白馬のお嬢様奮戦記(2008年秋華賞)

あまりその気は無かったんだが、話題性に負けて?久々の競馬場行きを敢行したのだった。
で、ご承知のとおり大変なことになるのだが…

T:まいど〜〜。久しぶり。
P:おう〜〜、隊長じゃないですか。久しぶりですう。あ、もしかして大変な馬券を取ってしまった自慢とか?
T:…う、う、う、残念ながらそうじゃない。完敗。
P:ですわねえ、ありゃあどう考えても買えないですもん。
T:もうね、完敗というか、全くカスリもしなかったのよね。掲示板にすら一頭も載らないと言う驚くべき完敗。
P:うぷぷ、それはある意味凄い。
T:だろ…(ムキ〜〜〜)

せっかくなので敗者の弁、というか完璧極まりない予想の全てを公開しておこう。
当然ながら来年以降この予想は全く参考にならない。
今回のせいで〜〜!

その1:近年は本命サイドで決っており、これが続くかに見える。しか〜〜し、ブゼンキャンドルを例に挙げ
るまでもなく、その昔は本命がことごとく敗れていた。なぜ近年荒れないのか。
理由は定かでない。つまり、荒れるか荒れないかは運次第。

その2:とはいえ、好走するからには理由あり。実は連に絡む馬は、前2走いずれかでほぼ2着以内に来
ているのだ。微妙な言い方だが、前2走で3着以内ありとすれば過去10年の3着馬まで全30頭が当ては
まる。ようするに、近走で良い所が無いままの馬は来たことがない。(やばい雰囲気の序曲が鳴り出す)

その3:内枠は鬼門。ごく限られた名馬以外、1から4枠は一頭も絡んでいない。
(たたたた〜〜〜ん。第1楽章へ突入。)

その4:前残りはほとんど無い。特に混戦時は差し馬ばかりが絡む展開になる。
(3楽章から4楽章になだれ込む感じ)

その5:関東馬は尽くさっぱりだ。(はあ、この時点でフィナーレ壊滅確定)

というわけで、この素晴らしい推理の結果、3頭しか残らなかった。簡単じゃん(^_^;)
一頭も掲示板に残りませんでしたわ。ん〜〜〜、何でなんだろう。

気を取り直して、GI初出走、話題の白毛馬ユキチャン。
よく考えると名前自体チャン付けって少しおかしいと思うんだが。
でも素晴らしく真っ白です。パドックに現れた瞬間、周囲が一斉にざわめきましたからね。
秋華賞ってこんなのでしたっけ。
華やかなのは確かですが、ちょっと無茶だと思うんですけれど。鈴木淑子の帽子くらい…。
ユタカが乗るとこれは凛々しい。

いの一番に本場馬を駆け抜けていったレジネッタ。おてんば娘だそうですが、このとき
は気持ちよく走っているように見えました。全然当てにならんな、ワシの直感。
岩田を背に淡々と駆け抜けたブラックエンブレム。
この15分後にあの劇走…
当然この瞬間はそんなオーラは微塵も感じず。
中途半端な穴人気ながら、ゴール前の怒涛の末脚でスタンドを沸かせることになる
ムードインディゴ。馬主にとってはユキチャンよりも前走2着のこっちが本命だったはず。
そう思えば「買える馬」だったのかもしれないが、まさに後の祭り。
週はじめは「みんなの人気者」ポルトフィーノ除外の立役者?として、もっぱら
ヒール役に徹していたプロヴィナージュ。厩舎のブログも大炎上していましたが、
いやはや1・3フィニッシュですから参ったとしか言いようが無い。
それも、ただ出るだけじゃないかという大方の予想を覆し、逃げてレースを演出し、
そのまま3着に粘りこんだのだから大したものです。
無論この時点では、そんなことは夢にも思わない撮影者(^_^;)
終始2人引きながら、パドックでも超リラックスムードだったトールポピー。
引き綱を握る2人も終始和やかで、確信に近い自信を感じさせたのですよ。
そして圧巻のこの返し馬…GT馬の貫禄を見せ付けるかのような堂々とし
た走りに、「勝つのはこの馬だなあ」と確信していたのだが…
発走直前、真っ先にゲートへやってきたのは何とユキチャン。
これもファンサービスなんでしょうか。
まさか目の前に来ると思っていないのか、この画面でもよそ見(ターフビジョンが
画面左方向にある)している人多数なのが笑える。

スタート。
全く互角の素晴らしい発馬。まさに実力勝負のがぶり四つ?
4コーナーの位置取り。
なに?よくわからん?
じゃあこんな感じでどうよ。
レジネッタもそう勝馬と差のない位置にいるんだけどね。
三浦君はどうみても後ろ過ぎるだろう。思い切った競馬をするといっても、
いくらなんでも三浦君、これはないよ三浦君…。
追い込み勢はみんな外へ行って、この大渋滞。
白馬のお姫様(あれ、なんかいつの間にか違ってるし…)はこれにてお役ごめん。
トールポピーは位置取りからいっても明らかに勝ちパターンなのに、ここから伸び
ず。ん〜〜なんでだろう。
しかしムードインディゴはかなり外へ振ってるのね。無論前が空く保証はないけど、
このコース取りが着差になったのかもしれない。
まあ何にしても三歳牝馬限定戦で1分58秒台はそこそこ速い。
今後の各馬の活躍に期待しましょう。←妙に落ち着き払ってる感じ…