うらら Urara


1995年作 Written in 1995

洋紙  額サイズ・930×800  重量・4,5キロ  表面・アクリル

  


  
                              
           個展会場にて展示 Exhibition at the exhibition hall
 



うらら作品の基になっている主な詩

The main poem on which the work is based


 うらら

無我夢中で
純粋に
夢を描き
理想を語り
希望に
 燃えていた
その時の
 色だ
現実の中で
いつの間にか
 忘れていた
この色で
もう一度
やり直せるかも


 つぼみ

見えない
目立たない
 ところで
黙々と
努力を
 重ねていれば
いつかは
その事が
つぼみとなり
春になれば
今まで
見た事も無い
自分なりの
美しい花が
咲くのです


 春の花

自分にとっての
春とはなに
どんな
美しいものと
出会っても
美しいと
感じない時は
春は
 来ていない
いつも
何気なく
目にしている
全てのものが
美しい花に
見えた時
春が来て
 いるのです


 新緑

新緑の
木は
生き生きと
   している
年輪を
重ねながら
春になると
新たな
みずみずしさを
噴き出している
人間にも
有るはず
忘れて
 いるかも
新しい
息吹を
 


 うきうきと

すがすがしい
はるかぜが
心地よい
青空を
バックに
緑が
とても
美しい
周りが
新鮮で
どことなく
うきうきと
 している
これからは
良い事が
有りそうな
気がします