詩集より細い柱
  感謝

無我夢中で
ここまで来た
いつの間にか
一回りも
ふた回りも
大きくなっている
今までに
色々な事が有った
見えない所で
必死になって
励まし支えてくれた
この人がいて
今の自分がいる
忘れたくない
これからも

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初春の山並み
  一言

来る日も
来る日も
思う様にならない
頭の中は
疲れ切っている
どんよりと曇り
気持ちの何処かで
助けを求めている
答えでは有りません
支えてくれる
温かい一言です
甘えたくなって
  いるのです
分かって下さい

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初春の山並み
 初春の山並み

積み重なる
ストレスに
いつの間にか
負けていた
諦めないで
希望を
持ち続けていれば
自信が
湧いて来るはず
ふと前を見ると
明日が有るよと
夕映えが
励まして
 くれました

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夕映えのシルエット
  基礎

こうなりたい
ああなりたい
こうなるはず
ああなるはず
理想だけが
前面に
ちらついて
肝心の
足もとの
基礎が
出来ていない
このまま進めば
危険である
焦っては
いけない

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夕映えのシルエット
 あの時の色

時間が
経つのも忘れて
たたずんでいた
陽が沈み
夕映えの
輝きが
小さな自分を
大きく
包み込んでくれた
子供の頃
大きな
夢と希望を
描いた時の
色だ

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初心
  初心

夢中で
過ごしてきた
何かが
違っている
弱きになり
諦めて
いたかも
大きな
夢と希望を
いっぱい
ふくらませて
出発した時を
忘れていた

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初心
  原点

歯車が
少しずつ
狂い始めていた
現実の生活で
何かが違う
弱きになって
諦めていたかも
夢を膨らませて
出発をした
大切な原点を
忘れて
 いたようだ

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めざめ
  努力

努力しても
報われない
そんな事はない
報われているのに
今は
見えて
 いないだけ
春が来て
見えた
その時は
感動的に
びっくりするよ
だって
努力をして
いるんだもの

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めざめ
 先が見える

夢の
すごい所は
今現在
力が無くても
どうする事が
 出来なくても
いつまでも
この苦しみが
続くわけでは無い
必ずいつかは
実現したいとの
力強い方向が
見えて
 くるのです

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無限の夕付く日
 無限の夕付く日

大空
いっぱいに広がる
無限のハーモニー
厳しい時代の中で
励まし続けてくれた
あの時の色だ
言葉少なく
負けるなと言われた
今は亡き
親の一言が
こんなにも大きいとは
胸が
一杯になった

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無限の夕付く日
  夕映え

つい弱気になり
気持ちの何処かで
漠然と
助けを求めていた
夕映えを
見つめていたが
何処からとなく
亡き父の励ましが
頭をよぎる
生きるという事は
こう言う事だよと
言われている様だ
負けたくない

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大樹の舞
 大樹の舞

徳川三代将軍
家光の時代に
植えられた
しだれ桜
長い歴史の中で
年輪を重ねつつ
四十五度に
傾いている
必死となって
耐えている
大木の根
時期が来ると
美しく輝き
感動を
与えてくれる

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生気
  生気

夜空の中
で大きく
息を吸い込む
今日も一日
色々な事が有った
明日も
きっとある
様々な事が
負けたくない
月光も
ニッコリと
ほほ笑みながら
大丈夫だよと
応援を
してくれた

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生気
  ごめん

人間として
小さくて
小さくて
ごめんなさい
心配を掛けて
ごめんなさい
長い眼で
見ていて
 下さい
いつかは
きっと
大きく
なります

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