートパイロットがギーギー鳴っていてかなりの
負荷になっていただろう、これだけ吹くとタックも大変だ、シートをリリースしてから
引き込むまでに時間が無く、股に挟んだティラーのコースが決まらないうちに
波で船が止まってしまう、最初のミーティングは勧進丸の勝ちでルシアの前方
50メートル位を横切っていった。今度は右に見るルシアは順調に走っているようで、
沖出しは波が高くて不利と判断した船頭は10分も経たないうちに再度タックするが
大失敗で、何とか立て直して茂辺地に向けた勧進丸の前をルシアが通って行った。、
せっかくため込んださっきまでの貯金はパーになった。
 先に行ってしまった大型艇はマークを回ったようで上磯向けのスターボタックの
ように見える。
 クマちゃんとはすっかり離れてしまいGPSを頼りにマークを探す、今回初めて
使うトールボーイ型のマークは海面から1.5メートルくらいだからどんな見え方を
するのか分からない、初めは防波堤の切れ目をマークと勘違いしていたが
それが功を奏してちょうどいいアングルでアプローチができた。後でGPSの
航跡を見るとマークぴったりの所を走っている、画面上ではマークの右側を
通っていたけど紳士はきちんと時計周りでルール通りでしたよ。
 クマちゃんは上りきれずに再度のタックでマーク回航時には500メートルほど
勧進丸が先行していた。後はフリーのコースだから気楽なもので好きな方に舳先を
向けられる、ポート側のホタテ養殖施設に沿って進めていくが、時々ブローがきて
網の方に寄っていく、少し落とすとデッドランになってジブがばたつくが緊張感の
ゆるんだ船頭はバタつくジブをそのままに歯磨きを始めた。このあたりは
やっぱり勧進丸なのだ。歯磨きを終えてルシアを見ると半分も詰められている
ではないか、ジブもきちんと張らんでいてパワーになっている、少し早目と思ったが
ジャイブしてラインに向ける。12時32分05秒にフィニシュとなりダブルハンドレース
三回目にしてやっと勝利できた、後はナディアかJAZZが勝っていればゴチになれる。

11月3−4日

 スキッパーズミーティングの後は選手会ですが皆さん翌日のレースを思ってか?
逃げてしまい、参加者はいつものお友だちです。メニューは鹿部から運んできた
真鱈の水炊きにしました。

お楽しみのダブルハンドレースは、10メートルを超える吹きあがりで
シングルではかなり辛いレースになりました。


NPO法人函館セーリング協会の松崎勉様が「北海道スポーツ功労賞」を
受賞され、24日に花びしホテルで祝賀会が開催されました。
たくさんの要職をこなされて普段はほとんど雲の上のような方ですが、
御挨拶の中で「本来この賞を受けるのは上河氏がふさわしい」とのお話には

涙が出るような気持で聞いていました。
 勧進丸がまだ「BALLADE」と呼ばれていた頃、関東から回航されて
最初に着いた所が松崎様の関わっておられた函館国際マリーナでした。
埋め立てで昔の面影は全くありませんが、掘割の中にモーターボート
に並んで今の勧進丸とバエビアンが泊まり、創立間もないヨット少年団の練習も
そこでやっていました。現在のともえ大橋の出口付近か国際ホテルの裏側駐車場
あたりになると思います。

 97年の全日本A級デンギー函館大会の折には関係官庁との調整や
資金面で大変なご配慮を頂きました。今、自分達が留めているポンツーンが
先人達が作り上げたものとはいえ、正式に函館市からマリーナ地区と
認められたのも松崎様のお陰と思っています。
 御来賓も海上保安部や市の港湾関係部署の方々が多数出席されていて
船頭のような若輩が出るような雰囲気ではなく、お友だちと隅の方で
静かに
飲んでいました。

11月24日

 予報通り週末は冷たい雨になりました、冬に向けてまだたくさん仕事が
残っているのにさっさとやらないと・・・次の週末はまた寒波だそうです。

 函館新道の一番高いところは、七飯インターから少し函館寄りの所だが
そこから函館山と海峡西口の方がよく見える。いつ時雨模様に
なるのか分からない今頃は尻内の方に陽射しがあると少しホッとするのだ。
後30分降らないでいてくれれば濡れずに船に入れる、
 今夜はクマちゃんがお仕事だしこの荒れ模様では誰も来ないだろう、
今夜はひさしぶりに一人で過ごしましょう。ポンツーンはポツポツの雨と
金森の方から吹いてくる風が15ktくらいで、波はないけどリギンが鳴っている。
ハードドジャーで引き込むような方向の風だから、隙間風が入ってくるかなー?、
ドジャーもバウから風が吹いている時には快適だが後ろから吹かれるとやっかいだ。
急いで荷物を部屋に入れて間もなく本降りになってきた。
 気温は低くないからヒーターを点けるとすぐに暖かくなる、見てくれは悪いけど
強制循環のファンも良く効いているようで床下から暖まってくる。
 自宅から持ってきたオカズと缶ビールで夕食を始める、ゆっくり流れる
ジャズのラブソングは、孫に囲まれた一週間のにぎやかな生活をリセットするの
にちょうどいい時間を作ってくれる。一人で飲む量はたかが知れていて8時には
定量になって本を読みだしたが眠くて9時には寝袋に入ってしまった。
外はピュウーピュー・カンカン・バタバタだいぶ吹いているようだけど
寝袋の中の人に子守唄に聞こえる。

