平和への美山


1990年作


洋紙  額サイズ・780×670  重量・3キロ  表面・アクリル


  



平和への美山作品の基になっている主な詩


平和への美山

生き抜く為に
必死となって
自分との
限界に
挑戦
 し続けている
正直
疲れている
久しぶりに
富士と出会い
ほっとした
ここに来ると
何故か
穏やかになる



 清浄山

大自然なのに
にごりがない
こんな
 小さな
自分には
にごりがある
情けなくなった
瞬間だ



 山の上

山の上から
眺めると
小さな
小さな
自分が
大きく
大きく
感じる
いやな事や
さびしい事や
かなしい事は
小さい
事だった
嬉しいことや
楽しいことは
大きく
感じた



 理想と現実

なんとか
 しなければ
あせりだけが
頭をよぎっている 
現実の厳しさと
理想が
小さな
自分の中で
闘っている
でも
理想の
結果を出せば
現実に
勝てるはず
熱いものを
感じた



 あらそいごと

いやな
あらそいごとは
どうして
起こるの
お互いに
自分の考えに
 こだわり
主張して
妥協しない
あの手
この手で
自分のエリアに
誘い込もうと
 するあまり
トラブルが
起きるかも