旅の小日記

私はその場をあとにした・・・

まさかあんな光景が目に入ってくるとは全く思っていなかった・・・
亀人としてはとても心苦しい。
その時、私は今回の旅では、もはや遭遇することがないのではないかと
感じていた。

もちろんその後も捜索を続けたが、
とうとう生きているヤマガメをみつけることはできなかった。

帰路に着くことにしたが、最後の可能性に託し、徐行運転で山をくだるが、
カーナビが把握不可能な林道を、あえて通ってみた。

そこでは、下に川が流れ、多くのトカゲを目にすることができた。
これぞまさしく「リュウキュウヤマガメ」に適した場所であろう。
しかし、もう時間がなかった。
きっとどこかで亀人のことを隠れながら見ているに違いない。
と、最大限プラス思考でそのまま走る。

       
見つけた!!

リュウキュウヤマガメではない、
「ヤンバルクイナ」であった。
ヤンバルクイナも天然記念物であり、とても希少な「飛べない鳥」らしい、
私のことを察知し、何度もジャンプしながら逃げていった・・・
一匹だけであった。その姿はとても寂しそうにもみえた。
写真はないが、ちょうど広大な森の中にニワトリが一匹木の枝に止まって
いるような感じである。ほんと寂しい感じでした。
人の手が加わることによってこんなにも寂しい森になってしまうのか・・・
          そう感じたのであった。


・・・こんな感じで今回の旅は終わり!


山原(やんばる)・・・  いつかまた会う日まで・・・

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