   おやすみなさい

ギャレーの奥でKさんが熱燗入れてます、本人は車で帰るので飲めないそうです。
右の写真はみなさんなぜか深刻な顔してますが、飲みすぎで目がうるんでいる
だけです。 レースにクルーズに新しい艇で楽しんでくださいね。

暖かいクラブハウスで冷たいビール、テーブルの上には負け組が出した千円札が
あります。話の中で今日の回航マークのポジションのことになりました。
勧進丸は亀ちゃんから電話でポジションをもらっていたのですが他の船には
連絡が無かったということです、「そりゃ、アンフェアーだよ、今日の飲み食いは
割り勘にするべ」と言ったのですが、太っ腹の「NIX」のIさんは「もう出したから
いまさらだ」とおっしゃるのです。やっぱりダブルハンドレースは大人のレース
でした。

クラブハウスでの飲み食いは早めに切り上げて、新しい「ギャロッパー」の
お披露目にいきました。ベネトウオセアニス40はさすがにゆったりしていました。
10人以上がいても座るところに不自由しません。メインキャビンはどこかの
スナックのようです。セティーバースの位置が少し高めで足の短い日本人には、
あと100ミリくらい低ければもっとあずましいのにと感じました。

 クラブハウスから十字街に場所を移して二次会をやり、かなり酔っ払って
午後の11時に就寝となりました。

 日曜の朝、クラブハウスに行って昨夜の残りの鍋を温めて朝飯とする、空模様は
いいのだが風が強い、ポンツーンから離れるのが大変なくらい吹いている。
ダブルハンドレースだが勧進とルシアはシングルハンドの対決でレーティングは
関係無し、先にフィニシュした方が勝ちだ。各チーム3艇ずつだから、それぞれの
対戦相手に勝負を仕掛けて二勝したチームがゴチになれる、二年続けて負けて
チームメイトに多大なご迷惑をかけている勧進丸は今年こそ雪辱をはらしたい。
ポンツーンの上でセールのセットも済ませてスタートに向かう、
電話が鳴って亀ちゃんが回航マークのポジションの緯度・経度を教えてくれた。
(N41°44.076 E140°37.577 この電話が後で問題となるのです?)
 西風が15Kt−18Kt、ブローが吹くと20Ktを超えている、南側の海峡方面は
水平線が凸凹になっていて一人では大変なレースになりそうだ。
作戦本部はコックピットだが一番大事な時計が無い、いいふりこきの船頭は
「わしゃ、ヨットマンじゃ」とスントのヨットタイマーでも腕にはめて置きたい
ところだが腕時計より酒代のほうがいい、下から目覚まし時計を持ってきて
時報に合わせる? 秒針のセットができないので一度電池を抜いてGPSの
時計ではめ込み三回目に何とかなった。

 外帆の公式レースではありませんが、天気と他のイベントで後回しになっていた
ダブルハンドレースを元気なシニアが集まって開催しました。
季節はもう半分冬で、気温は上がっても10度にならず、風も西から北寄りの重い
吹きで最後のチャンスを4日に賭けました。1日木曜理事会後の週末なので
やっぱり連絡不足で、つわもの6艇の参加でしたが納会レースより多い隻数でした。

11月10日ー11日

先に戻っていた艇はすっかり後片付けも終わって、クラブハウスに向かうだけ、
後始末を「NIX」のメンバーが手伝ってくれて、あっという間に終わりありがたかった。
クマちゃんを誘いに行くとちょっぴり深刻な顔付で、ヘッドからの浸水で多少
被害が出たそうだ。かなりのヒールだったから心配していたのだが。

勧進丸  (30)      白チーム      赤チーム
ルシア  (28)      
               勧進丸       ルシア
ニックス (34)      ナディア       ニックス
ナディア (38)      ジャズ        ナナ

JAZZ  (31)      
ナナ   (30)

                 スタート10時
                 クロック回り
                 オードブル  オリエンタルキッチン 
                 ビールワイン → 亀ちゃん

写真がはっきりしませんが ボードにはこう書いてあります。