2001/1/8
物品選別作業(初期の練習) | 足跡追求作業中 「捜せ!」 |
いよいよ警察犬の受験科目にチャレンジです。
左の写真は物品選別作業です。今日から始めたばかりですので、選別台からの運搬作業を重点的に2〜3週間続けますが、選別台までの距離を変動させて運搬作業を確実にします。その後に、選別作業に入っていきます。
右の写真は足跡追求作業です。もう1ヶ月半実施しています。最初は草むらなど臭いのつきやすい所で擦るような感じで濃く匂いを付けて出発点に物品を置いたり、埋め込んだりして「捜せ!」の命令をかけて足跡を追わせます。紐は短いものを使い指導主は「捜せ!、捜せ!」と命令をしながら、やや後方からいっしょに進んで行きます。
物品にたどり着いた時に、最初は咥えさせ「伏せ!」をかけます。そして、誉めてあげます。
最初は距離を長くせずに3メートルぐらいの長さをしっかりマスターできるまで、何回も繰り返しそれが出来た段階で距離を延ばしたり、物品の数を増やしたりします。
これが足跡追求の初歩訓練です。
2001/2/11 選別作業について
選別訓練⇒@全部の臭いを取る |
⇒A左へ方向へ臭いを確認 |
⇒B左端まで確認 |
⇒C右へ戻って再確定「これだ!」 |
⇒D確信あり! |
⇒Eさ〜持って行こう! |
選別作業は先ず物品の運搬が基本になりますので、最初は選別台と指導主の間の運搬を重点的に行ないます。それは、4〜5回も練習すると会得できます。
その時の物品は「軍手」などのやや大きめの物を使います。運搬が出来るようになったならば、選別台の物品を5個置きます。一部には1個〜2個〜3個と増やす方向での方法もありますが、私は最初から5個おきます。
最初、指導主の臭いを原臭として嗅がせ、選別台まで一緒に行き左から1個づつ嗅がせ、違う臭いの時には首にショックを与えます。目的の物品を臭った時に「よし!よし!」と声をかけ、咥えさせ最初のスタート地点まで一緒に持って帰ります。
そう言う作業を何回も繰り返すとともに、間違った物品を咥えて持って帰るのを防ぐために、物品を固定したり捜索紐をつけたままで作業をさせます。その後は反復作業の繰り返しですが、ワンパターンにならないように気をつけることが大事です。
選別の意味がほとんど解った状態で、小さな布に移行します。続きは次号へ・・・
2001/2/21 嘱託犬審査会開催 桜島のふもと「桜島総合グランド」にて
選別作業風景 | 足跡追求作業風景 |
平成13年度鹿児島県嘱託警察犬審査会 平成13年度鹿児島県警嘱託犬審査会が、2月21日桜島総合グランドにおいて挙行されました。 曇天で風もなく絶好の審査会日和でした。足跡追求に45頭、選別作業に25頭がエントリーし、事件現場に即した厳しい状況に挑戦しました。 日頃の実力を遺憾無く発揮した犬が、13年度の嘱託犬として新しく嘱託されます。 我がジャッキーは、まだ実力が受験できるレベルに及ばないため今回の受験は見送りました。 1歳前でやや力不足で、これから安定した作業が出来るように訓練を進めて行きます。 安定感のある作業が出来るようになる事が課題です。訓練日記もお受験延長に伴い、来年まで 続きます。 |