何というか、相変わらずあっちへ行ったりこっちへ行ったりな毎日で、落ち着かない中、今年もまたGWがやってくる季節となっ
た。だいたい休みすらも無茶苦茶になっているから、連休なんてねと思っていたのであるが、意外にもうまいこと休日がポンポ
ンと入ってくれたので(当然当方にはそのあたりの決定権がない)、5月4,5日がぽっかりと空いたのであった。
そんじゃあいつも通り出掛けますか、ということで岩国周辺の宿を検索すると、やはり何もなし。毎年全然学習していないという
か、いつもこのタイミングで慌てている気がする。
お馬鹿さんだなあと思いつつ、いつも通りHさんのご予約に頼るしかなくなってしまった。
なんだか申し訳ない。(毎年部屋が確保されていることにただただ感謝、感謝である。)
さてGWの前半はいいお天気が続き、仕事は相変わらずドタバタしつつもノリノリだったのだが、よりによって天気予報の4,5日
に雨マークがつくようになると、テンションは日増しに?落ちていった。
なんか日本語としておかしいな。「日に日に」の方がいいな多分。
やはり晴れてナンボですからね、写真撮影は。
前日夜も、依然予報が思わしくないため珍しくテンションが低く、どさくさに紛れてバカでかい買い物をネットショップでしてしま
ったりと、どこかチグハグなのであった。電池の充電くらいはしたが、いくら電池食いキングの428レンズがあるとはいえ、大し
て撮らずに帰ってくる展開が十分予想される。充電すらも気合いが入らない。(そうか、普段は充電するのにも気合い入れて
るのか。ほほ〜〜う、そうですか。)
そんな状況だと朝もまともに起きられない。
4時半に目覚ましを鳴らしたのに、動き出したのは5時直前。5時出撃!!!の志は早くも頓挫する。
家を出てから気が付いた。あ、ノートパソコン忘れてきた。最近はデジカメなので、データを入れるパソコンは必須である。
充電してた電池も忘れてきた。(おいおい)
にっこり笑ってUターン。
今日中にたどり着けるのか、オレ。
おまけに車はガス欠寸前だ。こんな時間にどこ開いてる、ガソリンスタンド。そうだ、宍道のとこなら開いてる…。
すばらしいぞ、この綱渡り。
普段ならまず乗らない尾道松江線を木次三刀屋まで全力疾走し、そこから54号に降りて県境へ向かって南下する。木次ま
で対向車0というのも驚いたが、54号を走る軽トラックの遅さにも驚いた(−_−;)
山陰で車を走らせていると、どこからともなく軽トラが現れて、前をチンタラ走るのである。
で、軽トラだからして、長距離は走らない。いつしか田んぼへ森林へ消えていくのであるが、気が付くと別の軽トラがチンタラ
前を走っているのである。はあ。
三次からは中国道を…
と思うのが普通だが、西行きの場合にはかなりの距離を逆走することになるので、あえて並行する県道を西に、高田方面へ走る。
この県道、本当の側道というか、とんでもない道でありまして、過去に何度か通ったときは大騒ぎだったのだが、交通量がそこそこ
増えたらしく、二車線への拡張工事をしているようだ。
高田から中国道へ入り、広島道から山陽へ抜ける。で、岩国手前の大竹で降りる。(せこい)
せこくはない。岩国ICは結構内陸にあるのだよ。
大竹からの一般道と、途中の某ファミレスでの朝ごはんは毎年の定番である。相変わらずお天気はもうひとつだ。
さて、基地の見える堤防に行ってみると、何だコラの猛烈な車列。何でこんなに人が多いんだろう。
おまけに基地内はなんだか駐車場造成中で、明日の朝も油断するとこの会場から離れたこの場所に投げ込まれる可能性があり
そうだ。それはちょっと困るぞ。
お天気ももうひとつで、ジリジリテンションが落ちていくが、さらにテンションを落とすのは決定的に何も飛ばないことだ。
名手ユリギスのプロペラ機が飛ぶには飛んだが、遠すぎて撮影には全く不向き。
いつもなら定期便の貨物機がブルブル飛ぶはずだが、どういうわけか今日はさっぱりだ。
ホーネットが1機来たのと、ハリアーが轟々いいながら通過したくらいである。
聞くところではF-16などは前日飛んでしまっていて、今日は事前予行はないだろうとのこと。
こうしてテンションがた落ち。
しかし日も傾きかけた頃、にわかにエンジン音が鳴り響く。
おう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、スーパーホーネット飛んでくれるんですね!!!感激です。
涙ちょちょぎれる中、飛んでくれましたわね。こういう斜め後ろからがカッコいいと思うのだ、この飛行機。
ちゃんと堤防に鈴なりのギャラリーに向かって背中を見せてくれるあたり、さすがですよね。
こうしてちょっと盛り上がりながら、1日目は終了。
例によって、西から東からのメンバーと合流して前夜祭はどんちゃか騒ぎ。
じゃあ、朝集合ね〜〜〜ってことで、いつもの超朝早起きを敢行し、車列に並び、基地入場。
結果は以下のとおり。まあ、何とか天気が持っただけよしとするかなと。
おそらく国内ではここだけだろうという、ボッカン爆撃(滑走路脇で爆竹?鳴らして、炎と煙が上がる)に向かうホーネット。
航空自衛隊のF-2なんかだと、大抵は会場斜め前方から頭付きするように突っ込んでくるので迫力がありますが、米軍の
場合は基本的に滑走路方向で進入、爆撃、離脱するので、写真に撮るとただの通過〜〜に見えちゃいます。
その航空自衛隊は毎年のことながら、岩国では全体に通過高度も高いので、ここでは省略。
救難ヘリでもそうですが、何気に海上自衛隊のフライトはパフォーマンスレベルが高いのです。
久々にハリアーも飛んでくれたので、お得意の離着陸パフォーマンスが見られました。何年ぶりだろ。
しかしこの格好、独特ですね。角度によってはステルス機、21世紀的なスタイルに見えます。
最後のF-16はどうしようもなく小さく、そして天気も急速に悪化していたので写真はパス。
しめはこれ。前日の練習?が生かされたいいフライトでした。
さあ帰ろう、となるわけだが、これもまた大変なのだ。
今年は誘導が最低で、何と1時間たっても車は一歩も動かず。これはむごい。ちょっと不穏な空気が流れ出したの
で、新幹線利用組は歩いて岩国に向かう。こちらは、どうせ動かないので小一時間の昼寝タイムに突入。気分的
にもリラックス出来たのでよしとしましょう。
門を出て、広島方向は大渋滞なので、逆に西へ向かいます。途中から内陸へ向きを変え、目指すのは岩国IC。
そう、行きは遠くて敬遠したICが今度は渋滞の隠れ蓑になるのですね。裏道を抜けていけば岩国ICは意外と近いのです。
ものすごい細い道や、普通の団地を抜けていかねばなりませんが、これさえクリアすれば、高速を走るだけです。
若干ノロノロ運転もありましたが、多くの車は広島市街へ抜けていくので、こちらの目指す中国道方面はスカスカです。
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