★とワインとあなた、改め盆栽と焼酎と私

何だか最近、酒を飲む機会ばかりでくたびれモードである。今度の日曜には本年総決算が待ち受けているので、今週は自重しようと思っているが、それでも焼酎湯割りの一杯くらいは飲みたくなるのが心情である。
大体私はビールっつうものを冬には飲まない。つき合いでは飲むけれど、自宅で飲むことはまず無いので、代わりに熱燗だったり湯割りだったりするわけだ。
あんた自宅で熱燗かい?
と思われるかもしれないが、大学卒業の際に後輩からもらった銅板打ち出しのチロリが絶妙の熱燗(ぬる燗が好きなんだけど)を生み出してくれるのだ。
ちなみに湯煎に使うのは電気ポットです。電気ポットの蓋を開けて、縁にチロリを引っかけるとちょうど良いのだ。我が家では自動燗付け器と呼んでいる。全自動ゆで卵製造器とも言うのは内緒。

ところが、今年はまだチロリちゃんの登場がない。なんとなれば、焼酎と泡盛ばっかり飲んでいるからである。泡盛の湯割りなんぞ邪道っぽいのだが、この寒いのにロックっちゅうわけにも行かないから、無理矢理湯割りで飲む。香りが広がって…まあ不味くはない。大体好みの酒はあっても、旨い酒なんてものはわかりゃあしないので、安い酒だろうが、邪道だろうが知ったこっちゃあないのだ。

先日宮崎で飲んだ「百年の孤独」は旨かったです。やっぱり。

で、なんだ、盆栽か。
笑われそうだが、盆栽と言うか「寄せ植え」をやってみた。講習会の参加者が足らないから来いと言われただけなんだが、これねえ、結構はまる人の気持ち分かるなあ。正月向けに、松竹梅を植えたんですがねえ、性格がでるんだよね作ったヒトの。十人十色っつうのはこういうのを言うんだなあと思って、感心しました。
「盆栽は小宇宙である」と言ったのは、え〜〜〜と誰でしたっけ。絵画とか、庭とか、ジオラマとか同じ発想ですよね。わかばは躓いて怪我をしましたが(なんのこっちゃ)、これもまたクリエイターの仕事だなあと。
単純に製作工程だけ取り上げるとそうなるわけですが、当然ながら盆栽や庭は作ってからがまた創作の日々なんですよねえ。自分が納得した瞬間が完成であって、先が長いのよ。
取り敢えず、この冬を乗り切って欲しいなと思うのだった。